最近、読んだ漫画:「先生白書」〜冨樫義博がアシスタントに伝えたプロ論とは?


どうも、いしかわごうです。

最近「読んだ漫画」を紹介します。

「幽☆遊☆白書」、「レベルE」、「ハンタ×ハンター」などの大ヒット作で知られている漫画家・冨樫義博先生のアシスタントさんによる回顧録です。幽☆遊☆白書からレベルE時代の、いわゆる初期の時代の話ですね。冨樫信者である自分は買わない理由がありません・笑。

 読むまでは「ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~」のように、肉体労働者のように過酷な仕事現場のエピソードやキャラクター設定のこぼれ話などが中心なのかと思いましたが、どちらかといえば、やわらかいエッセイのような内容でした。作者の味野先生のテイストだと思いますが、これはこれでほんわかして、面白かったですね。

 作品内容に関する目新しい発見などはありませんでしたが(タイトルの由来などはファンには有名ですよね)、連載が終了する半年以上前には、すでに終了が決まっていたことや、それをまわりにも伝えていたというのは、知りませんでしたね。

 例えば魔界統一トーナメントが始まるときは、すさまじい顔ぶれが参加して、「どうやって決着つくんだ?」と思ったら、あっさりと大会が終わって、後日談が始まるという急展開でビックリしましたわけですけど、逆にいうと、連載が終わるのをわかっていて、魔界統一トーナメントを描き始めてしまったわけですよね。発想がナナメ上すぎて・・・・笑。

 この漫画の中で味野先生は、「最初は編集者の描きたいものを描いて、自分の描きたいものは、売れてからの2作目以降に描けば良い」というアドバイスを冨樫先生から受けています。冨樫先生にとっての「プロとは何か」が垣間見れるアドバイスだと思います。

 最初に大事なのは、世に出ることですから。これは漫画に限らず、多くのことに言えると思います。例えばミュージシャンなんてまさにそうですよね。ヒット曲を出してから、自分の好きな音楽を作れるとも言いますし。オリンピックで勝ちたかったら、まずは国内予選を勝ち抜かねばなりません。 
 
 ちなみに冨樫先生の出世作といえば、「幽☆遊☆白書」ですが、その前は「てんで性悪キューピッド」という、当時の少年ジャンプの中でもかなりお色気系(というかエロ)な作品を連載していました。「幽☆遊☆白書」も最初はバトル系の漫画ではなくて、途中からバトル漫画に路線変更してから人気が出ていますからね。きっと自分の中でも思い当たる節があったのだと思います。

冨樫義博先生の昔を知りたい人はオススメです。

ではでは。





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