「将棋の渡辺くん」の第3巻が発売したぞ:渡辺くんが語る「才能と努力」とは?


どうも、いしかわごうです。

たまには最近読んだマンガや本のことも書いていこうかなと思ってます。

先日、「将棋の渡辺くん」の3巻を読みました。

1年に一冊ペースなので、毎回発売されるのがとても楽しみです。渡辺家の日常を垣間見ながら、いつのまにか棋士に詳しくなったり、将棋界の知識までも身につくという優れものの、ほのぼのエッセイマンガです。

ただ真面目な話もあって、個人的には最初のページで、渡辺くん(渡辺明棋王)が「才能と努力」について持論を展開するくだりが印象に残っています。

渡辺くんは「自分には将棋の才能があると思っている」という前提で、「才能とは何か」を自分なりに明確に定義しているんです。

 ここは、かなりディープなところだと思います。
というのも、逆説的な話になりますけど、才能がない人というのは、「才能とは何か」がわかっていないんですよね。

そこが才能がない証拠でもある。だから、才能を定義できないし、成功しなかったら「才能がなかった」で片付けてしまうんです。

・・・そんな、いろんなジャンルに共通する核心を、実はこのページでズバッと語っているんですよ。深読みし過ぎ、ですかね?・笑。

例えば、「自分は何のために生まれてきたのか」という問いを即答できる人は、そうはいないと思います。

でも、棋士ならば、「将棋を指すため」と言い切るんじゃないかと、僕は思っています。

なぜなら、彼らはそのぐらい自分の全てを将棋に懸けているから。

そうじゃないと、たどり着けないのがプロの棋士だからです。

棋士になっても勝ち続けるのはさらに過酷ですし、先頭集団に居続ける競争の激しさなどは、僕らには想像だにできません。あそこは、そういう競争の中にいる渡辺くん(と、あえて呼びます)の本質が、ちらりと垣間見れたページだったと思っています。

 ただ、全体的には肩肘張って読むような内容ではないので、ご安心を。マンガ内では、将棋連盟フットサル部の棋士のみなさんに協力して制作したサッカー×将棋のコラボグッズについても、紹介してもらっていました。ありがとうございます!

「将棋の渡辺くん」、オススメです。

リクナビの渡辺棋王のインタビューもどうぞ。
「勝ち負け」が必ず存在する世界。「負け」の次は“ただ”這い上がるのみーープロ棋士「渡辺明」の仕事の流儀

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