どうも、いしかわごうです。
今年、初麻生でした。
本来ならチーム始動は昨日の予定だったのですけど、大雪による影響で練習が中止になり、本日19日がチーム始動となりました。
グラウンドは雪化粧でしたが、スタッフさんによる雪かきで、練習で使用できるコートは確保。午前はランニングとボールを使ったメニューで、午後は室内でのメニューでした。
練習後は、昨年まで在籍していた選手には「今年もよろしく」と挨拶して近況を聞きつつ、新加入選手には名刺を渡して「はじめまして」と挨拶して、一言二言ほど取材する感じです。新年の挨拶回りですね。
そんな練習初日を終えた本日。
治療を終えて、一番最後にクラブハウスを後にした選手は、意外にも中村憲剛選手でした。
「最後に帰りたかったんですよね」とポツリ。
なぜかというと、実は選手にとって、今日がこの旧クラブハウス、通称「プレハブ」で過ごす最後日だったからです。明日は必勝祈願と商店街挨拶回りですし、明後日からは宮崎キャンプに向かいます。キャンプから戻ってきた頃には新クラブハウスに引っ越し済みですからね。ラスト・プレハブ・デイだったわけです。
フロンターレでプロになり、今年で14年目。そんな彼にとって、13年間の日常を過ごしてきた家がなくなるというのは、やはり寂しい思いがこみ上げてきたのか、すぐに帰るのも名残惜しかったようです。率直な思いを明かしてくれました。
「自分は、ここ(プレハブ)で育ったようなものですからね。22歳で入ってきて、サッカー選手として右も左もわからなかったけど、14年経っても、まだここでやらせてもらっている。その場所がなくなるのは、長く住んでいた家を引っ越すようなものですから。ロッカーには『Thank you!!』と書きましたね。本当に家よりも長くいたんじゃないかな(笑)。思い入れのある場所ですか?全部っすよ」
そう感慨深げに振り返りつつも、僕らに向かって「今まで何百回もやってきた、ここでの囲み取材も最後ですね」と一言。そうか。僕は、プレハブでの中村憲剛囲み取材の貴重なラストメンバーの一員だったのか・笑。
13年間通った麻生のクラブハウス。 今日でお別れです。 2年目から使わせてもらったこのロッカーとおそらく初めての記念撮影…笑 今までありがとうございました‼︎ pic.twitter.com/eU3rEsZXaI
— 中村憲剛 (@kengo19801031) January 19, 2016
始まるものがあれば、終わるものもまた、あるわけです。
クラブハウス内では、せっせと引っ越しの準備が行われておりました。
僕もここでたくさんの原稿を書きましたからね。ありがとう、プレハブ。
僕の麻生通いも、また始まります。といっても、チームはすぐに宮崎キャンプに向かうので、次の麻生は少し先になりますけどね。
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ではでは。