どうも、いしかわごうです。
本日も麻生グラウンドに。
開幕戦前日練習を取材してきました。1時間前後の軽めの調整でしたが、チーム内には良い緊張感もありつつ、選手達は自然体で臨めそうな雰囲気です。
気になった変化としては、今までは前日のみ行っていたセットプレーの練習を、3日連続でやっていたことでしょうか。今シーズンからの取り組みなのか、それともセットプレーでの失点が多いマリノス戦だからなのかはわかりませんが、チームの課題であることは間違いないので、今後のトレーニングメニューととともに注目していきたいと思います。他に気になった変化は、望月コーチが退団したことで、明日の帯同メンバー読み上げを鬼木コーチがやっていたことぐらいですね・笑。
本来ならば、開幕戦に向けたポイントを書こうと思ったんですけど、さきほど板倉滉選手のつぶやきをみて、なんかちょっと気持ちが変わりました。みなさん、見ましたか?9年前に、麻生で憲剛選手と撮ったという板倉少年の写真を。
9年前の麻生グラウンドにて。 選手全員のサインを貰うことに命をかけていました笑 憲剛さんTwitter始めてフォロワー数約3万人❗️❗️ さすがです\(^o^)/ pic.twitter.com/7OHwJnQLBq
— 板倉滉 (@kougogo1270) March 6, 2015
なんだろうなぁ・・・いろんな歴史と物語を感じる一枚です。
僕の知る限り・・・・板倉少年はフロンターレの下部組織に入団する前からの熱烈なフロンターレのサポーターです。
・試合の日は等々力競技場の最前列で応援していた。
・試合後は、ファンサービスでもらえるフロンターレの選手カードを必死に集めていた。
・麻生グラウンドで全選手からサインをもらうことに命をかけていて、9年前に撮った中村憲剛との写真をいまだに大切に保存している。
・フロンターレが2006年に設立したU-12カテゴリーの記念すべき一期生になる。
・チーム始動当初、「将来の目標を紙に書いて来なさい」と高崎康嗣監督から言われ、周りがみんな「ワールドカップで活躍したい」、「日本代表になりたい」と目標を書いて提出する中、一人だけ絵を描いて提出。そこに描かれていたのは、フロンターレの選手として等々力競技場でプレーしている姿だった。
・2015年、川崎フロンターレのU-18からトップ昇格を果たし、プロサッカー選手として歩み出す。
彼がこのタイミングであの写真とつぶやきをしたのは、意味があってのことだと思います。だって明日は、かつて少年だった板倉滉がフロンターレのプロ選手として初めて迎える記念すべき日なんですよね。それを思うと、なんだか涙が出てきます。
中村憲剛選手だって、かつてはラモス瑠偉に憧れてサッカーをしていた少年です。そんな彼もベテランになり、今度は中村憲剛選手の背中を観て育ってきた選手がプロになる・・・・こうやってJリーグの歴史も紡がれていくんですね。そんなことをしみじみと感じた、明治安田生命Jリーグの開幕前夜でした。いやぁ、始まりますな。
ではでは。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。