どうも、いしかわごうです。
今日はアジアカップグループリーグ第3戦・ヨルダン代表戦でした。
GKのシャフィって、まだスタメンなんですね。アジアカップ2004に出場してました。宮本恒靖主将が、途中でエンド変更を訴えて辛くも競り勝ったエピソードとして有名なPK戦のときのGKです・・・11年前だから、いま思うとめっさ若手やん。
日本代表は不動のスタメン。他国のサッカーファンから「日本ってエンドウがまだスタメンなのかよっ!」ってツッこんでるんでしょうな。日本代表通算151試合目。半端ないっす。中村憲剛似で、イニシャルが同じNKの錦織圭選手も観戦に駆けつけた模様です。錦織圭は小学生の時、サッカーとテニスを両方やっていたんすよね。
試合は、本田、香川のゴールにより2-0の勝利。
日本、強いと思います。隙を見せなかったですね。前線と中盤のパスワークは試合を重ねるごとに磨きがかかっているし、あれだけパスで振り回せば、走らされたヨルダンの選手が先にバテていました。
この試合で特筆すべきは、無失点で終えた
ヨルダンの得意とするカウンターを危険な形で浴びる場面が、ほとんどありませんでした。
「カウンターに対するリスクマネジメント」と聞くと、守備におけるポジショニングばかりに目がいきますが、僕が評価しているのはそこではなく、ボールを保持しながら相手を自陣に押し込こむ時間を長くしたことで、カウンターのリスクを軽減させる試合運びをしていたことですね。
今の日本はアタッキングサードまでボールを運んでも、やみくもにはシュートを打ちません。決定機を作れるまで何度も組み立てをやり直してました。相手の守備の穴を見つけるために、縦がダメなら、後ろやサイドに回してじれずにボールをつなぎます。敵陣でも簡単にはボールは奪われません。
この時間が長くなると、どうなるか。
カウンターを狙って前線に残っていたヨルダンの選手が、しぶしぶ守備に帰ってくるんですよね。
カウンター要員が守備に帰陣してくるということは、もしボールを取られても前線に残っているヨルダンの人数が少ないわけで、カウンターを受けるリスクの軽減にもつながるわけです。おそらく日本は、ヨルダンがわざと守備に帰ってくるようなエリアでボールを回していたのだと思います、あれは。
この作業を繰り返すと、相手は守備で少しずつ疲れてきたり、イライラもしてくる。案の定、当たりがラフになってきてましたが。こういうのもサッカーですが、そこで負けることなく勝ち切ることができりあたりも、大人のチームになっている感じがします。
たぶんこの日本代表は、アジアではそう簡単に負けないと思います。ただ盤石過ぎるが故に、先制点を許したり、終盤まで先制できなかったり、失点して追いつかれたという経験をこの大会では、まだしていません。そういう逆境の展開になったときに、チームがどういう表情を見せるのか。
一発勝負の決勝トーナメントはそこに注目したいと思います。
・・・・あとは小林悠を、早く出しちくりー。
最後まで読んでくれてありがとうございました。