どうも、いしかわごうです。
明日はホーム・等々力で松本山雅FC戦です。今年J1に昇格してきたクラブで、フロンターレにとっては初対戦ですね。
個人的に注目している点は、両者の志向するサッカースタイルが真逆であることです。昨年まで松本山雅に在籍していて、古巣戦となる船山貴之も、「去年とはサッカーが180度違いますからね」と話していました。「足元の技術がこっちではすごく大事だが、あっちでは走力の方が求められていた。もちろん松本でも技術は求められたけど、こっちではその倍ぐらい求められる」と説明してくれました。
データをみたら、それは明らかで、football-labによれば、今季のJ1リーグで1試合平均のパス数が最も多いのは川崎フロンターレです(336.93本)。ボールを失わず、大事にパスをつなぎながら、ゴールまで運ぶ技術を高めることで勝利に近づくことを掲げています一方で、J1でもっともパス本数の少ないのが松本山雅で(117.27本)。技術よりも走力を生かし、カウンターやセットプレーなど手数をかけずに攻め込むのが特徴です。パス数だけを比較すれば、1試合平均の差は3倍近いわけです。いわば、勝利に向かう山の登り方のルートが真逆なわけで、これだけスタイルの違う両者のぶつかりあいは楽しみですね。
松本山雅との対戦を楽しみにしている船山貴之は、特に仲の良かったチームメートとしてセンターバック・飯田真輝の名前を挙げていました。おおっ、体つきがガンダムっぽいので、「機動戦士・イイダ」と言われていた飯田真輝ですな・笑・流通経済大学の先輩・後輩でもありますね(飯田真輝が2学年先輩です)。いまも週に3回か4回ぐらいはLINEなどで連絡を取っているほどの仲だそうです。
「彼を抜いて初ゴールを決めたら最高じゃないですか」と伝えたら、「その前(抜かれる前に)に削る、と言われましたけど・笑」とのことでした。あはは。ただ「ゴールを奪えれば良いが、自分の点よりもチームが勝つことですね。負けたくはないです」と力も込めていました。秘めている思いも、強いものがありそうです。
・・・などと取材していると、帰り際に通りがかった大久保嘉人が、その船山に向かって、「オウンゴールを期待しておこう」と笑顔でいじって立ち去っていきました。誰よりも船山貴之のゴールを期待してくるくせに・笑。
船山貴之の移籍後初ゴールを生まれるのか。注目です(※オウンゴール以外で)。
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— いしかわごう (@ishikawago) June 17, 2015
「川崎フロンターレあるある」もよろしくです!
実は、松本山雅あるあるもあるんすよ。
ではでは。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。