ガンバ戦レビュー:大島僚太のプレーだけで、ご飯がおかわりできる件。


どうも、いしかわごうです。

ふざけたタイトルですみません・笑。

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 先週末のガンバ大阪戦は1-0で勝利。日本代表GK・東口順昭選手に鬼神のごとくゴールマウスに立ちふさがれた試合として語られる試合だと思いますが、最後にこじあけました。

 この試合で圧巻のパフォーマンスを見せたのが大島僚太選手だと思います。
復帰戦となったルヴァンカップ決勝では、プレーを確かめながらだった印象ですが、ガンバ戦では現役代表勢が揃う相手の中盤を翻弄。ちょっとすごかったですね。

そしてあれだけの出来だったにもかかわらず、試合後のミックスゾーンでは相変わらず言葉が少なめで、試合の感想を求められても「いや、何もないですよ」と言って足早に去ろうとします・笑。とはいえ、守備意識については手応えがあったようでした。

「攻守の切り替えのところはオニさん(鬼木監督)が言っていたし、全員がそれをできていた。相手に(ボールを)収めさせる時間帯ができず、みんなで戻れていたと思います」

 試合後のミックスゾーンではあまりコメントが取れなかったので、オフ明けの20日の練習後、少しじっくりと聞いてみました。

 一番聞きたかったのは、14分の決定機演出の場面ですね。

阿部浩之選手とのワンツーから、動き出していた中村憲剛選手に届けた浮き球パス。中村憲剛選手の放ったジャンピングボレーシュートは惜しくもゴール頭上に超えてしまいましたが、あのタイミングとあの球質であの場所に届いたボールには驚きました。

 あの場面、最初はワンツーをしていた阿部浩之選手に出したパスが少し浮いたのかなとも僕は思ったんですよ。中村憲剛選手を見えていなかったんじゃないかとも思っていたんですね。だから、あの局面での狙いと判断と聞いてみたのですが、彼は「阿部ちゃんに当てるまではケンゴさんは見えていませんでしたが、当てている最中にケンゴさんが走っているなと思って」と話してました。ただあのパスは、狙い通りの軌道ではなかったようで、本人は納得はしていませんでしたが。

 録画を見直す方は、大島選手のプレーを追うだけでご飯おかわりできると思いますよ。

というわけで、今回のゲームレビューでは、後日取材も追記して大島選手をたくさん掘り下げております。

ラインナップはこちらです。

1.「自信をもってやっていくことですね。あれぐらいをスタンダードにやっていきたい」(谷口彰悟)。相手の狙いを外しながら、徹底した「つなぎ」で攻撃の起点を担い続け、鉄壁の対応を見せたザゲイロコンビの凄さとは?

2.「攻守の切り替えのところはオニさん(鬼木監督)が言っていたし、全員がそれをできていた」(大島僚太)。中盤で鬼神のごとく君臨し、「ボールを失わないサッカー」を体現し続けた大島僚太。そして、エドゥアルド・ネットが水を得た魚のように輝いた理由とは?

3.チーム最多となる6本のシュートを放つも、東口順昭のビッグセーブの連続により無得点だった家長昭博。彼が試合前日に語っていた、その「シュート観」とは?

4.「それを止めるか、みたいなのはありましたけど、それまでのチャンスを自分たちが作っていたので」(中村憲剛)。自分たちの攻撃を信じてやり続けていた選手達。そして攻撃で「変えないこと」を選択した指揮官の決断。我慢比べの末に生まれた決勝弾の背景にあった、ふたつの要因を読み解く。

5.「ボールが蹴られた瞬間、ファーポストに転がってくるのではないかというイメージが浮かんだので、思い切って前に行きました」(エウシーニョ)、「セットプレーは『俺が決める』と思って入って行きましたが、それ以外は『誰でもいいから決めてくれ』と思ってました。(決めたエウシーニョは)さすがっす(笑)」(谷口彰悟)。最後は等々力劇場。2017年シーズンはまだ終わらせない。

(※追記)6.「阿部ちゃんに当てるまではケンゴさんは見えていませんでしたが、当てている最中にケンゴさんが走っているなと思って」(大島僚太)。動き出している中村憲剛に届いた、前半14分の絶妙過ぎる浮き球パス。あの局面での狙いと判断を大島僚太に聞いてみた。

 以上、6つのポイントで全部で約11000文字です。どこよりも読み応えはあると思います。よろしくどうぞ。

自分たちの攻撃を信じてやり続けていた選手達。そして攻撃で「変えないこと」を選択した指揮官の決断。我慢比べの末に生まれた決勝弾の背景にあった、ふたつの要因を読み解く。(リーグ第32節・ガンバ大阪戦:1-0)

ではでは。





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