「さすが!パワーが違うわぁ」
これが、最近の麻生のグラウンドで流行っている「谷口彰悟イジリ」だそうです。日本代表に選出された際に、ハリルホジッチ監督から「ボールを奪う選手。パワーがある」と評されたことで、代表から帰ってきて以来、フロンターレの練習中は、ことあるごとにチームメートからパワーネタいじりをされるらしく、そのたびに「やめてくださいよ」と苦笑いしてるらしいです。
「そんなにパワー系じゃないんですけどね」と谷口。ただ今年の彼が、去年の反省から「強さ」をつけるトレーニングに取り組んでいるのも事実です。
そんな「パワーをつけなくてはいけない」と強く感じた試合のひとつが、去年、カシマスタジアムでの鹿島アントラーズ戦でした。
1-2で敗戦した試合で、相手の得点は、遠藤康と筑波大の同期である赤崎秀平に決められた2ゴールです。その先制点は縦パスを受けた遠藤康が反転から見事なコントロールシュートを決めたのですが、その局面で谷口は遠藤に当たり負けする悔しい思いをしています。
あれから約半年。
パワーという部分で、どういう成長を遂げているか。去年のあの失点場面を引き合いにしながら聞くと、彼は静かに燃えていました。
「球際のところ、寄せる意識は確実にレベルアップしているかなという実感はあります。前回はああいう形でやられてしまったので、しっかり止められるように・・・負けたくはないですね」
Jリーグでプレーするときに「日本代表」という肩書きがつく谷口彰悟、当然ながら、周囲からの見られる目も変わります。
「もっともっとできると思ってます。自分に期待してやっていきたい」
ここから、さらに成長するチャンスでもあります。今後は、これまでよりも厳しい目で谷口彰悟のプレーを見ても、良いのかもしれませんな。
ではでは。
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