神戸戦レビュー:前と後ろを一致させるということ。







 今さらながら、先週末の神戸戦。
ノアビアスタジアム神戸に行ってきました。

img_5733

10月ですし、東京は肌寒かったので羽織るもの持参で訪れたのですが、思った以上に蒸し暑かったですね。Tシャツで十分でした。そしてスタジアムは動員をかけたのか、チケット完売で25000人超えの満員。すごい雰囲気でした。

 試合は攻撃陣は決めるべきチャンスに決められず、守備陣は止めるべきピンチで止めることができず・・・・その結果、0-3という思わぬ大差で敗戦を喫してしまいました。

 決めるべきときに決め切れない。それを「決定力不足」で片付けてしまえば簡単なんですが、この試合に関して言えば、そうではないと思っています。では、何だったのか。そこらへんをごうnoteのレビューでは書いております。

今回のラインナップはこちらです。

1.「ボールを奪って前を向いたときに、前の選手がプレスバックできないぐらい、間延びさせられてしまった」(大島僚太)。見逃してくれなかった、敵将・ネルシーニョの狙いとは?

2.「今日に関しては、そこにボールが入るまでに時間がかかってしまった」(中村憲剛)。機能し切れず、チャンスを決め切れなかった攻撃陣を分析してみる。

3.試合前日に大久保嘉人が語っていた「ずる賢くやらないとね」の意味を、試合後に考えてみた。

4.「そこが一番大事なところだと思います。フロンターレは技術重視ですが、勝つチームはそういうところをちゃんとやっている」。車屋紳太郎が語った、神戸守備陣から学ぶべきもの。

 以上4つのポイントで約6500文字です。
特にポイント4の「そこが一番大事なところだと思います。フロンターレは技術重視ですが、勝つチームはそういうところをちゃんとやっている」。車屋紳太郎が語った、神戸守備陣から学ぶべきもの。 のところは、残りのリーグ3試合&チャンピオンシップに向けて取り戻さなくてはいけないポイントだと思っています。

「そこが一番大事なところだと思います。フロンターレは技術重視ですが、勝つチームはそういうところをちゃんとやっている」。車屋紳太郎が語った、神戸守備陣から学ぶべきもの。/リーグ2nd第14節・ヴィッセル神戸戦:0-3

 試合後、中村憲剛選手が口にして印象的だったのが、「前と後ろの一致」というフレーズでした。
「前と後ろが一致しないと勝てない。後ろが守っているときに前が決める。ウチはそうやって勝ってきた。前だけがよくて勝ってきたわけじゃないし、後ろだけがよくて勝ってきたわけじゃない」

 幸いにも、次の試合まで3週間あきます。このインターバルで、どれだけ前と後ろを一致させてチームに戻れるか。

 
 ちなみにフロンターレの現在の年間勝ち点数は66。年間順位が2位になったとはいえ、残り3試合残してこの勝ち点はかなり高い数字といえます。

 2005年以降、過去年間最多勝ち点数は、昨年の広島が、記録した「74」。これが歴代最多で、それ以前だと2006年浦和、2007年鹿島、2010年名古屋、2011年柏の4クラブが優勝時に記録していた「72」になります。

現在のフロンターレは残り3試合のうち2試合勝てば「72」、全部勝てば、この74を超える「75」まで伸びます。

過去フロンターレは、リーグ戦で3度ほど2位になっていますが、そのときの勝ち点はというと、
2006年が「67」、2008年が「60」、2009年が「64」となってます。なお最終節で3位に滑り込んだ2013年は「60」でした。

こういう数字を見ると、残り3試合の状態で勝ち点「66」を叩き出している今年のチームが、いかに勝ってきたのかがわかると思います。2位になったからといって、あきらめるなんてもったいないです。浦和のことはさておき、リーグ残り3試合、全部勝って「75」に達してフィニッシュしてもらいたいですね。

ではでは。





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です