浦和戦レビュー:「それが自分たちの能力以上のモノを出すコツだと思います」(エドゥアルド・ネット)。取るべき人が点を取らなくても勝ち切る力強さ。







 先週末は浦和レッズ戦を取材。
キックオフ2時間ほど前に浦和美園駅に着いて、そこから報道関係者用のバスでスタジアム入りしたんですけど、ちょうど浦和サポーターが選手バス待ちをしているタイミングでした。

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 埼スタには今までも何度も取材で訪れていますけど、この光景に出くわしたのは初めて。車内で一緒だった浦和担当記者に聞いたら、彼も記憶にないと話していました。異例の出来事だったようです。

 つまり、そういう重要な試合だったわけで、そんな大アウェイでの天王山を2-1で見事に勝利。

相変わらずけが人が多い台所事情でしたが、それでも勝ちを掴んで帰ってこれる。主力を固定できないとテンポとリズムが変わり、チームとしてうまく機能しなくなる去年との大きな違いだと思います。

 2ゴールの内訳は、中村憲剛選手と新婚・森谷賢太郎選手でした。大久保嘉人選手や小林悠選手という2人のストライカーがシャドーに徹していたのが印象的で、そして取るべき人が点を決めなくても勝ち切ったところにも、今年のチームの成長と力強さを感じました。
 
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(試合前のコレオ)

 試合の詳しい分析はごうnoteで公開しています。

 今回のラインナップはこちら。

1.「悠に『よこせ!』と言った」。先制点を呼び込んだ中村憲剛による「破壊」と、局面に凝縮されていた狙い。

2.「前半に1本あったけど、あれ以降はあんまり狙ってこなかった」(武岡優斗)、「ボカしながら守っていたが、もう少しうまく守りたかった」(谷口彰悟)。明暗を分けた両サイドの守備対応。

3.自身はシュートゼロも「素晴らしかった」と満足の大久保嘉人。2人のストライカーがシャドーに徹し、取るべき人が点を取らずに掴んだ勝利。

4.1点差を勝ち切れる強さを支える今季の守備陣。「ここで試合をするのは3回目なので」。大アウェイでも冷静だったチョン・ソンリョンの経験値。そして「とにかく集中力だと思います」と、最終ラインの前の要塞として立ちふさがったエドゥアルド・ネットの存在感。

全部で約7000文字です。特にソンリョンやネットが入ったことによる守備陣の踏ん張りについても注目しています。よろしくどうぞ。

1点差を勝ち切れる強さを支える今季の守備陣。「ここで試合をするのは3回目なので」。大アウェイでも冷静だったチョン・ソンリョンの経験値。(リーグ2nd第9節・浦和レッズ戦:2-1)





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