ガンバ大阪戦レビュー:色気を出さず、安全に勝ち切る。大人の試合運びで飾った、ホーム初勝利。


 どうも、いしかわごうです。

週末は等々力で取材に・・・・「フロンターレ牧場」ということで、コラボしたミッフィーがいました。

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 試合はガンバ大阪に2-0で勝利。快勝と言ってよい試合だったと思います。

この試合前のプレビューでは、「試合の進め方」、そして「試合の終わらせ方」についてフォーカスして書いていました。三日前のメルボルン戦では、そこに課題を残したためです。そしてこのガンバ戦は、中二日で、しかも水曜ナイターから土曜デーゲームですから、そこにしっかりと向き合う機会でもあったからです。

 試合前日、その点について登里享平選手に考えを聞くと、彼は「効率よく戦う」というフレーズを口にしていたんですね。

「連戦なので、効率よく戦わないといけないですよね。ミスを少なくするところもそうですけど、しっかりと攻撃を完結させること。そこは意識していきたいと思ってます」

 当たり前ですけど、ボールを保持していても、不用意なボールロストやミスによるカウンターを何度も食らってはチームは疲弊します。ガンバとフロンターレの試合といえば、ときにオープンな殴り合いになるゲームも名物でしたが、連戦ですからその展開は避けたいところでした。やはりリードを奪って、ゲームをコントロールする。そして時計の針を進めていきながら、追加点を挙げていく。それが「効率良い戦い方」だと言えます。

 同じことは、家長昭博選手も試合前日に口にしていました。
メルボルン戦で勝ち切れなかった要因として、彼は攻撃陣が2点差にできなかったことに責任を感じているようでした。

「残念な終わり方になったと思うが、ああいうこともある。集中していなかったことはないと思います。相手も点を取りに来ていたので。ああいうのをなくすこと。1点差で後ろに負担をかけていた。(追加点で)もっと楽にゲームを進めるようにしていきたいと思っている」

 一番の理想は、先制点を奪い、さらに追加点を奪った状態で試合を進めることです。ただサッカーはそんなに簡単には物事が運びません。先に先制されるかもしれないし、同点に追いつかれるかもしれない。アクシデントで誰か退場して10人での戦いになるかもしれません。サッカーは何が起こるのか、わからないのです。苦しい時間帯も絶対にあるでしょう。

・・・・そんなことをプレビューで書いたら、実際の試合では、選手たちはその言葉を体現した試合をしてくれました。家長選手なんか、有言実行で追加点を挙げてくれましたからね。カッコよすぎるのではないでしょうか・笑。

 プレビューでも触れましたが、現在のガンバはあまり守備が整備されていませんでした。
特にバイタルエリアのところですよね。ダブルボランチの一角である市丸瑞希選手が頻繁にボールに食いつくことで、センターバックとボランチの間がかなり空くので、そこにクサビのボールが入ればチャンスになりやすい状況が生まれていました。

 そのへんの攻撃の狙いを、試合後の中村憲剛選手に聞きましたが、狙えるがゆえにいつもより狙いすぎないようにもしていたようでした。

「入れれる時は入れて、バイタルで前を向く。ただそこで取られてのカウンターも嫌だった。そこは出す方のサジ加減になる。相手のダブルボランチとCBにいることで、他の選手が空く。自分が全部降りるのではなく、今日に関して言えば、そこのポジショニングを取りながら、ユウのまわりをちょろちょろしながらやれればいいかな。そこを締めてくれば、外からいけばいいかな。攻撃を行き切ることと、ボールを取られないということが大事だったから。下手なボールの取られ方は絶対にしないようにしようと。1-0だと何が起こるかわからないし、2-0でも1点入るとわからない。いつもより安全に、というのはあったと思いますね」

 いつもよりバイタルエリアは攻略しやすかったかもしれませんが、そこで色気を出しすぎると、ひっかけられて入れ替わられてカウンターを食らうリスクもあります。カウンターを受けて走り合いが続けば、チームの体力は消耗します。この試合は、そういうコントロールを心がけながら進めた試合だったというわけです。逆に言うと、大人の試合運びで勝ったとも言えますね。

ゲームレビューでは、そのへんのしたたかな試合運びができていた要因について、深く、深く、掘り下げています。車屋紳太郎選手と、谷口彰悟選手のセンターバックコンビだとなぜあれだけ後方からもボールが動くのかなどなど、試合をディープに振り返りたい方は読んでみてください。

ラインナップはこちらです。

1.「まだ成長している段階。去年のままじゃ勝てない。でも去年、なんで勝ったのか。それを大切にすることも大事」(中村憲剛)。戻る場所があるからこそ、前進できる。この試合で見せた、チームとしての経験値を生かした戦い方とは?

2.「向こうが出てこないなら、無理をする必要はないかな」(阿部浩之)、「チームの中で賢く戦うということができていたと思う」(谷口彰悟)。勝てていない相手に「またか」と思わせた、ネットの一撃。そしてボールを動かし続ける、したたかな試合運びができていた要因とは?

3.「とにかくリズムというか、チームがうまく回るように。自分で持ちすぎないようにしました」(車屋紳太郎)。なぜG大阪戦で、指揮官は谷口と車屋による「熊本兄弟CBコンビ」を起用したのか。つなぎ倒したビルドアップと、被シュート2本の完封劇の背景を読み解く。

4.チームのペース配分を考えながら、前線で守備のスイッチ役を担い続けた中村憲剛。「自分が穴を開けないようにしていた」と語る彼が意識していた、現実的な舵取りとは?

5.まさに「縦横無尽」。誰にも止められない、2年目の家長昭博の進化。そして「ゲームで見て皆さんが判断してくれればいい」と語る、彼なりの美学とは?

以上5つのポイントで、冒頭部分も含めて全部で約8500文字です。読み応えは十分です。

戻る場所があるからこそ、チームは前進できる。そして「縦横無尽」の家長昭博が見せる、2年目の進化。(リーグ第3節・ガンバ大阪戦:2-0)

よろしくどうぞ。





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