どうも、神帝ゴウ・イシカーワです。
・・・「どうも、いしかわごうです」で始めると思ったべ?ビックリしたべ?ビックリマン風シールだけにぃぃぃーーー!!
さて。意表をついたところで、予告どおり、昨日の続きです。今回は小林悠選手が新潟戦で決めた2点目を掘り下げたいと思います。
(得点シーンはこちらのハイライトをご覧下さい)
ポイントは、ゴール前に走り出していたエウシーニョに出した、大島僚太選手のアウトにかかったパスですね。必死に伸ばした相手選手に足に当たりましたが、そのこぼれ球はエウシーニョの足元に。折り返しを小林悠選手が難なく決めました。
・・・大島僚太選手のあのアウトにかかったパスは・・・・なんつーか、エロいです(笑)。
アウトにかかっていたというか、アウトに「神がかっていた」というか・・・・もう神とエロなんて紙一重じゃないですか。知らないですけど。
最初に聞きたいことがありました。
それはあのパスに関する大島僚太選手自身の評価です。「ゴールにつながったからOKなのか。それとも、ゴールにつながったけど相手の足にひっかかっているから、ダメなのか」。彼の中では、どう位置づけているのかを聞いてみたかったのです。
それを聞くと大島選手は少し考えてから、「ダメではないですね。ただ触られたのは悔しいですね。タイミング的にはよかったんですけど、触られちゃったので・・・。触られないボールを出したかった」と答えてくれました。満点のパスではないみたいです。
次に聞きたかったのが、キックの種類です。アウトサイドのあたりで蹴っているはずで、これは普段の大島僚太選手があまり使わないキックの種類です。
「高校生のときは(アウトサイドを)使ったことないです。試合中にああいう感じで蹴ることも、基本的にないです。あれが初めてぐらいですね(笑)。もちろん、近い距離でならありましたけど」
えーっと、日頃使ったことのないキックをとっさに出して、絶妙の場所に通してしまう・・・笑顔がキュートなただの天才なんでしょうか、彼は。よく聞くとあの場面、最初は中央に居た小林悠選手に出そうとしていた瞬間に、走り込んでいるエウソンの足元へと、とっさに切り替えたそうです。
「エウソンが見えていたわけじゃないんです。自分がボールに触れたときにエウソンが『リョウタ!』と呼んでくれたんです。呼んでくれたときに、目線は下げながら、スペースの空いているところが見えていたので、うまく出せました」
試合中の「コーチング」の重要性を感じさせるやりとりですね。なおエウシーニョの声はちょっと甲高いので、試合中はよく通るそうです。だから、ゴール前でもあれだけ味方からパスが回ってくるのかな(笑)。
にしても、大島選手のパスは実に見事だったと思います。彼は中村憲剛選手とボランチでコンビを組んでいることで、どうしてもパサーのイメージが強くなってますが、「僕はパサーじゃないんです」とよく言っていたりもします。でも当然ながら、その背中には影響を受けているのは間違いないです。
「ケンゴさんの見よう見まねじゃないですけど、『このタイミングなのかな』と思いながらやってます。出せたときは気持ちいいですね」なんて話してましたが、もしかしたら、パサーとしても目覚め始めているのかもしれません。残り5試合、成長が楽しみです。
ではでは。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。これから無縁ゾーンに突入してきます。