どうも、いしかわごうです。
等々力での鹿島アントラーズ戦は、4-1で勝利となりました。
等々力は一週間前にチケットが完売し、当日の約24000人の満員。鹿島側の熱気もあり、スタジアム全体も良い雰囲気で、お互いに激しさをぶつけ合う一戦となりました。
終わってみればフロンターレの圧勝でしたが、前半の途中からは苦しい時間帯も多かったですし、4-1というスコアほどの差はなかったと思います。それでも、勝ったのはフロンターレでした。
そもそも、この試合の川崎フロンターレは、中心選手である小林悠選手と大島僚太選手の二人を欠いて臨まなくてはいけませんでした。
言ってしまえば、「小林悠と大島僚太の二人がいないチームでどう戦い、どう勝つのか」がテーマとして問われていたゲームでもあったと思います。
そしてこの鹿島戦は、そんな問いに対する回答をピッチで表現することができたとも言えます。
絶対的な存在がいないのならば、知念慶選手と守田英正選手という若手コンビは「フレッシュさ」を発揮し、大久保嘉人選手と中村憲剛選手というベテランコンビは、勝負どころを嗅ぎ分けた「老獪さ」を見せて、それをチームの力に融合させて、フロンターレらしく勝ちました。
小林悠選手と大島僚太選手がいない中で、どう勝つのかを示せたという意味でも、本当に大きい勝利だったと思います。
では、この試合の勝因はどこにあったのか。
ごうnoteのレビューでは、そのへんを掘り下げております。
レビュー書きました。約8500文字です。よろしくどうぞ。➡️ 選手全員が示した「前へ」の姿勢と、強い責任感。そして等々力の圧勝劇を生んだ、中村憲剛の観察眼と、大久保嘉人の老獪さ。(リーグ第9節・鹿島アントラーズ戦:4-1)||note(ノート) https://t.co/NUjBC5hzxb
— いしかわごう (@ishikawago) April 22, 2018
今回のラインナップはこちらです。
1.「何をしたら勝利に近づくのか。それを整理して試合に入りました」。なぜ家長昭博は「超フリーマン」をやめて、右サイドのエリアで仕掛け続けたのか。この試合に向けた攻撃陣に起きていた変化を示す証言とは?
2.「前に出て行かないと相手は釣られない」(阿部浩之)、「空走りでもいいから、走らないといけない。そういうところが良い方向に出たと思う」(家長昭博)、「相手の前でボールを回すわけではなく、攻めも背後に出て行く」(中村憲剛)。徹底されていた「前へ」の姿勢と、ボールホルダーを追い越す動き出し。
3.「うまくスピードを殺さずに、かつ相手に触らせないようなボールを配球できた。自分もあの1点に貢献できたかな」(守田英正)、「ネットだから、変なことして外すかなと思ったけど、うまかったですね(笑)」(阿部浩之)。イメージのシンクロで崩した、ネットの追加点。チームの狙いが凝縮されていた2点目の崩しは、いかにして生まれたのか。
4「向こうの激しい部分に真っ向からぶつかっていこうと思っていた」(奈良竜樹)、「そこで弱気になって先に下がったりするのを鹿島は狙っている。そこは二人とも辛抱強くやれました」(谷口彰悟)。サイドに流れて起点を作る鈴木優磨と金崎夢生の2トップを、マンマークで対峙し続けたCBコンビ。そこにあった、強い覚悟と責任感。
5.若い左SB・小田逸稀の迷いを見逃さなかった37歳・中村憲剛による観察眼と、大黒柱・昌子源をピッチから追いやった大久保嘉人の老獪さ。小林悠と大島僚太の不在でも、フロンターレらしく勝てることをピッチで示した、等々力の圧勝劇。
※追記:6.「もし遠くを見て蹴ろうとか、繋ごうとしていたら行かなかったと思う」。なぜ中村憲剛は、左SB・小田逸稀の「一瞬の迷い」を嗅ぎ取れたのか。そして得点後に、メインスタンドではなくGゾーンまで走ってBKBパフォーマンスを行った理由。
以上、6つのポイントで約10000文字です。
読み応えたっぷりですので、是非読んでみてください。
選手全員が示した「前へ」の姿勢と、強い責任感。そして等々力の圧勝劇を生んだ、中村憲剛の観察眼と、大久保嘉人の老獪さ。(リーグ第9節・鹿島アントラーズ戦:4-1)
ではでは。
ネットのゴールが週間ベストゴールに選ばれていました。あれは本当に見事でした。
https://twitter.com/DAZN_JPN/status/988251659137572864