練習試合(アルビレックス新潟戦):大島僚太「嫌っすよ。でも楽しいです。あそこまでボールを取りくる気迫を感じる相手はなかなかいない」



スポンサードリンク





 本日は等々力(※新メインスタンド完成間近)取材でした。アルビレックス新潟との練習試合です。

 サッカー観戦日和でしたね。
新メインスタンドの記者席には入れないので、メディア陣はピッチ脇で観戦。45分×4本を見終えると、さすがに寒かったですね。等々力に足を運んだ観客数は7195人。無料とはいえ、みんなフロンターレに飢えていたんですね。天皇杯2回戦ぐらいの人入りでした。

IMG_2699

 試合については簡単に。
「えっ?」と思わず聞き返したくなるスコアになった1&2本目の話は置いておき、主力組が出た3&4本目を。0-1での負けとなりました。

 無得点で終わると、どうしても「引いた相手の守備を崩せなかった」という展開を予想しがちですが、この練習試合に関してはそうではありませんでした。前から来た相手の圧力をかいくぐりながら、そこで作った決定機を決め切れなかったといったところでしょうか。

 ここ2年ほどの新潟戦のポイントとして、「猛然と奪いに来るハイプレスをかいくぐれるかどうか」の比重が大きいです。あの圧力をかいくぐれずに屈してしまうと、こっちの負けパターン。一方で、あの圧力をかいくぐってしまえば、決定機を作れる展開に持ち込めるので、こっちの勝ちパターンです。かいくぐればハッピーパターンなんです・・・ハッピーターンじゃないよ!!

・・・待って!地獄みたいな顔でこのページを閉じないで!!!

 この練習試合に関しては、フロンターレが新潟の守備網をうまくかいくぐり、そこで生まれた背後のスペースを突いて決定機を作る展開に持ち込んでいました。本来ならば、「勝ちパターン」です。しかしフィニッシュの粗さが目立ち、そのいくつかの決定機をモノに出来ず無得点。そういう負け方でした。将棋でいえば、詰みの手順が見えていたはずなのに、打ち間違えてしまったような感じです。もったいないですが、練習試合でよかったとも言えます。

 もちろん、決定機を作ったとはいえ大久保嘉人、杉本健勇、小林悠、レナトという前線4枚の関係性はまだまだ改善の余地ありです。やはりカギを握っているのは杉本健勇ですね。自分の仕事だけで精一杯になってしまい、試合展開に応じた判断の柔軟性がまだまだ。とはいえ、そこは新加入の宿命ですから、仕方ありません。頑張って欲しいと思います。

 それとは別にもうひとつ。
新潟戦の楽しみといえば、ハッピーターン・マスターことボール狩人レオ・シルバとの中盤のマッチアップです。中村憲剛、大島僚太とボランチコンビと、このJ随一のボールハンターとの攻防は、非常にレベルが高くて面白いです。

 試合後、「レオ・シルバとの駆け引きってどうでした?」と大島選手に聞くと、「嫌っすよぉ」と笑顔で一言。「やっぱり間合いの取り方がうまいですし、身体も強いし、足も長い・・・嫌っすよ。でも楽しいです。あそこまでボールを取りくる気迫を感じる相手はなかなかいないですから」と話していました。
 
 この試合でも、レオ・シルバが奪いにきた瞬間に、彼を引きつけたワンツーで背後を取って展開して決定機を作ったり、逆に絶妙な読みとリーチを持つレオ・シルバがうまく懐に飛び込んで大島選手のボールロストを誘ったり・・・いやはや、練習試合とはいえ読み合い、騙し合いを堪能させていただきました。これを見るだけでもお金を払う価値があると思ったもん。無料試合だから払ってないけど。

・・・・なんだか長くなりそうなので、今日はこのへんで。新メインスタンド、6階建てですか・・・圧巻ですね。

IMG_3600

 ちなみに今日のスタジアムの売店で販売してもらった「川崎フロンターレあるある」。好評だったようで、キックオフ前には完売していたとのこと。取材帰りに、武蔵小杉駅の東急スクエアにある有隣堂さんをのぞいてみたのですが、そこに売り切れでした。どうもありがとうございます!来週半ばには第2版が書店に並ぶと思います。どうぞよろしくお願いします。

Amazonなら現在在庫あるので、すぐに買えます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


スポンサードリンク





One comment:

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です