2002年のトルコ戦のような不完全燃焼感はなかった。スコアレスでの敗退だったけど、やり切った感はすごくありました。
駒野選手を責めることはできません。
ロベルト・バッジォだってはずすのが、ワールドカップのPK戦なんだから。
例えば07年のアジアカップ、オーストラリア、韓国とのPK戦で、彼がしっかり決めたことを覚えている人はどれだけいるだろうか。誰かがはずさないと決着がつかない。そしてはずした選手だけが記憶に残ってしまう。PK戦なんて、そんなもんだ。
それよりも彼は試合中、守備のタスクを忠実に果たしながら、攻撃にも出ていくという激しい上下動を、120分間やり続けた。日本代表の右サイドバックにふさわしいパフォーマンスを見せてくれたことを評価したい。
・・・フロンターレの選手たちについては、語ることが多過ぎますね。頭が整理してから、またの機会に。
日本サッカー史上初のベスト8進出はなりませんでした。
4年後はブラジル大会の決勝トーナメントのベスト16から始まるわけではありません。ここにたどり着くには、まずはアジア予選から一歩ずつ勝ち抜いていかなければならない。そしてまたその壁に挑むには、選手もクラブも、サポーターもメディアも、もっともっと成長していく必要がある。
幸いにも、僕ら日本人にはJリーグがある。長谷部選手が、Jリーグのことに触れてくれたのが、なんだかうれしかった。まずはこの日常からコツコツやっていきたい。