札幌戦プレビュー:ダブルボランチの新たな系譜。


どうも、いしかわごうです。

 本日からJリーグは再開です。
川崎フロンターレはコンサドーレ札幌戦。札幌は実家があるので、前日に飛行機で、札幌入りしました。

東京は猛暑日続きだったし、「猛暑列島日本」みたいな雰囲気だったので、「札幌もそれなりに暑いだろう」と思って気温もチェックせずに、夜に新千歳空港に着いたら、思いのほか涼しかったですね。機内で、まわりの方々がおもむろに羽織るものを取り出した時点で気付くべきだったぜ。

地元駅にはコンサドーレのスケジュールポスターが。

今日の試合、北海道では地上波ゴールデンで流れます。素晴らしいですね。

 アウェイですが、現在3位の川崎フロンターレとしては、首位・サンフレッチェ広島との勝ち点差を詰めていくためにも勝ちを積み重ねていく必要があります。

 天皇杯・水戸ホーリーホック戦から一週間。
チームにどういう変化があったのかを表現すべき試合でもありますが、個人的に注目しているのは、ダブルボランチです。

 大島僚太と守田英正の組み合わせが予想されています。
シーズン途中からエドゥアルド・ネットが外れるようになりこの組み合わせが多くなりましたが、この中断期間中にネットが名古屋に移籍したことで、このダブルボランチが、今後の鬼木監督のファーストチョイスになっていく可能性も高いと思います。

 そしてこのことは、チームにとっても大きなターニングポイントだと思うんですよ。
というのも、これまでのフロンターレというのは、エドゥアルド・ネットと大島僚太のダブルボランチ、そしてトップ下の中村憲剛が、黄金の三角関係でした。2016年に確立して優勝争いを演じ、そして初優勝を果たした2017年にも、この形は受け継がれました。もともとは、風間八宏前監督が見出した最適解でもありますが、鬼木監督はこの三角関係を解体せずに、うまく引き継いでチームを機能させています。

 エドゥアルド・ネットがチームを去ったたため、この三角関係はもう見ることができません。
そして守田英正が中盤に加わったことでどういう化学変化が起きていくのか。チームの新しいスタイルを示していく一戦でもあります。ちなみに風間前監督はダブルボランチに「ゲームコントローラー」としての役割を求めていましたが、鬼木監督はまた違います(そこについては鬼木監督にも聞いております)。ダブルボランチの新たな系譜を作っていってほしいと思います。

 そんな見どころがたくさんあるゲームのポイントを、プレビューではまとめております。

ラインナップはこちらです。

1.「やるべきことをやって、戦う気持ちを持ってやれば、良いパフォーマンスは出してくれるんじゃないかと信じています」(鬼木達監督)。気になる予想スタメン。リーグ戦再開初戦で、指揮官がピッチに送り出すメンバーは?

2.「コンディションは問題ないし、試合の感覚もある程度は戻っていると思っている」(大島僚太)。エドゥアルド・ネット移籍後、軸となるダブルボランチの組み合わせは?指揮官が期待している強みは推進力。

3.「そこの攻防で、こっちが上回ればこっちのゲームになると思っている」(阿部浩之)、「自分がボールを握ってサッカーすることを徹底する。彼らのストロングポイントを出させないために、自分たちが強気でいかないとダメ」(中村憲剛)。中盤のキーマン二人が語る、勝利のポイントとは?

4.「違いをもたらすことができればいいし、ひとつのオプションとして、自分の中で作っていければいいですね」(谷口彰悟)。水戸戦でも披露した谷口彰悟のボランチ起用。アンカー・ショウゴは、チームに「変化」をもたらすことができるか。

5.「ジェイや都倉選手がフォーカスされるけど、キーマンはチャナティップだと思う」(奈良竜樹)。本当に警戒しなくてはいけないのは、空中戦より地上戦。古巣戦に臨む奈良竜樹が語った完封のために必要なこと。

以上、5つのポイントで約6500文字です。

試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第16節・北海道コンサドーレ札幌戦)

よろしくどうぞ。





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