セレッソ戦レビュー:小林悠が泣いた日。


 
 どうも、いしかわごうです。

 昨日は等々力取材に。
セレッソ大阪戦でした。マッチデープログラムの表紙を飾っているのは小林悠選手。今回は僕がインタビューを担当させてもらいました。

等々力で取材の受付を済ますと、プレスパスの番号が小林悠選手の背番号11番で「こりゃ縁起がいいぜ」とホクホク顔でした。

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セレッソ大阪といえば、昨年のルヴァンカップ決勝や、今年のゼロック・スーパーカップと、悔しい思いをさせられた相手でもあります。

 そんなセレッソ大阪戦の思い出を聞こうとしたら、彼は「あのルヴァンの決勝の後、負けて帰った後、恥ずかしながら家で泣いてしまったんですよ」と明かしてくれました。

・・・えっ、家で泣いたんですか?
インタビュー中、びっくりして聞き返してしまいましたね。

・・・・それは、一体どんな感情の涙だったんですか?
と、よくよく聞くと、小林選手は記憶を反芻しながら、笑顔で話し出してくれます。

「家に帰ったら、出迎えに来てくれた子供から『パパおかえり』と言われた瞬間、なぜか号泣してしまいました。それだけ悔しかったのだと思います。子供を見た瞬間、自分はなんて情けないパパだなと思ってしまったんです。だから、優勝して家族に会ったときは、本当に嬉しかった。かっこいいパパを見せられたと思うし、子供にとってかっこいい父親でありたいですね」

なるほど。お子さんの顔を見たら涙が溢れてしまったんですね。シーズン後に優勝できて、本当に良かったですね。ちなみにこのくだりは、マッチデーのインタビューにもちゃんと掲載していますよ。

 試合のほうというと、知念慶選手のゴールは生まれたものの、小林悠選手のゴールも生まれず、逆転負け。厳しい戦いが続きますが、こういうときほど冷静にの精神を心がけております。

 試合に関する分析や考察は、いつものようにごうnoteのレビューで書いております。

 今回のラインナップはこちらです。

1.「タイミング的には、GKが食いついていたので、GKを外すようなトラップをしました。そうしたら、DFも綺麗に外せた」(知念慶)。等々力での初ゴールを生んだのは、逆風の影響と、相手GKを外す場所にボールを置いた絶妙トラップにあり。

2.「嘉人さんが落ちたときに、もっと自分が前に行けたらなとかはありました」(大島僚太)、「嘉人さんが落ちるので、そこで自由に球を散らしてリズムを作ってくれるんですけど、逆に僕に(ボールが)入ったらサポートがいないところもあった」(知念慶)。攻撃陣にとって「最適のピース」となるはずだった大久保嘉人の、思わぬ苦戦。

3.「なるべく畳み掛ける。追加点を狙っていこう。それはミーティングでも話していました。もっと圧力をかけられればと思ったけど、セットプレーとCKでやられてしまった」(大島僚太)、「昨年は失点しても『行こう、行こう』という声が出ていた。今日は失点したときに下を向く選手が多かった。そういうところは結果につながってしまう」(小林悠)。2失点はどちらもセットプレーだが、「なぜセットプレーを相手に与えたのか」にも目を向けるべき必要がある。

4.「距離感が近いので、ボールを受けた後や、受けるところでのドリブルかパスかの判断ですね」(齋藤学)、「スペースなかった。ああなると厳しいのかな。ウチにとって、ああいう展開が一番やられたくないパターン。それは改めて感じました」(家長昭博)。途中交代でサイド攻撃を担った両翼が感じたこと。そして、それでも前を向くために。

 以上、4つのポイントで冒頭部分も含めて全部で約8000文字です。
試合後のミックスゾーンで取材できなかった大島僚太選手や家長昭博選手にも、翌日に追加取材をしてまとめております。次に進むためには、しっかりと見つめ直すことも大事ですからね。

「フロンターレが強くなる過程では大事な試合だったと思えるようにしたい」(齋藤学)。それでも、チームが前に進んでいくために。(第7節・セレッソ大阪戦:1-2)

ではでは。





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