ACLメルボルン戦プレビュー:空中戦に持ち込むのではなく、地上戦で揺さぶるために。


 どうも、いしかわごうです。

本日は等々力でACL。相手はオーストラリアのメルボルン・ビクトリーです。

ACLは2連敗を喫しており、率直に言って苦しい状況です。今日のメルボルン戦を含めて、グループステージの残りは4試合。一般的な目安として、グループステージ突破には勝ち点10は必要ですから、等々力での一戦で勝ち点3を取らなくてはいけません。

 相手のメルボルンは、初戦の蔚山現代戦を3-3と引き分け、上海上港戦を1-4で敗戦しており、1分1敗という状況です。来週はメルボルンのホームでのフロンターレ戦ですから、再び顔をあわせるわけですが、お互いに、生き残りをかけたホーム&アウェイになると言えそうです。

ここでメルボルンに連勝して勝ち点6を得るという皮算用がよぎってしまいますが、まずはひとつ。鬼木監督は連戦が続いていても、「目の前の一試合」に選手達を集中させるスタンスを貫く指揮官ですし、今日の一戦を勝ちきることが大事だと思います。

 試合のポイントは地上戦に持ち込むことだと思います。メルボルンのスカウティング映像を見た谷口彰悟選手は、その狙いどころを、こう口にします。

「センターバックは二人とも高いので、クイックネスにはあまり対応できていないのは、若干見られますね。苦し紛れのクロスや、なんとなくのクロスは弾かれる。だから、次の試合は徹底してボールを握る、徹底して崩す。そこに頭を揃えておくことが大事だと思います」

 前線にはテクニカルな選手を揃えているメルボルンですが、最終ラインはオーストラリアのチームらしく、大柄なセンターバック2枚が揃っています。ならば空中戦に持ち込むのではなく、地上戦で戦う。この試合の前線は登里享平選手、阿部浩之選手の先発が予想されてますが、メルボルンの守備ラインに対して、あえて小柄な選手をぶつけて、機動力で揺さぶる狙いがあると見ています。そこらへんは見どころでしょうね。

 そこらへんの狙いを深堀りておきたい方は、プレビューをどうぞ。

ラインナップはこちらです。

1.今後の連戦を睨んで、多彩な組み合わせを模索。気になる予想スタメンは?

2.「逆に足元の崩しが減っていますね。そこをもっとうまく織り交ぜて流動的にやれればと思ってます」(小林悠)。前線の組み合わせが変われば、攻撃の特徴も変わる。その最適解を表現できるか。

3.「フィジカルや高さではなかなか勝てない相手だと思っている。グラウンダーで崩していければと思っている」(家長昭博)。空中戦に持ち込むのではなく、サイドの機動力を生かした地上戦で攻略せよ。

4.「スカウティングを見ていても、相手はフロンターレに若干似ている」(新井章太)。つなぐスタイルのメルボルン。こちらの土俵で組み合ってくるのならば、負けるわけにはいかない。

5.「そこで怖がって引いてしまうとかではないし、そこはチャレンジ&カバーを徹底すれば問題ない」(谷口彰悟)。あくまで強気でいく。最終ラインに求められる覚悟とは?

 以上5つのポイントで約7000文字です。
どこに注目してゲームをみると良いのか。試合前にぜひ読んでみてください。

試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ACL第3節・メルボルン戦)

ではでは。





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