神戸戦レビュー:何が起きるかわからないから、何かを起こす。


 どうも、いしかわごうです。
先週末は新幹線で神戸に。ノエスタでヴィッセル神戸戦を取材してきました。

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 試合は0-0のスコアレスドロー。
試合終了の笛が鳴ったとき、この内容で勝ち点1は悪くないと記者席で感じていました。展開的に負けていてもおかしくなかった我慢のゲームだったこと、そして同時刻で開催されている首位・鹿島アントラーズ対ガンバ大阪の試合は1-1で終了したと思っていたからです。

 しかし、直後に愕然とさせられます。
そう、鹿島がロスタイムにゴールを決めて、2-1で逆転勝ち。鹿島は引き分けだろうと思っていただけに、ロスタイムで勝ち点3を掴み取る勝ち方には、「マジか・・・」と、さすがに記者席でもダメージが大きくなりました。

 個人的には、「負けていてもおかしくなかった試合を引き分けに持ち込んだ」と思ってましたが、鹿島が勝利したことで「勝ち点2を落とした」というゲームと位置付けなくてはならないのが難しいところです。

 苦戦の要因は、ピッチ状態と相手のスタイルにあったと思います。チームで止めて蹴るの最短スピードを、もっとも追求している中村憲剛選手ですら「違いを出すこと」にあれだけ苦戦したのですから、やはり難しかったのでしょう。ただ、それならそれで発想を変えた戦い方もあったのかもしれません。中村憲剛選手がこんなことを振り返ります。

「こういう場所だったら、流れに関係なく点が入ることがある。どっちも集中していたと思うし、何が起きてもおかしくないピッチ状態。ミドル打つこともそうだし、クロスもそうだし、そのクロスもゴロも上もある」

 思い通りにいかないし、何が起きるかわからない。だから、慎重かつ、セーフティーにやる。敵地ということもあり、フロンターレはそれを選択したわけですが、結局、何も起こすことができませんでした。

何が起きるかわからない。だったら、「何かを起こすために、いつもより思い切ってやる」という違う発想への切り替えも必要だったのかもしれません。もちろん結果論なのですが。

ミックスゾーンでの中村憲剛選手の言葉を聞いていてそんなことを感じつつ、翌日はローストビーフ丼を食べて帰りました。

さて試合のディープなレビューはnooteで公開しております。

ラインナップはこちらです。

1.「つなぐのだったら、自分は出る必要ないので」(長谷川竜也)、「本人に聞いたら『仕掛けたい』ということだった」(車屋紳太郎)。「つなぐ」ではなく「運ぶ」というプレーで、試合終盤に何かを起こそうとしていた左サイドでの仕掛けの狙いを読み解く。

2.「リズムが出なかった。パス、トラップの全てに気を使わないといけない状態。そんな中でどう戦うかを想定していたが、最後までうまくいかないまま終わってしまった」(小林悠)。誕生日弾ならず。いつもの「違い」を出せなかった理由。

3.「確信的にボールが止まらない」(中村憲剛)。その現象が、チームとしての試合運びにどう影響したのか。そして痛恨だった攻守のリンクマン・大島僚太の負傷交代。

4.「こういう場所だったら、流れに関係なく点が入ることがある。どっちも集中していたと思うし、何が起きてもおかしくないピッチ状態」(中村憲剛)。必要だったのは、「何が起きるかわからない。だからこそ 」の発想だったかもしれない。

5.サッカーにおける「確実性」と「非確実性」とは何か。あらためて考えてみる。

以上、全部で約8000文字のレビューです。よろしくどうぞ。

いつもの「違い」を出せずに無得点。必要だったのは「何が起きるかわからない。だからこそ 」という発想だったかもしれない。(リーグ第27節・ヴィッセル神戸戦:0-0)

週末にはセレッソ大阪戦。アウェイ同様、大島僚太選手不在と苦しい展開ですが、ここで踏ん張ってもらいましょう。
ではでは。





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