どうも、ごう・いしかわです。
本日は等々力でACL水原三星戦。
いよいよ2017シーズンが始まります。昨日は、等々力で行われた前日練習の取材に行ってきました。
国際大会なので、練習の冒頭15分のみ公開。そして練習後には、鬼木監督と小林悠主将による前日会見も行われましたよ。前日会見があると、ACLって感じがしますね。
韓国の水原三星はカップチャンピオン枠からの出場。
3トップ、ジョナサン、サントス、ヨム・ギフンが強力で、特に韓国代表経験も豊富な左のヨム・ギフンが起点になった攻撃展開、前線のブラジル人への一発のカウンターがあります。
守備では、前から強いプレスをかけてきてのショートカウンターという形も持っているので、そこの網にハマらないことや球際で負けないこともポイントになると思います。
あるいは、相手が強くぶつかってくるのであれば、むしろその力を利用してしまえばいい。そういう発想で戦おうとしているのは、中村憲剛選手です。
「相手は人に激しく来るということは、それだけ球離れをよくして、出して、動いてを繰り返していけばスペースは出てくるということ。一回ボールを取られたからといってやめないで、何回もトライすることが大事だと思っている」
鬼木フロンターレとして迎える初戦。こういう発想と強気な姿勢を、今日の等々力のピッチで選手達に見せて欲しいですね。
ちなみに試合前日練習後。帰っていくフロンターレの選手たちと入れ違いで、水原の選手たちが練習のために等々力入りしてきました。ミックスゾーンですれ違うような格好になったわけですが、中村憲剛選手は、去年まで鳥栖にいたキム・ミヌ選手を見つけて、「ミヌちゃん!よろしく、明日!」と呼びかけて、握手をしていました。ミヌ選手も駆け寄ってきて、「よろしくおねがいします」と丁寧に挨拶していました。
良い光景ですね。それ以上に、「・・・ちゃん付けで呼ぶ間柄だったんだ」と思っていたら、「いや、勝手に呼んでるだけ」とのことでした・・・さすがです・笑。
なおソンリョン選手にとっては古巣対決です。
あちら側のロッカーに向かっていき、元チームメートたちとずっと談笑していたようでした。思えばソンリョンとは2010年のときに城南一和の選手としてフロンターレとも対戦しているんですよね。今回はJリーグの選手として、ACLでKリーグのチーム、しかも古巣と対戦するわけです。どんな感覚なのでしょうか・・・以前聞いた時、こんな風に話してくれました。
「それはもう、すごく楽しみです。相手チームとして対戦することが楽しみ。もちろん勝ちたい。強い意識を持って、最善を尽くしてグラウンドで表現すれば、必ず勝てると思います」
さて。
長々と書いてしまいましたが、この試合の具体的なポイントはごうnoteで公開しています。
初陣の見どころ、書きました。約8000文字。今季もよろしくお願いしますね。 / 試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ACL第1節:水原三星戦)|note(ノート) https://t.co/AOTiLIlNrE pic.twitter.com/3HkwWTKSAk
— いしかわごう (@ishikawago) February 21, 2017
初戦なので、ポイントはたくさんあるんですけど、5つに絞って書いてみました。
1.流動型か、推進力型か。前線の組み合わせはどうなる?気になる初陣の予想スタメン。
2.「体と頭がしっかりと起きてからトレーニングに励めている」。トレーニングメニューを通じて小林悠が感じている、チームとしての取り組みと変化。
3.「細かいところもすごく言われるので、かなりやっているほうだと思います」(車屋紳太郎)。緻密に作り上げてきた守備陣のライン統率を任されているのは、新加入の舞行龍ジェームズ。彼が意識してきたこととは?
4.勝利のカギを握るのは、やはりフリーダムな中村憲剛。ポイントは、「いかに相手を困らせるか」にあり。
5.開幕戦だからこそ、あえて指摘しておきたい。新しい変化の中でも忘れてはいけない戦い方の優先順位の話。
以上、全部で約8000文字ほどです。これを読んで、試合に向けたイメージを作ってから試合を見てもらえると、ゲームが5倍楽しくなる・・かもしれませんので、どうぞよろしくお願いします。
試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ACL第1節:水原三星戦)
ではでは。等々力でお会いしましょう。