どうも、いしかわごうです。
先週末は、等々力競技場で行われた天皇杯2回戦・ブラウブリッツ秋田戦を取材。
天皇杯のポスター&パンフレットは、今年もジャイキリ。今回のキャラクターは椿大介ですね。来年は夏木でお願いします・笑。 pic.twitter.com/EDqhqYRxmG
— いしかわごう (@ishikawago) September 3, 2016
試合は3-1で勝利。
いろいろあった90分でした。試合後のミックスゾーンで中村憲剛選手が振り返ります。
「愚直なまでにやることも大事だけど、前半で自分たちでペースを変えられるかも大事。そういう意味では、すごく勉強になった試合」
やっている選手だけではなく、見ている側も勉強になった試合だったと思います。
まず秋田は前線から果敢にプレッシングを仕掛けてきました。深い位置からビルドアップしてくるフロンターレに対して、マンツーマン気味にハメこんできます。
秋田のシステムは〔3-4-2-1〕。
〔4-2-3-1〕のフロンターレは、2枚のセンターバックとボランチの3枚で組み立てを始めます。ここに対してワントップと2シャードーの3人で強く圧力をかけてきます。
後ろのビルドアップと中盤のパスワークには、前線からハイプレス。もしそれを外されても、ボールのレシーバー(受け手)になろうとする川崎の二列目を最終ラインがほぼマンツーマンで出て行って張り付く。秋田の選手がプレッシングをかなり頑張っていたこともあり、前半のフロンターレは、なかなかボールが敵陣まで運べませんでした。
もちろん、打開策はあったはずです。
前半に関しては、その問題点と原因について、選手の見解を交えながら中心にレビューしています。後半に関しては、立ち上がりをしのぐと、システム変更からピッチの横幅を広く使って攻撃し始め、「アイソレーション戦術」で左サイドを制圧。ある意味、「戦術車屋」でしたね。鮮やかに逆転してみせました。
そんないろいろあった90分を振り返った今回のごうnoteです。ラインナップはこちら。
1.勇敢だった秋田のプレスに、敵陣までボールを運べなかった前半。違和感の原因はどこにあった?
2.「背中で我慢できるかどうか」(中村憲剛)、「もう一人が降りて数的優位を作って、はがしにいかないといけないと思った」(大塚翔平)。二列目と後ろで起きていた齟齬。
3.明暗が分かれた中野嘉大と田坂祐介。二人のプレーの選択から読み取れる弱気と強気。
4.「本当はショウゴと目があったんですよ」(武岡優斗)。なぜ武岡はロングボールではなく、車屋紳太郎への縦パスを選択したのか。同点ゴールの背景を深堀りしてみる。
5.「中が落ち着かない感じだったので、シンプルにサイドで打開するのが一番手っ取り早い。それが相手は一番嫌かなと」(車屋紳太郎)。システム変更からの「アイソレーション戦術」で左サイドを制圧し、呼び込んだ逆転勝ち。
ポイントは5つ。約7000文字のレビューです。秋田戦を見て、どこかモヤモヤした人の頭の中がスッキリするように説明したつもりです。よろしくどうぞ。
試合後のミックスゾーンでは、マツこと松本拓也選手とも話せました。「ごうさん、髪型変わってないっすねー」と一言。あはは。
元気そうでなによりでした。また会いましょう。
書きました。約7000文字➡️「本当はショウゴと目があったんですよ」(武岡優斗)。なぜ武岡はロングボールではなく、車屋紳太郎への縦パスを選択したのか。同点ゴールの背景を深堀りしてみる。/ 天皇杯2回戦・ブラウブリッツ秋田戦:3-1 https://t.co/eypK1g2DFg
— いしかわごう (@ishikawago) September 5, 2016