無得点ドローに終わったシンガポール代表戦:「縦に速く」で崩せないときに必要な「急がば回れ」と「とにかく急げ!」。



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 どうも、いしかわごうです。
ワールドカップ・二次予選の日本代表対シンガポール代表戦は0-0。

 負けたわけではないですが、負けに等しい引き分けですね。ホームで勝ち点3を取ることができませんでした。

先週のイラク戦を感想で「今後、縦パスをきっちり消して来た相手に、チームとしてどういう改善策を準備しているのか。選手達がどう判断するのか」という主旨のことをブログに書いたのですが、このシンガポール戦は、そこを問われた試合だったと思います。

 相手のシンガポールは、[4-5-1]の布陣で潔く引いてきました。特に中盤の5枚は、3枚のボランチが中央で構えて縦パスを消してくる徹底ぶり。親善試合とは違います。ワールドカップ予選ですから、相手も本気です。当たり前ですが。
 
「縦に速いサッカー」を植え付ければ、日本の選手達はそれを忠実に表現してくれます。3つの親善試合ではそれが気持ちよいほどハマりました。でも本番になれば、相手も入念に対策してきます。練習では、相手が引いてくることを想定して、逆サイドから斜めに走る選手を使い、そこからクロスを入れていくトレーニングなどはしていたそうですが、この試合では十分に表現できませんでした。結局、縦パスを消されてしまうと、その次の一手をチームとして共有できぬまま90分が過ぎてしまいました。

 それとなにかと軽視されがちですが、やはり横パスは重要です。
もちろん、縦に速いサッカーが機能して縦パスがズバズバ入るようであれば横パスなんて不要です。でも相手に縦パスを徹底的に消される守りをされると、今度は横パスがカギになってきます。例えば遠藤保仁は、よく中盤でバックパスや横パスをします。そのバックパスは、引いて来る相手が前に出て来させるためのエサ撒きでもあり、中央を固めた相手の守備を横に広げる為の横パスになっています。「急がば回れ」なわけです。

 あとは「急がば回れ」とは矛盾するようですが、「とにかく急げ!」の手段も物足りないです。
このシンガポール戦がまさにそうですが、残り時間がなくなって、セットプレーやロングボール放り込みでも何でも良いのでとにかくゴールネットを揺らすことが必要になったとき、その拠り所がないのも気になりました(まさかワールドカップ二次予選の初戦でこの問題を突きつけられるとは思いませんでしたが)。

 フリーキックならば、どんな状況でも常に冷静な遠藤保仁の配給はチームに落ち着きをもたらしましたし、対アジアでの放り込みならば、豊田陽平(杉本健勇でも良い)という選択肢がベンチにあっても良いと思います(その意味で、闘莉王や中澤佑二は実に頼もしかった!)。つまり、「縦に速く」だけで崩せないときには、「急がば回れ」と「とにかく急げ!」の手段が必要ですね。

まだ始動して4試合のチームに多くを要求するのは酷かもしれませんが、ワールドカップ予選での敗退は絶対に許されないですし、予選を勝ちながら、チームの骨格と肉付けをしていく作業を進めていかねばなりません。

ではでは。今日はこの辺で。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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