ワンポイント書評:松本悟さんの「ガンプラ開発者が語るニュータイプ仕事術」〜「絶対に売れる」という確信があるものならば、企画を押し通す勇気が大事。



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 どうも、いしかわごうです。

 本日のワンポイント書評は、松本悟さんの「ガンプラ開発者が語るニュータイプ仕事術」

 今年2015年は、ガンプラこと「ガンダムのプラモデル」が誕生して35周年だそうです。いかにガンプラが世に羽ばたいて行ったのか。開発者である松本さんがそのガンプラ開発の裏話と試行錯誤を振り返りながら、自身の仕事論を語っている内容です。

 念のため言っておくと、僕はガンプラ直撃の世代でもありません。僕より少し上のアラフォー世代がストライクだと思います。どちらかというと、僕はその後に発売されていたガン消し(ガシャポン)、SDガンダムカードダス、BB戦士など・・・デフォルメされたガンダムグッズを楽しんでいたぐらいです。

 なので、ガンプラというものがどういう経緯で生まれて、なんで大ブームになったのかというのは実のところよくわかっておらず(だから、この本を買ったのですが)、その歴史を開発者視点で読めたのが興味深かったですね。

 ガンプラって、てっきりアニメ放送をしていた時期に発売したのかと思いきや、アニメ放送が終わってから販売が始まったんですね。そんなことすら知らなかった。アニメ終了後に、周囲の反対を押し切って企画を通し、開発した末に売り出した商品で社会現象になるほどの大ヒットを生んだとは。

 もちろん、おもちゃの定番であった高価な超合金ではなく、300円という手頃な価格で購入できるプラモデルにこだわった戦略的な部分やガンプラのクオリティのこだわりなどなど、ヒットした要因はいろいろあると思いましたが、ワンポイントを挙げるならば、ここの箇所ですね。

自分の中で「これだ!」という思いが強くあるもの、「絶対に売れる」という確信があるものならば、企画を押し通す勇気を持ってもらいたい。いろいろと言われるかもしれないが、自信があるのなら変に萎縮する必要はない。まわりを納得させられる根拠を示しながら、気持ちをぶつけてほしい。

 成功して来た人の多くは、絶対に無理だと言われていることに果敢にチャレンジしていることをあげ、勝負所で責任と覚悟を決める必要性を松本さんは述べています。ガンダムというコンテンツがなぜヒットして、さらにそれをいかに継続し続けているのか。その秘密の一案が垣間みれる一冊です。

個人的に「すごい!」と思ったガンダムコラボは「ザクとうふ」ですね。

ブログを最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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