どうも、いしかわごうです。
メルマガでも触れましたが、やはりブログでも。
2016年のJリーグ年間最優秀選手に、中村憲剛選手が選出されました。
一夜明けた昨日の練習後、あらためて感想を聞きましたが、第一声で「・・・・祝福しかされていません・笑」と一言。学生時代からの友人の祝福もたくさんあったようで、「それだけみんなを喜ばせたし、幸せにできたのかな」と笑顔でした。
壇上でのスピーチでは、掃除のおばちゃんも含めてたくさんの方たちに感謝の言葉を述べてましたが、Jリーグの初代MVPである、カズこと三浦知良選手のことにも触れていたのが彼らしかったです。
大きなバルーンから登場して、真っ赤なスーツでポーズを決めていたあの姿をテレビで見た時、中村憲剛選手は中学一年生でした。あのカズさんの姿を引き合いに出して、彼は「20年後ぐらいにあそこに立つとは思わないでしょう」と言っていました。
なにせ中学一年生のときの中村憲剛選手といえば、身体が小さくて(中学入学時の身長は136cm)、フィジカルの壁にぶち当たったことでサッカーが嫌になってしまい、「プログラミング研究会」に入っていたという、言ってしまえば、「暗黒期」を過ごしていた時期でもあります。
詳しくはこちらを読んでください・笑。
でもそういう子が、頑張れば36歳でもJリーグのMVPに選出されるわけです。
「MVPの発表前に、歴代の選手の映像が流れるんですよ。ドゥンガとか、ジョルジーニョとか・・・・あそこに入れるというのは、相当すごいこと。でも、そうやってつながっていくのかな。将来、あれを見た子が『あそこに肩を並べて嬉しいです』というコメントを残す。自分は中学生の時にJリーグが始まったし、またそうやってつながっていくのかな」
こうして歴史が紡がれていくことを本人は感慨深げに語ってくれました。
なお昨日は、平日ながら、練習見学するサポーターがたくさん。
ファンサービスでの憲剛選手は「MVPって書いてください」というリクエストをたくさん受けていたようで、「恥ずかしがることじゃないんだけど、自分でそれを書くのがね・・・」と照れておりました。
36歳での受賞は、史上最年長記録です。
そこから伝わるであろうメッセージを、彼はこう話していました。
「36歳の選手が、MVPをとる・・・若手は『もっと頑張れよ!』と思われるだろうし、30歳ぐらいの選手は『ケンゴがやるなら、もっとやんないと』と思うかもしれないですよね」
まだまだ年齢に抗い続ける中村憲剛の姿を見たいですね。
JリーグMVP、おめでとうございました!!