どうも、ごう・いしかわです。
本日は等々力競技場でACL第4節・広州恒大戦です。
昨日の雨と寒さが嘘のように、春らしい天気ですね。とはいえ、ナイターなので、まだ寒いとは思いますが。
ACLのグループは広州と水原が勝ち点5で、フロンターレが勝ち点3。最下位のイースタンSCは勝ち点1ですが、上位3チームは団子状態でひしめきあっています。今日の試合を入れて残り3試合。勝ち点計算をすればするほど、この広州戦が重要であるとわかります。
2年前のアジア王者である広州恒大。監督はスコラーリで、ボランチには現役ブラジル代表・パウリーニョがいます。前回対戦時も、中盤では別格の存在感でした。
対峙するフロンターレのボランチには、板倉滉選手の起用が予想されています。板倉滉選手は、アウェイでの一戦でも先発しましたが、前半はうまくボールが動かせず。チームは機能不全になり、結局、前半途中で交代となるなど悔しい思いをしています。それだけに、リベンジの気持ちを強く持って臨む一戦になります。あらためて聞くと、やはり悔しさが残った一戦だったと口にします。
「ファーストプレーでパウリーニョに突つかれて、威圧感を感じてしまったんです。緊張をしていたわけじゃないですけど、スタジアムの雰囲気も含めて、いつも違った。フリーでボールを受けられた場所でも、フリーと感じなかった。威圧感を感じてしまったし、いつも通りにやればいいところをできなかった。それが悔しいですね」
スタジアムの異常な雰囲気に飲まれたこと、そして最初のプレーでパウリーニョに圧力を受けたことで、自分の持ち味を出さなかったと振り返っています。彼はまだ若手ですから、そこらへんは「経験不足」と言えるかもしれません。ただその苦い経験を生かすかどうかは、この試合にかかっています。
「自分のプレーをして、潰すぐらいの気持ちでやりたい。楽しみですね」
かといって、過剰にパウリーニョを意識し過ぎないことも同じぐらい大事だと思います。「ブラジル代表と戦うわけじゃなくて、広州恒大と戦うので、あんまり意識しすぎてもいけない」と話していたのは、中村憲剛選手。対パウリーニョについて、こんな風に語っていました。
「局地戦は分が悪い。こないだの試合も何回か甘いボールをひっかけられてカウンターを受けた。でもまわりと連動してはがせれば、十分にボールを回せる。彼の範囲に入らなければいい。逆に彼をおびき出して、バイタル(エリア)が空くというのもあった。バイタルを埋めてくるなら、今度は前を向ける。相手を見ながらやれるかだろうね」
相手を見ながら、臨機応変にやることがポイントになります。そんな試合のディープな見所は、いつものようにごうnoteで公開しています。
見どころを書きました。約6500文字です。よろしくどうぞ。/ 試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ACL第4節・広州恒大戦)|note(ノート) https://t.co/xSxhU9N91c pic.twitter.com/Didu8ujlyI
— いしかわごう (@ishikawago) April 12, 2017
ラインナップはこちら。ポイントは5つです。
1.ワントップは小林悠か、それとも森本貴幸か?気になる予想スタメン。
2.「強気にやること。いつもの自分たちのやり方を徹底したい」(谷口彰悟)。百戦錬磨の名称・スコラーリ監督の仕掛けてくる「強者の駆け引き」とは?
3.いかにしてゴールを奪うのか。「背後に抜けてもらう動きは、相手のDFラインを下げるためにもなるし、囮にもなれる」(長谷川竜也)。長谷川の考える、ハイネル・システムの狙いとは?
4.「起点をしっかりと潰すこと。攻めているときのバランスが大事になると思います」。甲府戦での教訓を生かす一戦。グラールとアラン、そしてパウリーニョに仕事をさせないために、奈良竜樹が語ったカウンター対策のポイント。
5.中盤で対峙するのは、現役ブラジル代表ボランチ・パウリーニョ。「素直に嬉しい。嬉しいというよりは、潰したいぐらいの気持ちでやります」。板倉滉が語った、リベンジの強い思い。
以上、5つのポイントで約6500文字です。試合をより深く、濃く楽しみたい方にぜひ読んでいただきたく思います。等々力に向かう前にこれを読んで、試合のイメージを掴んでもらえると幸いです。
試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ACL第4節・広州恒大戦)
ではでは。
どうやら広州恒大はアウァイ側を2500人で埋めるとのこと。ACLのアウェイ側がそこまで埋まるのは、フロンターレでは初めてでしょうね。負けられません。