多摩川クラシコプレビュー:ツキの問題なのか、精度の問題なのか。


 どうも、いしかわごうです。

 本日はFC東京戦。多摩川クラシコですね。

 先日、柏レイソルの日本代表GK中村航輔選手の対談を取材したとき、柏が8連勝していた時期のことを振り返って、彼はこんな風に話していました。

「連勝しているときって、適当に打ったシュートが入っちゃったりするんですよ。そして守りの時はシュートを打たれても、伸ばした手にたまたまあたってくれたりする・・・理論ではない勝負事の流れはあると思います。それが『ツキがある』ってものなんですけど、それを作り出したのは自分たちの実力だと考えているんで、その流れには乗っていこうと考えるようにしますね」

 「運がいい」とか「ツキがあるとき」という状況を論理的に説明するのは難しい部分があります。逆にいうと、「ツキがないとき」というのは、やること為すことが、ことごとくうまくいかない状態になってしまいがちです。だから「ツキがある」、「ツキがない」という状態の解釈をどう捉えるかは本人次第といえるところもあります。

 例えば、前節のジュビロ磐田戦は、フロンターレに「ツキがなかった試合」だったと僕は思っていました。前半、CKのこぼれ球を粘って押し込んだ谷口彰悟選手のシュートはポストに弾かれてましたし、後半、小林悠選手のヘディングゴールバーに弾かれ、阿部浩之選手の狙い澄ましたミドルシュートは2度ほどゴールポストに嫌われました。森本貴幸選手のループシュートもゴールマウスをわずかにそれています・・・全部決まっていれば、5点取れたんじゃないだろうか、と思うぐらいです。入っていてもおかくしくない場面で1本も入っていないのだから、「ツキがなかった」ものとして納得しています。

 そして今週。
磐田戦での大敗を受けてのFC東京戦に臨むにあたって、阿部浩之選手に聞いてみたいことがありました。それは、2度ほどゴールポストに嫌われたあの場面を、彼がどう認識しているかです。

ポストに当たって入らないシュートが1度ならず2度も連続した。「運が悪かった」とか「入らない日もある」と思って、気持ちを切り替えるタイプだと思って聞いたところ、彼はそうではありませんでした。

「いや、両方、ポストの外側に当たっているので。(ポストの)内側に当たって入らなかったらしゃあないと思うけど、(外側なので)自分の精度(の問題)もある。磐田も最後の最後はちゃんと寄せていたし、コースもあんまりなかった」

 なるほど。
ポストに当たっては入らないという場面でも、その内訳が大事なのですね。ポストの内側に当たって入らなかったら、「ツキがなかった」と思うかもしれないけど、ポストの外側に当たって入らなかった場合は、自分の技術に問題があったという認識なわけです。「ツキがなかった」で片付けるのではなくて、「もっと技術を追求すべき」と、自分に矢印を向けていくわけです。

 思えば、あの試合後の中村憲剛選手も似たことを言っていました。

「5点取られているので、下は向いてしまうが、もう一回突き詰めないといけないと思っている。10センチ、15センチの世界。ちょっと縦パスがずれたら相手に引っかかるけど、そこを通せばゴール前まで行ける。もっと正確に、丹念にやらないといけない」

 あれだけチャンスを作りながらゴールネットを揺らせなかったことを「ツキがなかった」として済ませるのではなく、次は決めるための技術力を高める方に力を注ぐ、というわけです。今日のFC東京戦では、選手たちのそういう意識にも目を向けて、試合を見ると面白いかもしれませんね。

戦術面での詳しい見どころは、ごうnoteで公開しています。

今回のラインナップはこちらです。

1.気になる予想スタメン。指揮官の決断に選手たちは何を感じ取ったのか。「信用されているからこそ、絶対に勝たないといけないと思っています」(小林悠)、「それは自分たちで証明しないといけない」(中村憲剛)。

2.中盤を制するものは、多摩川を制す!?橋本拳人と米本拓司のボールハンターがいるFC東京の中盤について「普通のチームとは逆のことをしてくる」と語る大島僚太。新システム攻略のポイントは?

3.鬼木監督も警戒するFC東京のサイド攻撃。「うまく牽制して、相手が出てこれないような仕方をしていきたいですね」(登里享平)。相手のウィングバックに攻撃ではなく守備をさせ続けるためにやるべきこととは?

4.5失点した守備につけるクスリは何か?「連続失点するゲームが多すぎる。そこは絶対に直さないといけないと思ってます」(阿部浩之)。必要なのは「処方箋」よりも「体質改善」である理由。

5.「生で見た中で一番凄い選手はヨシトさん。自分の目標であるのは変わらない」。大久保嘉人について語るとき、小林悠が語ること。

 以上、5つのポイントで約7000文字です。FC東京の新システムにどう対抗するのか。そして阿部浩之選手が指摘するチームに求められる「体質改善」についてはぜひ読んで欲しいと思います。読み応えはかなりありますよ。

試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第20節・FC東京戦)

今回の多摩川クラシコにおけるピッチ上の見どころが良く把握できると思います。よろしくどうぞ。

ではでは。

多摩川オカシコも楽しみですね。


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