どうも、いしかわごうです。
先週のNumber Webで将棋好きのサッカー日本代表GK中村航輔選手と、サッカー好きのプロ棋士・中村太地六段による「中村対談」を行いました。
サッカー&将棋有望株、独占対談!中村航輔×中村太地の「勝負師論」。
その取材雑記を少しだけ。
中村航輔選手は本当に将棋好きで、たくさん「将棋喩え」をして、サッカーを語ってくれて面白かったですね。そして中村太地六段は、王座戦挑戦決定戦で勝利をおさめて、羽生善治王座とのタイトル戦挑戦権を獲得。おめでとうございます!!楽しみです。
とっても濃い対談になったのですが、掲載スペースの関係もあって泣く泣くカットせざるを得なかった部分も多く、収録した内容の3分の1も伝わらない純情な感情なわけですが・・・この取材で中村航輔選手に個人的に聞いてみたいことがありました。
それは今年の等々力でのフロンターレ戦(第3節)でのビッグセーブについてです。
試合開始1分、大島僚太選手からの折り返しを小林悠選手が中央で落とし。それを中村憲剛選手が左足で狙いすまして振り抜いたんですね。鋭く低い弾道のシュートで、中村憲剛選手は感覚的に「入った」と確信した一撃だったそうです。
中村憲剛選手の場合、ミドルシュートが決まるときは、打った瞬間に入るかどうか、手応えならぬ「足応え」で入るかどうかが感覚的にわかるそうです。これは「ミドルシュートあるある」らしく、かつてフロンターレに在籍していた山本真希選手や大久保嘉人選手も同じ事を言っていました。
実際、弾道もほぼ完璧だったように見えました。しかし、柏の若き守護神・中村航輔選手が横っ飛びでかき出したんですね。この反応には中村憲剛選手も驚いていました。
「いや、久しぶりだよ。入ったと思ったのが止められたのは。『きた!』と思ったし、(弾道も)ツーンと行ってた。あれは入っていいし、ナイスキーパーだったと褒めるべき・・・若さっていいね(笑)」(中村憲剛)
対談中、シュートストップに関する話題があったので、このシュートを止めた時の事を聞いてみました。中村航輔選手は「覚えてますよ。たぶんリップサービスも入ってるとは思うんですが、相手選手がそう言ってくれるのはうれしいですね」と少し照れていました。
彼が言うには、考えずとも体が自然に反応するときが一番良い状態だそうで(詳しくは対談を読んでください)、このときもその状態だったのだと思います。
ちなみに今週のポッドキャストでは、この取材の感想から始まり、「どうしてこの対談を企画したのか」、「なぜこの二人をキャスティングしたのか」といった企画の舞台裏も語っています。興味ある方は聴いてみてくださいね。
第8回 中村航輔選手と中村太地六段によるサッカー×将棋コラボ対談は、いかにして企画されたのか。
ちなみに中村航輔選手が愛読している羽生三冠の本はこちらです。
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ではでは。