どうも、いしかわごうです。
本日は吹田スタジアムでガンバ大阪戦。ガンバ戦ということで前線の阿部浩之選手に注目が集まっていますが、ここではあえてチームの後方の選手に目を向けたいと思います。
それは、センターバックのエドゥアルドです。
今シーズン、復帰後のエドゥアルドが先発したリーグ戦4試合。実はエドゥが先発した試合ではまだ失点していません。前節のサンフレッチェ広島戦でも、終盤の時間帯は相手のクロスボールをことごとく跳ね返し続けました。隣にいた谷口彰悟選手は、その強さをこう絶賛します。
「エドゥはゴール前は、特に頼りになる。ヘディングもそうだが、体をぶつける強さがある。ドシッと構えるところというか、そこはあらためて感じるところ。エドゥが真ん中にいれば、そう簡単にはやられない。その頼もしさはありますね。苦しい展開もあるが、最終的なところをやらせない。それができていると思います」
今節対戦するガンバ大阪の前線には、明確なターゲットマンを置いています。前節のヴィッセル神戸戦ではパトリックがおり、試合途中からは長身FW・長沢駿選手が出場しています。その神戸戦での決勝弾を決めたのも長沢選手で、サイドからの速いクロスを頭で飛び込んだ一発で1-0で勝利しています。
単純なロングボールを放り込んでくれれば難しくないのですが、ガンバの空中戦がやっかいなのは、スペースにめがけたロングボールではなく、サイドで角度をつけたクロスを、狭いエリアに上げて来ることです。このボールをどれだけ集中して対応し続けるか。そこはこの試合における守備のポイントになります。
今年の天皇杯決勝の敗戦後、吹田のピッチにしばらく倒れ込んでいたエドゥアルドの姿が、忘れられません。その後、肩の手術を終えて復帰した彼にとっても、この吹田という場所は特別なのではないかと思います。ぜひ無失点を継続してほしいですね。
では、試合のディープな見所はいつものようにごうnoteで公開しています。
実は中村憲剛からのアシストによる得点はない阿部浩之。遠藤保仁からのパスとの違いについて感じることも聞いてみました。➡️ 試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第16節・ガンバ大阪戦)|note(ノート) https://t.co/pOjpQfXdw3
— いしかわごう (@ishikawago) June 24, 2017
今回のラインナップはこちらです。
1.見え始めた最適解。その顔ぶれと布陣で臨むガンバ戦。気になる予想スタメンは?
2.「食いつく人たちですから、うまくそこを逆手に取れればいいかな」(中村憲剛)。攻撃のポイントは、こじ開けるのではなく、いかにかいくぐれるかにあり。
3.「うまく入れ替わってしまえば、チャンスを作れるというイメージがある」(小林悠)。得点のヒントは吹田での決勝弾にあり。ガンバ大阪相手だからこそ生きる、小林のスタイルとは?
4.気をつけなくてはいけないのは、サイドからのピンポイントクロス。谷口彰悟がこの試合で心がけている「中のコンパクトさ」とは?
5.倉田秋と藤春廣輝の連携で作り出してくる左サイド攻撃を食い止めろ。生かしたい、昨年の2nd最終節での教訓。
6.「ゴールに直結する(パスを出す)のはケンゴさん。その前の崩しという部分はヤットさんで、どっちも味方にとってはやりやすいパスが出てくる。今はケンゴさんとやっているので、ゴールに直結するような動きをしたいですね」(阿部浩之)。中村憲剛からのアシストで、古巣からのゴールは生まれるか。
以上、今回は6つのポイントです。冒頭部分も含めると約6000文字。相変わらずマニアックですが、読み応えは十分となっております。よろしくどうぞ。
試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第16節・ガンバ大阪戦)