名古屋戦プレビュー:「相当覚えていますね。なにくそってなったから」(大久保嘉人)。


 どうも、いしかわごうです。

本日は豊田スタジアムで名古屋グランパス戦です。

 豊田スタジアムでの試合は、2015年以来でしょうか。
大久保嘉人選手がゴールを決め、1-0で勝利。GK新井章太選手がプロ初勝利を飾ったゲームでしたね。

この名古屋戦に向けて、話を聞いておきたい選手がいました。

 何人かいたのですが、その一人が大久保嘉人選手です。

今年、フロンターレに復帰しましたが、彼が2013年から2015年にフロンターレで打ち立てた3年連続Jリーグ得点王という偉大過ぎる記録があります。そして、それは風間監督の指導と無関係ではありません。この名古屋戦に向けて、風間監督についてあらためて聞いてみると、「自分は風間さんによって復活したし、感謝しかない」と即答でしたね。

 では、一体どんな試合になるのか。
他の選手と違って、大久保選手は昨年に「川崎フロンターレ」というチームのスタイルとの対戦経験があります。その点を含めて尋ねられると、こんな風に展望を語ってくれました。

「お互いに攻撃的ですからね。向こうはパスを回してくるので、受け身になるとやられる。逆に自分たちがそう。相手が受け身になるとどんどんいける。どっちが先に仕掛けるか。そこの勝負になるかな。こっちのほうが進化しているというのはあると思いますけど、やってみないとわからない・・・・本当にわからないですね。楽しみ」

 ちなみに風間監督の著書「伝わる技術」では、2016年の神戸戦(等々力)のハーフタイムに、怪我で精彩をかいていた大久保選手に、風間監督が「ちゃんとやれ!」と激怒して、まわりに緊張が走ったという描写があります。

 後半、大久保選手は奮起して2ゴール。ゲームも逆転勝ちして、風間監督が「やっぱりお前はプロだな」と声を変えたというエピソードが収録されています。

そのときの話を大久保選手に「覚えてますか?」と聞いたら、「相当覚えていますね。なにくそってなったから」と、当時のことを色々話してくれました。

 よくよく聞くと、本ではだいぶマイルドに描写していたみたいですが・笑、いずれにせよ、大久保選手はそういう「なにくそ」という気持ちをエネルギーにしているとも話していました。

「自分はそうやってパワーが出る。だから試合中にガーッと言って、パワーを出す。貯めていたらパワーは出ない」

 ならば、そろそろ大久保選手のそういう姿もピッチで見たい・・・そんなことも思ってしまいました。ぜひ恩師の前で、そういうプレーを発揮して欲しいですね。

・・・恩返し弾、期待します(鶴、関係ないけど)。
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(いらすとやのフリー素材を使ってみました・笑)

 さて。
試合の見どころは、いつものようにごうnoteで公開しています。鬼木フロンターレ対風間グランパス戦ということもあり、たっぷりと語っています。ラインナップはこちらです。


1.「単純に楽しみではあります」と語る鬼木監督。指揮官対決にも注目が集まる一戦の、気になる予想スタメンは?


2.「スペースが空いていたら運んで、マークをずらせばいい。あとはテンポよく動かすことで相手も付いてこれないのではないかと思います」(車屋紳太郎)。ボールを握る相手だからこそ施した、鬼木流の風間グランパス対策。選手の配置と、練習で徹底させた意識付けから読み解く。

3.ジョーとシャビエルという「スペシャルツー」をどう封じるのか。「そこのマインドを持ってやりたい。向こうもまったく同じ考えでやってくると思いますけどね(笑)」と微笑む、中村憲剛の狙いとは?

4.キーワードは変幻自在!?名古屋守備陣の狙いどころと、組織が整備し切れていない彼らを困らせるシチュエーションを、いかに作り出していくのか。

5.「ボールをたくさん持つほうが勝つわけじゃない。しっかりと点を取って勝つことに集中したい」(小林悠)、「そういうところで差をつけられたらと思っている。90分。最後までやって勝ち切る。それだけだと思います」(中村憲剛)。勝つために身につけた鬼木フロンターレとしての進化を、ピッチで表現する。

 以上、5つのポイントで冒頭部分も含めて約8500文字です。頑張りすぎて、だいぶボリュームあります・笑。ぜひ読んでみてくださいね。

試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第4節・名古屋グランパス戦)

ではでは。





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