どうも、いしかわごうです。
長かった2017年シーズンもリーグ最終節となりました。
今年は試合数が本当に多かったですね。数えてみると、リーグ34試合、ACL10試合、ルヴァンカップ5試合、天皇杯4試合と53試合ありました。
そしてこの公式戦53試合のうち、昨日までの52試合全てでスタメン&ベンチで帯同した選手が存在します。
一人は、小林悠選手です。
全てに試合に彼が帯同したのは、彼がキャプテンだからという理由も大きかったと思いますが、裏を返せば、長期離脱もなくシーズンを送れたから帯同できたとも言えます。そして自身も現在20得点。フロンターレの歴史の中でJ1で20ゴールを挙げたのは、ジュニーニョ、大久保嘉人選手に次いで3人目だそうです。まさに自他共に認めるエースストライカーだと言えると思います。この最終節でもゴールを期待したいですね。
そして昨日までの公式戦52試合全てでスタメン&ベンチで帯同した選手が、実はもう一人います。
・・・新井章太選手です。
もっとも、彼の場合はGKというポジションであるため、その多くはチョン・ソンリョンの控えとしてベンチメンバーとして帯同したものです。ただACLのアウェイも含めてすべての試合に帯同し、いつ出番が来ても良いように準備し続けるのは簡単なことではありません。
大宮戦の前日練習後、そんな話題を新井選手に話しかけると、「よく調べましたね」と笑ってくれました。
「なんだろうな。自分としても全部入ろうと思っていたんです。それは最低条件というか、目標だった。その中で試合に出ないといけない。試合数が途中交代で2回(リーグ戦)。他は7試合かな。(個人的には)物足りない。全然(満足は)していないです」
ラストとなる53試合目はチョン・ソンリョンが強行出場する予定で、新井選手はベンチで控えることが予想されています。ただソンリョンも決して万全ではないですから、それこそアウェイの広島戦のような事態が起きる可能性だってゼロとは言い切れません。でも、その万が一のために常に準備し続けている新井選手がいるので何も心配はありません。
「それはずっと準備している。いつ出ても大丈夫。前日までに良いトレーニングができているので、それが自信になっている」
サッカーは11人でやるスポーツですが、1シーズンは11人だけでは戦い抜けません。新井選手のような存在もいたからこそ、あれだけタイトな日程でも、優勝争いを演じながら粘り強く戦えてこれたのだと思います。公式戦53試合目のピッチでは、そんな思いも選手たちがプレーで見せて欲しいですね。
では、逆転優勝をかけた最終節の見どころをディープに語っていきます。
鬼木フロンターレの、2017年ラストプレビューです。約8000文字。よろしくどうぞ。➡️ 試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第34節・大宮アルディージャ戦)|note(ノート) https://t.co/VpzpFrOxHZ
— いしかわごう (@ishikawago) December 1, 2017
ラインナップはこちらです。
1.「連戦ではあるが、それを抜きにして、自分たちがやってきたものをどれだけ出せるか。それプラス、自分たちのサッカーを出すことが結果につながる」(鬼木監督)。見せるべきものは、チームとしての積み重ねに他ならない。2017年のラストゲームの予想スタメンは?
2.「これ以上の怪我でも出たことがあるので」。守護神チョン・ソンリョンの覚悟を聞いて思い出した、車屋紳太郎とのあるエピソード。
3.「1点とっても、2点目、3点目を狙いにいく。そのほうが脅威だと思う」(谷口彰悟)。「試合の流れを見ながら、チームが一つになって戦えたらいいと思います」(大島僚太)。3試合連続の「ウノゼロ」を目指すべき・・・ではない理由とは?
4.優勝がかかっていたフロンターレと等々力で対戦するのは、どんな感覚なのか。去年の1stステージ最終戦に大宮の選手として先発していた家長昭博に当時の記憶を聞いてみた。そして自らが感じる今年の成長と平常心で臨むために心がけていることとは?
5.「苦しいゲームもコバくん(小林悠)のゴールで助けてもらった。だから、ここで優勝チームのキャプテンにしてあげたい」(登里享平)、「泣いても笑っても残り90分なんで。今、持っているものをみんなが出し切れば良いなと。そこの壁を越えられないと先はないのだから、みんな意識していると思う」(田坂祐介)。2009年の優勝争いを知るノボリとタサカ。二人が語った、その思い。
以上、5つのポイントで約8000文字です。ぜひ試合前に読んでみてください。よろしくどうぞ。
試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第34節・大宮アルディージャ戦)
ではでは。