どうも、いしかわごうです。
ジュビロ磐田戦は1-0で勝利。
オウンゴールではありましたが、試合終了間際に挙げた決勝点で勝ち切りました。
前半に関して言えば、森谷賢太郎選手とエドゥアルド・ネットのダブルボランチのユニットがうまく機能しなかったのは誤算だったと思います。
ただ前半途中にトップ下の中村憲剛選手がボランチに下がり、さらに風間監督はハーフタイムを待たずに大塚翔平選手を投入するなど、ピッチ上の対応策が早かったですね。そこからペースを引き戻し、後半はほぼ一方的に押し込み続けました。
そして決勝点の起点を作ったのは、後半途中に投入された中野嘉大選手。大塚翔平選手とのワンツーで相手の裏を取り、ドリブルでの仕掛け。この局面で中野選手のプレーの選択肢は3つあったそうですが、一番確実な方を選択したと話していました。あの判断も冷静だったと思います(ちなみに投入直後の中野選手は、、不用意なパスミスからあわや失点に直結しかねない大ピンチを招いているんですけど、あのときは死ぬかと思ったそうです・笑)。
この試合で印象的だった攻撃があります。
それが76分に見せた、大久保嘉人選手が飛び込んだ決定機です。あまりにすごかったので、覚えている方も多いと思います。
登里享平選手のクサビから、小林悠選手と中村憲剛選手のワンツー。そして最後に小林悠選手からのクロスに走りこむ大久保嘉人選手・・・わずかに合わなかったものの、全部ダイレクトという、ちょっとエグすぎる崩しです。
(ハイライト2分30秒ぐらいからの崩しです)
あの場面を憲剛選手に聞いたら、「ノボリ(登里享平)には『悠に出せ!』と言ったんですよ。悠に入った時に、すでにヨシト(大久保嘉人)が決めるまでの絵はできていた。(大久保嘉人に)5センチだけ合わなかったね」と悔しがっていました。
クロスを挙げた小林悠選手もしかり。「あれは完璧だった思いました。自分としては完璧だけど、ちょっとだけズレてしまった」と悔しがっていました。
あとこの局面で見て欲しいのが、大久保選手の動き出しです。
小林悠選手と憲剛選手がワンツーをする瞬間に、すでに自分にクロスが入ってくると予測して、ゴール前に走りこんでいますからね。本当に、小林悠選手と憲剛選手と大久保選手の3人で同じ絵が描けていたのだと思います。
「あの崩しは、よだれものでしょ」と憲剛選手が笑わせてくれたんですけど、まさにご飯3杯いける崩しでした・笑。もし決まっていれば・・・今年のJリーグのベストゴール候補になったかもしれませんね。
さて、この試合のレビューや勝敗を分けたポイントは、ごうnoteに書いております。
今回のラインナップはこちらです。
1.前半途中のシステム変更は選手の判断?それとも風間監督の指示だったのか?
2.「ハーフタイムにケンゴさんと話して、スタートの位置を意識しました」。前半の攻撃で、足りなかった一工夫。ハーフタイムに登里享平が修正した「スタート位置」とは?
3.「自分たちがやってて楽しければ、見ている人も楽しいと思います」。なぜ大塚翔平はチームで機能するのか。その秘密を探ってみた。
4.得点シーン解説:「だったら、そこを使わない手はない」(中村憲剛)。徹底していた「大外からエウソン」と「カットイン中野」から呼び込んだ、劇的な決勝オウンゴール。
5.「久しぶりに、これだけ押し込んだ試合を90分を通して出来ました」。与えたCKは0本。2試合連続完封に貢献したエドゥアルドと谷口彰悟のCBコンビの自信と、優勝に突き進むチームに芽生え始めたメンタリティー。
以上、5つのポイントで、90分じれずに戦い続けられた理由をレビューしています。
書きました。約7000文字。➡️ ワンポイントレビュー:我慢の報酬は、勝ち点3。優勝に突き進むチームに芽生え始めたメンタリティー(第14節ジュビロ磐田戦:1-0)。|note(ノート) https://t.co/5oYp8zqC8e pic.twitter.com/CpRY5AkkhQ
— いしかわごう (@ishikawago) May 31, 2016
特に大塚選手翔平のポイントコラムは、ぜひ読んでもらいたいですね。
川崎フロンターレのサッカーは、新加入選手がフィットするのが簡単ではなく、特にFWは難しいと言われてます。過去を振り返っても、2013年にはパトリック、2014年には森島康仁選手、去年は杉本健勇選手と、みな苦労していました。今シーズンの森本貴幸選手も苦戦していますね(現在は離脱中ですが)。その中で、なぜ大塚選手が機能できているのか。そのへんにも迫っています。
約7000文字以上あるので、読み応えは十分だと思います。
ワンポイントレビュー:我慢の報酬は、勝ち点3。優勝に突き進むチームに芽生え始めたメンタリティー(リーグ1st第14節ジュビロ磐田戦:1-0)
ではでは。