ルヴァン準決勝2nd・仙台戦プレビュー:「チームとしてやってきたこと、やらなくてはいけないことをグラウンドで出せればいい」(家長昭博)。冷静と情熱の間。


どうも、いしかわごうです。

本日は等々力競技場でルヴァンカップ準決勝第2戦・ベガルタ仙台戦です。

ファイナルをかけた一戦となりました。

この第2戦に向けて、選手たちが真っ先に口にしていたのは、「気持ちで負けないこと」でした。

「前回の試合の入りが悪いとは思わなかったが、それを相手に上回れた。まずは自分たちがしっかりと戦う準備をするということ」(谷口彰悟)

「(勝てば突破できるが)そんなに甘いものじゃない。相手もタイトルを取りに来ている。気持ちの部分で上回らないと、絶対に勝てない。この前の試合のおかげではないが、試合の入るときの気の引き締め方も全然変わってくる」(小林悠)

「戦術や相手の出方より、どれだけこっちが勝ちたい気持ちを出せるか。そこに尽きると思う。自分たちらしいサッカーをすれば勝てると思っているし、そこに集中したい」(森谷賢太郎)

 実際、第1戦では、強気とも言えるプレッシャーをかけてきた相手の気迫にとまどい、局面の球際でも勝てず、後手を踏み続けていました。その反省から、まず持たなくてはいけないのは「気持ちの強さ」であると再確認したようでした。

「こないだの前半はチームの良い教訓になった。やっぱり相手も優勝したい。自分たちは、それを上回らないといけないし、上回らないと、ああいう展開になる。それを前半と後半で確認できた。やるべきことをやらないと、3-0だろうと、3-1だろうが相手をひっくり返せない。それはわかっている。やり方とかシステムもあるが、誰かに頼るのではなくて、そういう気概を持ってやること」(中村憲剛)

 気持ちの部分やメンタルにフォーカスした視点で試合を語るのはあまり好きではないのですが、ゲームの入りで「相手に気持ちで負けないこと」が求められます。ただ気持ちを込めつつ、やるべきことをやる冷静さも必要です。クールな家長昭博選手が言います。

「どんな試合でも、いつも次に進むプレッシャーは感じている。ただやることはさほど変わらない。チームとしてやってきたこと、やらなくてはいけないことをグラウンドで出せればいい」

 そして、そのための等々力における雰囲気作りも重要になるはずです。そんな一戦を見せてほしいところです。

試合の見どころは、ごうnoteで公開しています。今回のラインナップはこちらです。

1.注目は採用システムと21歳以下枠の起用法。3バックか4バックか。板倉滉か三好康児か。気になる予想スタメンは?

2.「あのときは自分の勢いだけでやっていたところがありますね・・・決勝も最後に出て」。2009年のナビスコ杯決勝のピッチを知る登里享平が語る、当時の自分と現在の自分の役割で感じる違いとは?

3.仙台がハイプレスで来る2つの根拠。そしてそれを打開するための3つのポイントとは?「やり方とかシステムもあるが、誰かに頼るのではなくて、そういう気概を持ってやること」(中村憲剛)。

4.「こないだの1試合もそうだし、次の試合も考えると、いろいろと我慢しなくてはいけなかった」(鬼木監督)。第1戦目の前半45分、あえて「動かない」という采配をした指揮官。すべては2戦合計で勝つためのベンチワーク。

5.「決勝進出を等々力のサポーターの前で決めたい」。三好康児が語る決意と、夢に向かっていくために過ごしていた日々。

以上、5つのポイントで冒頭の部分も含めると全部で約8500文字です。等々力に向かう道中で読んでみてくださいね。

よろしくどうぞ!

試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ルヴァンカップ準決勝2ndレグ・ベガルタ仙台戦)





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