名人と竜王。お互いの棋風をサッカーチームに例えると?







 今日から、将棋名人戦が始まっております。

そして『NHK将棋講座テキスト』の3月号(先月号)で執筆したNHKトーナメントの観戦記が、一部ネットで閲覧できるようになっていました。3回戦で佐藤天彦名人対渡辺明竜王という豪華なカードを担当させてもらいました。

 渡辺竜王の序盤の構想と仕掛けをめぐる水面下での攻防、そして中盤から終盤にかけての天彦名人の粘りなど、見応えある熱戦でした。

「決勝戦でもおかしくない」 名人vs.竜王の激戦

 ちなみに、お二人ともサッカーファンであり、フットサルをする間柄でもあります。

 観戦記の取材では、お互いの棋風をサッカーチームに例えてもらいました(というか、将棋の観戦記の取材でこんなことを聞くのは僕だけかもしれません・笑)。

渡辺竜王は「彼(天彦名人)は今、アトレティコ・マドリード(スペイン)のファンらしいのですが、まさにそういうイメージですね」とのことでした。近年、「最強の盾」とも評される守備力を誇るチームですけど、確かに天彦名人の棋風に似ているかもしれません。

 一方の天彦名人は、「一昔前のマンチェスターユナイテッド(イングランド)とかですかね。手数をかけすぎない、鋭い攻めが特徴という感じで」と渡辺竜王の棋風を例えていました。

なるほど、なるほど。やっぱり棋風と好きなサッカーチームのスタイルは、どこか似てくるのかもしれない・・・攻撃的なサッカーチームが好きな僕は、やっぱり攻め将棋ですから。

バックナンバーも購入できますから、サッカーのレビューとは違う、いしかわごうの観戦記をお楽しみください。

現在映画が公開中の「3月のライオン」。将棋がよくわからない人にはオススメです。

天彦名人の新書が今月出るそうです。ビジネス書ですね。





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