どうも、いしかわごうです。
浦和戦は4-1で勝利。
スコア的には予想していなかった大差による勝利となりました。
平ちゃんの「今日イチ!」的なポイントを言えば、やはり阿部浩之選手の決めた2点目でしょうか。浦和の最終ラインに構える中央の門が開いた瞬間を見逃さず、絶妙なパスを出したのは中村憲剛選手。
「ボールを止めたらオフサイドになると思ったので、ダイレクトで出した。あれは久々に自分でもしびれました。あの一本で今日の仕事が終わったと思ったぐらい(笑)」
憲剛選手が自画自賛するほどダイレクトパスの弾道が素晴らしかったのはもちろんですが、オフサイドにならないように、パスが出てからスピードを上げた阿部選手の動きもさすがでした。、左足で一回トラップして、素早く左足で流し込みました。タイミングをうまく外したような格好になったシュートで、これには西川周作選手もなす術がなかったようです。
阿部選手は左足でも蹴れますが、彼は右利きなんですよね。試合翌日にあらためて聞くと、「余裕の右利きです。(映像を)見直したら、うまかった(笑)」と笑っていました。
なんであんなぴったりの崩しができるのか。あの絶妙なシンクロについて、憲剛選手がこんな風に話していました。
「あれは信頼でしょ。『出してくれるだろう』、『走っているであろう』という」
なるほど。思えば、シーズン序盤の頃は、例えば甲府戦や札幌戦の時期などは新加入選手との「信頼」がなく、思うように攻撃が展開できませんでした。しかしそこからの我慢の積み重ねにより、チームは成熟しつつあります。それが実った2点目だったようにも思えます。
さてゲームのレビューですが、他にも見所はたくさんありました。いつものように深掘りしております。
そんなわけで渾身の浦和戦レビューです。約7000文字。よろしくどうぞ。➡️ 必然だった先制点。信頼で生まれた追加点。そして勝利を決定づける3点目と4点目を呼び込んだ、家長昭博の献身性。(リーグ第13節・浦和レッズ戦:4-1)| https://t.co/a0zDszysPH
— いしかわごう (@ishikawago) July 6, 2017
ラインナップはこちらです。
1.「奇襲ではないが、向こうは〔4-4-2〕で多少は面を食らった。ただ長くやっているシステムではないので、しっかりボールを保持すれば相手の守備は崩れる。少し動かしたら穴がたくさんあった」(中村憲剛)。阿部勇樹のマンマークを逆手に取りながら見つけた、浦和守備陣の不備とは?
2.「相手もしっくりきていなかった感じがありましたね」(小林悠)。必然だった先制点。浦和の中央の門は、なぜ簡単に開いてしまったのか。
3.「あれは信頼でしょ。『出してくれるだろう』、『走っているであろう』という」(中村憲剛)。生まれ始めた阿吽の呼吸。阿部浩之のバースデー弾を「信頼」でアシスト。
4.前半から後手を踏んでいた左サイドの対応。「CKになった部分は自分の負けだと思っているし、もっとやれたと思っている」(車屋紳太郎)。守備の問題点は何だったのか?
5.「アキくんが競り勝つと信じていたし、それが絶妙なスルーパスになった」(小林悠)、「まずアキさんが縦にランをしてくた。それが自分の中で大きいポイントですね。それで相手を下げてくれた」(長谷川竜也)。勝利を決定づける3点目と4点目を呼び込んだ、家長昭博の献身性とは?
以上、5つのポイントで約7000文字です。
試合翌日の後日取材も追加しておりますよ。読み応えは十分です。よろしくどうぞ。
浦和の中央の門は、なぜ簡単に開いてしまったのか。必然だった先制点。信頼で生まれた追加点。そして勝利を決定づける3点目と4点目を呼び込んだ、家長昭博の献身性。(リーグ第13節・浦和レッズ戦:4-1)