ACL準々決勝浦和戦(2nd)レビュー:次に向かうために。


 どうも、いしかわごうです。

水曜日は埼玉スタジアム2002での取材。ACL準々決勝2ndレグ・浦和レッズ戦でした。

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試合前、どちらかといえば、フロンターレ側のメディアが多いエリアの記者席で座って待機していたら伊藤宏樹スカウトが声をかけてくれて、隣に座って観戦することになりました。

 ヒロキさんといえば、前回のACLベスト4進出を逃した2009年の時代、ピッチに立っていた主力選手です。あのときのベスト8の相手は名古屋グランパスでしたが、フロンターレは名古屋を得意としていたこと、前線のケネディと菊地光将選手(現:大宮)がエアバトルでやりあっていたことなど、当時の思い出話を少し聞きながら、「あれはもう8年前かぁ」なんて、試合前に思い返してしまいました。

 試合が始まると、フロンターレのゲームの入り方、進め方はFC東京とのルヴァンカップ2ndレグと同じものに感じられました。最低でも2点が必要だった浦和がパワーを持って来るというのは、想定の範囲内であったはずで、そこでしっかりと我慢します。そして少しゲームが落ち着いた時間帯に、一発を食らわせる。エドゥアルド・ネットがゲームを落ち着かせつつ、一瞬の隙をついて中村憲剛選手からエウシーニョに裏1本。

 あの体勢からセンターバックとサイドバックの間を通してしまう憲剛選手のパスも鮮やかでしたが、浦和はシステムを変えたばかりですからね。3バックの一角として出続けていた槙野智章選手は、おそらく4バックで横幅を守る時の距離感にまだ慣れていないのでしょう。あれだけセンターバックとの距離を空けてしまうのは、新システムゆえの問題点だったようにも思えました。

 問題が起きたのは、そこからですね。
同点に追いつかれ、車屋紳太郎選手の退場もあり、10人での戦いに。最初に下がったのは、アシストを記録した中村憲剛選手。そして入ったのは田坂祐介選手です。奇しくも、どちらも2009年のACLベスト8敗退を知る選手でした。

ピッチにはいろんな思いが交錯した後半でしたが、後半45分はほぼ防戦一方になり、最後は力尽きました。

 現地で観戦し、ミックスゾーンで何を聞くか悩みながら選手に質問し、帰りの電車の中でもモヤモヤしながらあれこれ考え、そして深夜に録画映像を見直してもポイントがまとまらず・・・試合翌日の麻生取材で選手に取材して、ようやく落ち着いて書けたレビューです。

 ラインナップはこちらです。

1.劣勢の時間帯で呼び込んだ、エウシーニョの先制点。浦和の新システムの弱点を突いた中村憲剛のアシストと、エドゥアルド・ネットが見せていたゲームコントロール力とは?

2.「とても悔しい思い」(チョン・ソンリョン)。3つの誤算が重なって起きた逆転負け。それぞれの背景を読み解く。

3.このゲームの論点が、中村憲剛を前半で交代させたことではない理由。

4.「そういうメンタル的な勇気を持てなかったこと。そこが問題だった」。試合後のミックスゾーンで田坂祐介が語った「メンタル的な勇気」とは?

5.「たらればになるけど、そこが川崎に足りないかといえば、そうではないと思っている」。試合翌日の練習後、阿部浩之が語ったこと。

 以上5つのポイントで約7000文字です。
このゲームの論点が、中村憲剛を前半で交代させたことではない理由。そして試合後のミックスゾーンで田坂祐介が問題として語ったメンタル的な勇気とは?(ACL準々決勝・2ndレグ/浦和レッズ戦:1-4)

切り替えないといけないですが、そんなに簡単に割り切れるものでもないと思います。個人的にも、書きながらも久しぶりにしんどかったですね。いまは速報性が求められる時代ですし、わかっていたけど、そんなに簡単に結論は出せないですし、それをわかった風にすばやく更新して伝えるのは難しいですね。そういう意味では、ミックスゾーンでの田坂祐介選手と試合翌日に聞いた阿部浩之選手の見解が、自分としては腑に落ちたかな、という感じです。明日は清水戦ですが、次に向かうために読んでもらえると幸いです。ではでは。





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