どうも、いしかわごうです。
水曜日は日立台取材。ナビスコカップ柏レイソル戦は1-2で敗戦となりました。エドゥアルド・ネットの来日初ゴールで追いついた後は、ひっくり返せる雰囲気があったのですが、後半ロスタイムに痛恨の失点で敗れました。
将棋や囲碁で、指す手がなくなることを「手詰まり」って表現するんですけど、この試合は、前半の途中からチームの攻撃が「手詰まり」になっていました。ただ柏のほうに有効打がたくさんあったかというとそういうわけでもなく、そういう意味では、我慢比べだったと思います。我慢比べの展開ではミスをしないことが重要になります。そして後半勝負になるかと思った矢先、谷口彰悟選手のバックパスが失点につながってしまいました。あれはやってはいけないミスです。
後半は、巻き返します。
まずチームに推進力を与えたのが左サイドハーフ・登里享平選手でした。左サイドバック・車屋紳太郎選手との縦関係で左エリアを制圧して「さすがに連携が良いなぁ」と思ったんですけど、よく考えたら、実はこの二人って、45分以上一緒にピッチに立ってプレーした記憶があまりないですよね。
今年、ノボリが先発したナビスコカップ新潟戦の左サイドバックは、車屋選手ではなく小宮山尊信選手でした。先日のFC東京戦も車屋選手は前半で交代、後半途中から登里選手が出てますから、すれ違いです。車屋選手は去年がプロデビューでしたけど、去年のノボリは、長期離脱で公式戦にほとんど出場していません。ある程度、ピッチでお互いに長い時間プレーしたというのは、車屋選手の特別指定強化選手だった一昨年まで遡らなくていかない気がします。
中村憲剛選手、小林悠選手を投入しただけに勝ち点を持ち帰りたい試合でした。取材後、またトボトボと日立台から帰りました。
noteのレビューも公開しております。
前半の打開策は何だったのか。三好康児選手や原川力選手を中心に取材して読み解いております。後半の巻き返しについては登里選手に聞きつつ、2失点については、谷口彰悟選手と三好康児選手の証言から彼らが何を意識してプレーしていたのか、原因を分析しております。
ラインナップはこちらです。
1.前半の”手詰まり”を検証する。新潟戦とは違い、なぜゼロトップは機能しなかったのか。
2.手詰まりだった前半の打開策はあったのか。三好康児が、裏に抜ける回数の少なかった理由とは?
3.意外にも、ピッチではすれ違いが多かった登里享平と車屋紳太郎の共演。後半の左サイドに推進力を生み出した良質な縦関係を振り返る。
4.「自分が言える立場かはわからないけれど、(ショウゴは)考えすぎかもしれない。力もあるし、みんなもわかっている。絶対によくなると思います」。失点につながるミスをした谷口彰悟を気遣う登里享平。
5.均衡した試合で、最後に払わされた高い授業料。「あそこは、やるなら確実にやらなくてはいけない。若さが出たと言われてしまうので。」(三好康児)。
以上のポイントを、約5000文字に渡ってレビューしております。興味ある方は読んでみてください。
ワンポイントレビュー:手詰まりだった前半の打開策はあったのか。三好康児が、裏に抜ける回数の少なかった理由とは?(ナビスコカップ第4節・柏レイソル戦:1-2)
ではでは。
(あるある「1」は電子版も出ました!)