「夢をかなえるゾウ3」が出ました。
僕はこのシリーズが大好きなんですよ。
タメになる自己啓発的な小説でお馴染みですけど、一番の楽しみは、なんといっても関西弁のキャラクターである神様・ガネーシャ。僕は活字で笑わされそうになると「くそ、おもしれぇ。悔しい!」と思うタイプなのですが、この本を読んでいると、普通に声を出して笑ってしまいます。相変わらず、電車内で読むのは危険です。いやぁ、今回も笑ったわ。ガネーシャ、最高。
だって自分、ガネーシャの貯金箱、持ってるからね(隣はおでんくんのソフビ)。
3の今回の主人公は女性です。1は普通の会社員、2の売れないお笑い芸人に続いて、今回は初の女性主人公。昔、ドラマ化されたときに氷川あさみ演じるOLが主人公でしたけど、設定や性格は彼女とちょっと近い部分があるかもしれませんね。ストーリーは全然違いますけど。
全体としては、自己啓発でありつつも、ビジネスについて考える内容なのかな。両者を対比させながら、お金を稼ぐこととは何なのかと、読みながらいろいろと考えさせられます。あと今回はブラック・ガネーシャになることで、甘いもの(あんみつ)が好きと見せかけておいて逆にカラシを好む辛口キャラにアレンジしたり、あと本編の読み方もイラストを多用して笑いを起こすアプローチを導入していたり、ところどころにマイナーチェンジが施されてますね。
分厚いですけど、読み始めるとページをめくる手が止まらず、あっという間です。今回も一日で一気に読んでしまいました。3だけ読んでも面白いですから、興味のある方は本屋で見かけたら手に取ってみてください。3を読んだら、1と2も読みたくなると思いますよ。文庫版になっているので、気軽に読めます。
ちなみに吉祥寺のPARCOでは作者・水野敬也さんの直筆サイン入り書籍が売ってましたよ。応援メッセージつきです。