鳥栖戦レビュー:ふと思い出した、去年のネットのプレーぶり。







どうも、ごう・いしかわです。

 先週末は等々力取材に。
ホーム開幕戦となったサガン鳥栖戦は1-1のドロー。

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 攻め込みながらも、「最後の詰め」にもどかしさを感じる内容でしたね。
なんといいますか・・・・ゴール前の攻略をパズルを解くことに置き換えるならば、そのピースとも言える選手の組み合わせが、まだピタリとハマらない感じですね。

 ここ2~3シーズンを振り返ると、ゴール前の「最後の詰め」を担ってきたのは、主に大久保嘉人選手であり、小林悠選手であり、エウシーニョでした(昨年だと中村憲剛選手、一昨年までだとレナトも含まれるかもしれません)。

 移籍したストライカーの不在を嘆いても不毛なのでそこは触れませんが、そういう意味で、エウシーニョの離脱が地味に響いていますね。右サイドの大外から、相手守備陣の背後を取ってしまうあの動きは、ここ2シーズン、攻撃陣の絶妙なバランスを支えていたのだなぁ、と痛感します(登録はサイドバックですけど)。

 ただ、なかなか思うようにうまくいかない「この感覚」もシーズン序盤にはつきものですし、同じような現象は去年もありました。

 例えば、去年のホームで行ったサガン鳥栖戦(1st第6節:1-0)を覚えているでしょうか。

 ロスタイムのラストプレーで大久保嘉人選手がヘディングを決める、劇的すぎる勝ち方だったわけですけど、この試合では、中盤の大島僚太選手と新加入のエドゥアルド・ネットの新ボランチコンビが機能しませんでした。あまりにも機能不全となったため、風間監督は、前半20分頃にトップ下の中村憲剛選手をボランチに落として、彼にゲームをコントロールさせています。

 いまでは盤石とも言える大島&ネットのボランチコンビですが、当時のネットは、前線の選手が「いま!」という縦パスを入れて欲しいタイミングでボールを保持してしまったり、パスを出しても受け手の足元に正確には届かない雑なパスであったりと、ボールを持ったときに、受け手がタイミングをつかめないパスを出す選手だったんです。さらにパスを出したら受け直しをせずに出しっぱなしだったりと、リズムを乱してしまうことも多々ありました。

 正直、「フィットするのは難しいのでは?」と思っていたのですが、それでも、真ん中のゾーンをカバーできる守備範囲の広さ、局面勝負でのリーチの長さと球際の強さなど、守備における自分の持ち味を出しながら、ネットは少しずつチームの攻撃にも馴染んでいきました。

 いまではチームに欠かすことのできない選手であるのは、誰もが認めると思いますが、そんな時期も去年の序盤はあったわけです。もちろん、最初から全てが機能すれば言うことなしなんですが、ある程度、時間がかかることも「コスト」として我慢する必要はあるのだろうな、と。

こないだの鳥栖戦の前半も、あの堅い最終ラインを中村憲剛選手とのワンツーで入っていき、地上戦で攻略しようとしていましたからね。あれで決まっていたら、あのプレーでご飯おかわりできますわ・笑。

さて、試合の詳しい見所はごうnoteで書いております。

ラインナップはこちらです。

1.攻撃の狙いは、「ズラして、ズラして、クサビを打つ」。鳥栖守備陣の「ズラしやすかったポイント」をめぐる攻防。

2.「相手のスーパーゴールだったが、きっかけは自分たち」。車屋紳太郎が悔やんだエアポケットは、なぜ起きた?

3.「足元で受ける選手が多かったので、そのへんで動きが少なかったと思います」(登里享平)、「ヨシトさんやレナトのように一人で相手二人をはがせる選手はいない。それだったら、走りや動きの中で外していくしかない」(田坂祐介)。サイドバックの二人が感じる、ゴール前に必要な「動き」とは?

4.「ボールを持てたけど、最後の一手を出せていない」(田坂祐介)。ハマらないゴール前のパズルを、どう解いていくのか。

5.後日取材による深堀りポイント追記。「あの失点シーンだけではないですけど、あの前後で鎌田選手がサイドバックの裏に流れる動き、ランニングを何回かしていた」(谷口彰悟)。「成功例を見せているわけだし、まわりの選手が、『ああこうやるんだ』と思ってくれれば、先に進める」(中村憲剛)。「向こうの狙いは、そこで取り切るところだった。でも、そこで(ボールを)失わなかったのは、僕らがつなぎ倒せていたから」(大島僚太)。

以上、5つのポイントで全部で約8000文字です(※3月7日にポイント5を追記しています)。

「ボールを持てたけど、最後の一手を出せていない」(田坂祐介)。ハマらないゴール前のパズルを、どう解いていくのか。今後の宿題を渡された一戦。(リーグ第2節・サガン戦:1-1)

試合を深堀したい方、ぜひどうぞ。ではでは。





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