フクアリ取材〜高木駿の現在。



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15日はフクアリに。
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J2のジェフ千葉対カターレ富山の取材に行ってきました。
夕方キックオフだけど、すっかり寒くなっておりますな。
 
J1プレーオフ進出のかかっている千葉と、J3降格の決まってる最下位・富山。

 千葉は関塚隆監督が指揮を執っていて、川崎フロンターレから期限付き移籍中の高木駿がゴールマウスを守っている。特に高木駿のプロ公式戦を生で見るのは初めてだったので、成長ぶりが楽しみでした。
 
 前半は人数をかけて守る富山を攻めあぐねた千葉といったところ。
後半になると、千葉は徹底してサイドに人数をかけて攻撃の起点を作り、そこから中央に放り込んで勝負させていた。完全に押し込んでいたものの、サイドバックも高い位置を取るため、ボールを奪われた位置が悪いとカウンターを浴びたときの対処が難しい。

失点はその問題が出た形で、富山のワントップの宮吉拓実が、広大なスペースを利用したランニングで千葉のセンターバック2人を翻弄。GK高木駿の手の下を通して、53分、宮吉が鮮やかに決めて富山が先制。
 
 その直後には、似たような展開からまたも宮吉に決定機。しかし今度は高木がセーブ。

 振り返ると、ここが試合のターニングポイントだったように思う。あそこで2点差になっていたら、さすがに千葉も厳しかったはず。ただこれで流れを渡さなかった千葉は、初志貫徹でサイドを深く切り崩し続けて、中央にクロスを徹底。その狙いが功を奏して森本のヘディングで同点。さらにその5分後には仕事人・ケンペスの頭で逆転。鮮やかな逆転勝ちでした。

 千葉はホーム最終戦だったので、試合後にセレモニーをしていた。
そのため、ミックスゾーンには富山の選手がかなり先に出て来た。宮吉は「(森)泰次郎くんが欲しいところに良いボールを出してくれた。コースは甘かったが入ってよかった」と振り返りつつ、「直後のチャンスを決められなかったのが残念です」と悔やんでいた。やはり1-0になった直後の、あの場面がポイントだったか。
 
 だいぶ遅れてから千葉の選手がミックスゾーンに出て来た。
高木駿に声をかける。「なんでいるんすか?」と笑顔で驚いてくれた。
 
いろいろ話したいことはあれど、まずは試合のことから。
 
 前半は問題なかったので、後半の対応、特に失点場面前後のことを詳しく聞いた。宮吉の動き出しが速くて掴まえ切れなかったと前置きしつつ、「1点目は宮吉選手にしっかり見られて、空いているコースに打たれてしまいました。触ったんですけど、手の下を通されているので防がないといけなかったですね」と反省の弁。
 
ただその直後のセーブはお見事だった。自分の間合いに引き込んだようなセーブだったけど、宮吉とどんな駆け引きがあったのかを聞くと、「2回目は距離が近くて、相手の方が迷っていたと思う。シュートも詰まったような感じだったので、落ち着いて対応できました」とのこと。「でも自分としては最初の失点が防げた失点だったので。自分のミスだと思っていたし、挽回しないといけないと思ってました」と反省の弁。
 
なんつーか、高木駿に試合のことを取材できるのがなんともうれしかったですね。
 
 セービング以外にも、フィードや判断力も安定していたように見えた。もともと足元の技術には定評があったが、そこにも磨きがかかっている印象だ。
 
「フロンターレで練習していたことをよく思い出すんですよ。ゲームのコートが小さかったので、つなぐことを意識し過ぎてミスしていたし、ボールを取りに来るのも嘉人さんとか悠さんだったので。あのプレッシャーの中でやっても、どうやれるかな、というのはよく意識してやってます。このチームもつなごうとはするけど、味方のサポートが来ないこともあるので、そういうときのつなぐと蹴るの使い分けもできるようになってきたと思います」
 
 
 気になるのは来年の去就だけど、これからJ1プレーオフを控えている彼にそれをいま聞くのは野暮というものですからね。まぁ、ちょっとだけ聞いたけど・笑。

「自分としてはいろんなチームから欲しがられるキーパーにならないといけないので、しっかり頑張るだけです」というコメントだけ紹介しておきます。

そして別れ際、「あっ、いしかわさんのTwitter、めっちゃ見てますよ。おもしろいんで」と声をかけてくれた。あっざーす。


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