それでも前を向く日。

 昨日は運命の日本代表メンバー発表。
 麻生には朝からたくさんの報道陣が集結しておりました。チームはACLソウル戦を控えているので、午前練習を軽めにやって空港に移動。代表発表があるのは14時。いわゆる発表後の「喜びの声」は、チームが空港到着後になります。空港に駆けつけて取材する報道陣が多かったみたいですが、自分はチームバスを見送った後、羽田空港には行かず、麻生のクラブハウスで発表を見ておりました。
 「オオクーボ!」で大久保嘉人選手がサプライズ選出。「うぉぉぉぉぉぉぉーー!!」となりましたね。「嘉人さんと憲剛さんが選ばれないのはおかしいでしょ?」と言うチームメートもいたぐらいですからね。昨年の得点王が、報われて本当に良かった。
 ただ残念ながら、中村憲剛選手の名前が最後まで呼ばれませんでした。自分はこれが本当にショックで・・・。大久保嘉人選手の選出は、とてもうれしくて、うれしくて、うれしいのに、頭には同時に憲剛選手の落選に「なんで?」と思う気持ちが、ずっと残っている状態。正直、この結果をどう受け止めて消化すればいいのか、すごく複雑でした。でも、そんな状態でも自分なりにそれを消化して原稿を書かねばなりません。
 そんないろんな思いを抱えながら書いた原稿がこちらです。今まで、あまり世の中には出ていないであろうエピソードもいくつか書きました。
幾多のオファーも川崎に捧げたプロ生活。代表落選も、中村憲剛は“それでも前を向く”
 おかげさまで、読んだ方からたくさんの感想をいただいています。
 なお憲剛選手は、本日の夕方、予備登録メンバー7名に入ったことが発表されました。ほぼ1年間呼ばれずに落選したにもかかわらずの予備登録メンバーですから、ザックは決して憲剛選手を「見切った」わけではなく、本当に当落線上であったというのがわかって、ちょっと安心。
 世間はワールドカップモードになると思いますが、フロンターレは公式戦がまだ2試合もあります。明日はACLでソウル戦。そして週末には等々力でマリノス戦です。
【Amazon.co.jp限定】情熱を貫く-亡き父との、不屈のサッカー人生 ポストカード付き/朝日新聞出版

¥1,512
Amazon.co.jp
考える習慣/ベースボール・マガジン社

¥1,512
Amazon.co.jp
<お知らせ>
今月末に立川のスポーツ居酒屋「KITEN!」さんで、サッカーと将棋のイベントをすることになりました。昨年末に発売した「将棋でサッカーが面白くなる本」のイベントの一環で考えていたのですが、せっかくなのでと、フロンターレサポーター向けにアレンジさせてもらいました。
「将棋でフロンターレが面白くなる120分」
前半はフロンターレ取材話に関するトークイベント。後半の60分は超初心者向け将棋講座で、しかも駒の動きをフロンターレの選手に例えながら説明してくれるスペシャル版になってます!!
中村憲剛選手は=銀将?大島僚太選手=桂馬?レナト選手=香車?みたいな感じで説明する予定です。まぁ、フロンターレ取材のトークショーを聞いた帰りに、将棋の指し方でも覚えて帰ってもらえると良いなぁ、という感じです。
「将棋でフロンターレが面白くなる120分」
(5/30(金)20:00
/料金:1500円+1drink)
※予約は先着順。来週からフロンターレ欠乏症になりそうな方は、ぜひ遊びにきてください。
当時は本にサインもしますよー。よろしくです。
将棋でサッカーが面白くなる本―3日で理解できる将棋戦法入門/朝日新聞出版

¥1,512
Amazon.co.jp... 記事を読む

等々力取材〜大久保・憲剛を交互に見て♪一度、小林も挟んで〜♪

「ザッケローニ監督!右ひじ・左ひじは交互に見なくていいから、大久保・憲剛を交互に見て♪一度、小林も挟んで~♪」

 お笑いコンビ「2700」のネタもフロンターレバージョン。面白かったですね。試合も大久保&小林が2ゴール、憲剛が2アシストで3人が活躍するというね。
 試合は4-1で勝利。
とても良い勝ち方でした。得点場面を見ても、小気味好いパス回しでの連係からの思い切りの良い小林選手のミドル、エリア内で構える小林選手の足元に憲剛選手が出すパスからの鋭い反転シュート。スペースではなく、相手を外して足元に正確にパスをつないで崩しています。そしてリードしてからはカウンターで2発。カウンターで点が取れるのもウチの強みですね。
特に先制点は、攻撃のスイッチになった大島選手の縦パスの、まぁ強くて鋭いこと・・・本人いわく「少し浮いてしまった」らしいですが、それをなんとかコントロールしてしまう大久保選手のトラップ技術も素晴らしかったですが、大島選手があれだけ強気にクサビのボールを狙うようになったのだな、と。
そしてこの試合のダブルボランチは、フロンターレが中村憲剛と大島僚太。アントラーズは小笠原満男と柴崎岳。両チームともチームの大黒柱と次世代を担う若手という組み合わせでした。彼らの中盤を巡る攻防は実に見応えがありましたね。
 
 この試合での収穫は試合運びの部分ですよね。
ACLで負けた中二日のデーゲーム。しかもこれで・・・11連戦目でしたっけ?心身ともに疲労困憊だったはずですが、それでも風間監督はスタメンを入れ替えませんでした。ソウル戦では守備陣に失点につながるミスがあったにもかかわらず、です。
 この監督の決断に関して、やっている選手たちはどう感じたのか。
大島選手に聞くと、「変えなかったこと」にメッセージを感じたと言っていました。
「自分たちのサッカーに自信があるし、監督も間違っていないからそうしたのだと思います。それが伝わるし、僕らも信じてやっています」
 田中裕介選手も同じでした。
「負けても監督がメンバーを変えなかったのは、前回の試合の出来が悪くなかったということ。出ている選手としても、同じミスをするわけにはいけないし、みんなでカバーしようという気持ちもあった。今日はそれが良い方向に出た試合になった」
 実際、後半の立ち上がりはかなり押し込まれました。ただそのギリギリの状況でも、うまくしのぐ術を選手個々が体得しつつあるのかもしれません。そして、もしかしたらこれがチームがさらにもうワンランク上にいくための通るべき道だと監督も考えているのかもしれません・・・・なんだか、ひん死の状態から這い上がることでパワーアップするサイヤ人みたいな発想みたいですが・笑。
さて昨日、5月11日は誕生日でした。
等々力でサポーターの方に「ISHIKAWA」のネームボトルをいただきました。ありがとうございます!

2700のダンマクも出ていました。「大久保・憲剛を交互に見て♪一度、小林も挟んで~♪」

2700 BEST ALBUM 「SINGLES」 [DVD]/よしもとアール・アンド・シー

¥3,086
Amazon.co.jp
2700 NEW ALBUM 「ラストツネミチ ~ヘ長調~」 [DVD]/よしもとアール・アンド・シー

¥3,086
Amazon.co.jp... 記事を読む

本日の麻生。


 ACLラウンド16の1stレグ。
FCソウル戦は2-3で敗戦。
ホームでボコボコにしてしまうと2ndレグが盛り上がらないでしょうから、「今回はこれぐらいで勘弁してやるか」ってところですよね、えぇ。
 去年のナビスコ準決勝浦和戦も、4年前の準決勝ジュビロ磐田戦もそうでしたけど、川崎フロンターレの場合、リードしての2ndレグは逆に危険ですから、逆に。
「引き分けでもOK」とかよりも、「2点差で勝たなきゃダメ」ぐらいのほうがうまく転がる気がします。実は3-1ぐらいでサクッと勝つんじゃね?ぐらいに楽観しておきます。
すみませんねぇ、ポジ夫で。
そして試合後のミックスゾーンで、たくさんの記者がいる中で「まだもう一回あるし。チャンスあるっしょ、セレッソより」とサラリと言っちゃう大久保選手はさすがだと思いました。
 そんなわけで、今日は麻生に。
主力組はリカバー中心で切り上げ。全体的に表情も明るく、気持ちを切り替えているようです。連戦のため、主力組はコンディション調整が中心になりますが、その分、元気なサブ組は風間監督がかなり熱心に指導しています。風間監督の要求に達し、さらにAチームのテンポに入っていけるレベルに一人でも多くなってもらわねばなりません。
 練習後、久しぶりに憲剛選手とゆっくり話せました。
前日のソウル戦のこと、鹿島戦もこともそうですが、「前大会からこの4年間色々ありましたなぁ」、「フッキ、選ばれましたなぁ」とか気になる代表の話もチラホラ。
なんて話していたら、スタッフが東スポを渡してくれました。

「憲剛を入れろ!」と吠えている中央大サッカー部の先輩・パンサー尾形さんに笑顔を見せておりました。ここから大久保選手とセットで選出されて、しかもこのホットラインでゴール決めたら・・とか思うと、ドキがムネムネしちゃいますね。
運命の代表発表は5月12日・・・・ちなみに俺の誕生日、5月11日っす(←果てしなく、どうでも良い情報)。
せっかくなので、こんなネタも。
話題のコカコーラのネームボトルでこんなのを見つけました。

これは昨日、等々力に行く前、近所のコンビニで見つけました。
「中村さんとサッカーをしよう」
そしてこちらは、麻生でのサポーターさんが見せてくれた一品。

「ケンゴ」もあるんすねぇ。写真を撮らせてもらいました。すごい!
誰か「ISHIKAWA」か「GO」を見つけたら、ご一報をー。普通にありそうだよね。
久々に憲剛選手の書籍を推しておきます。
考える習慣/ベースボール・マガジン社

¥1,512
Amazon.co.jp
幸せな挑戦 今日の一歩、明日の「世界」 (角川oneテーマ21)/角川書店(角川グループパブリッシング)

¥843
Amazon.co.jp
Kengo 14 2003-2010 [DVD]/video maker(VC/DAS)(D)

¥4,629
Amazon.co.jp
永遠のサッカー小僧 中村憲剛物語/講談社

¥1,620
Amazon.co.jp... 記事を読む

ACL前日取材〜カギはサイドの攻防か。

本日は、明日のACLラウンド16・FCソウル戦の前日会見に。

 風間監督と大久保嘉人選手が出席してました。ただ今日はJ1&J2リーグが開催日だったので、さすがに記者も普段より少なめでしたね。
 練習は冒頭15分のみの公開です。甲府戦を欠場した憲剛選手も元気にボールを回してました。練習自体は1時間程度でオープンに。連戦ですから、戦術確認を中心の調整だったみたいです。
 相手のFCソウルは、昨年のACL準優勝チーム。監督が、Jリーグでも長くプレーしていたチェ・ヨンスさんで、浦和にいたエスクデロ選手など日本のサッカーファンにも馴染みある選手が少なくないです。
 チームとしては縦に速いサイド攻撃を武器とするスタイルのようです。韓国代表で活躍したチャ・ドゥリ選手も右サイドバックにいますね。おそらくレナトとのマッチアップになると思いますが、この攻撃的なサイドバックをレナトが押し込めるか、それともチャ・ドゥリが出て行けるか。ここの引っぱりは見所かと思います。
「アジアにこういうチームがあることを知らしめたい」と憲剛選手。ラウンド16ともなると試合も注目されるでしょうから、Jリーグでも存在感を見せつつあるフロンターレのサッカースタイルをアジアに見せたいですね。
-----
 先週末ですが、インタビュー取材を受けました。
先輩ライターの海江田哲朗さんがやっている企画「買ったなら読め!」で「将棋でサッカーが面白くなる本」を扱ってくれるとのこと。
 この本が生まれたいきさつを含めていしかわごうと将棋との関わりについて、あんまり明かしてない将棋部時代の話なんかもたくさん話しました。普段はインタビューする側なので、インタビューされる側になるのは変な感じです。今月中には掲載されるかと思いますので、よろしければ。
興味ある方は、本もぜひ読んでくださいー。
将棋でサッカーが面白くなる本―3日で理解できる将棋戦法入門/朝日新聞出版

¥1,512
Amazon.co.jp... 記事を読む

等々力取材甲府戦〜縦がダメならナナメからのスイッチで崩す。

甲府戦は、落語とのコラボ企画「勝点」(しょうてん)。始球式に登場した三遊亭小遊三ダンマクも。

 試合は2-0で勝利し、しっかりと勝ち点3を獲得しました。
 甲府は、憲剛選手対策を綿密に練ってきたそうですが、憲剛選手は今季初欠場。ここ二日ばかり、麻生のピッチ練習を行なっていませんでしたからね。ダブルボランチは、静岡学園サッカー部出身の大島僚太選手と、静岡学園帰宅部出身の山本真希選手によるコンビでした(※山本選手が帰宅部だったのは、清水エスパルスユース所属だからです)。
 甲府の守り方は予想通りでした。
フロンターレがボールを握る展開になると、1トップのクリスティアーノが前線に残り、[5-4]の2ラインで潔くブロックを形成。ただ最終ラインは低くなりすぎず、中盤とコンパクトな距離感を保って守っていました。ボランチのプレスバックも早く、バイタルエリアに入る縦パスも執拗に消してきました。結局、そこを崩し切れぬまま0-0でハーフタイムに。
 前半に関して言えば、縦の揺さぶりが少な過ぎましたね。
相手の2ラインのブロックの間で受ける味方とそこに出すのも大事ですが、甲府の最終ラインが高く、中盤との距離が近くコンパクトだったということは、裏を返せば、背後にスペースがあったとも言えます。そこで、裏のスペースを狙って味方を走らせる「捨てパス」を出して、縦に揺さぶってみる駆け引きがあってもよかったかな、と思います。通らなくても、背後を狙うパスを何度か出すことで、相手の守備陣形を間延びさせたり、牽制できますから。そういう意味では、前半の攻撃は素直すぎました。ただここらへんの駆け引きが少なかったのは、憲剛選手がいない影響だったのかもしれません。
 後半は、まずゲームの入り方がよかったですね。
大島選手のミドル、森谷選手のタッチライン際の独走ドリブルと、攻撃のギアをグッとあげました。
 そして生まれた森谷選手の先制点。
相手のブロックを完全に崩し切りましたね。谷口選手が左から中央の小林選手にナナメにボールをつけて、それを抜け出していた山本選手にダイレクトパス。山本選手の持ち味である前線の飛び出しが出た場面で、その折り返しを森谷選手が冷静に決めました。
 あの崩しに関しては、お見事と言うしかありません。
ただその中で特筆すべきは、起点になった谷口選手のパスです。左サイドにいた谷口選手が、前線の小林選手にナナメにパスを通し、それが攻撃のスイッチになりました。あの局面で、あそこを見逃さない目とあれだけの距離をナナメにしっかり通せる技術を持っているのは、たいしたもんです。
 実際、この試合でダブルボランチから前線に入る縦パスが警戒されていたのはご存知の通りです。でもそのラインを遮断されても、サイドバックが起点になり、ナナメから前線にパスを通し、そこで崩して点が取れる。これは大きいですよ。だって守る側の立場になってみれば、ボランチからFWヘの縦パスを通さないように切っていても、サイドバックがFWにナナメのパスをズバズバ入れてくる・・・これはたまったもんじゃないと思います。
 じゃあ、「サイドからナナメに入るパスは、サイドの選手ができるだけ中央に絞りつつ、人数をかけてケアしよう」と考えるわけですが、そうなると、今度はどうなるのか。
 それが2点目ですよね。
だったら、人数が手薄になったサイドをシンプルに使って崩してしまえばいい。なにせレナトがいますから。この2点目は谷口選手が判断良くレナトにボールをつけて、そこで松橋選手をブッチ切って勝負ありです。

ちなみにこの日は、日本人っぽい名前でした・笑。ザックさん、間違えて日本代表にサプライズ招集しないでくださいね。
 攻撃の起点になるダブルボランチが警戒される。しかも憲剛選手が不在。そんな中で2点とも起点を生んだ谷口選手。これだけ起用されていると、彼の本職がサイドバックではないのをつい忘れられがちですが(苦笑)、風間監督が起用し続けているのは、攻撃時のこの判断力とプレーがあるからなのだと思います。サイドバックの位置から、勝負のパスやスイッチになるパスを通せる選手がいるのは、大きいですよ。もちろん、守備でも2試合連続無失点ですから、申し分のない活躍です(しかもイケメンで性格良くて、心に闇もない)。
 守備陣といえば、この日は井川選手の序盤の負傷により、急遽、中澤選手が出場しました。後半、中澤選手のクリアが相手の足に当たり、それがゴール前にいた盛田選手の目の前に転がり、幸いにもシュートはバーに救われましたが、あわや失点に直結しかねないピンチを招きました。
 試合後のミックスゾーンで、中澤選手にあの場面をそれとなく聞くと、「あれは危なかった。死ぬかと思いました(笑)。とりあえず、吠えておきました」と冗談まじりに話してくれました。ミスしたときは、吠えて気持ちを切り替えるタイプなのかもしれません。吠えてごまかした、のかもしれませんが。
 チームがたくましくなっているのは間違いありません。
中断まで残り4試合。幸いにもホーム等々力で3試合できます。残り全勝といきたいものです。
最近読んだ漫画「夕空のクライフイズム」。
夕空のクライフイズム 1 (ビッグコミックス)/小学館

¥596
Amazon.co.jp
楽しいサッカーで、美しく敗れる中二病を貫く高校サッカー漫画。マニアックでかなり面白いです。山瀬功治選手をフォーカスしたり、巻末のおまけ漫画では、中村憲剛選手が「麻生の餃子王」の肩書きで紹介されております・笑。
フットボールサミット第19回 川崎フロンターレ 夢の等々力劇場 強く、楽しく、愛されるクラブで…/カンゼン

¥1,404
Amazon.co.jp... 記事を読む

「勝点」と書いて「しょうてん」と読む。

 明日のヴァンフォーレ甲府戦は、落語とのコラボイベント「勝点(しょうてん)」がありますね。
 広報さんから「宣伝してください!」とのお達しが出ているので、明日のマッチデープログラムの紹介をしたいと思います。ステマじゃないですよ。むしろダレマ(ダイレクトマーケティング)です。
 今回はマッチデープログラムも「勝点」バージョンで、表紙のデザインや帯部分も落語らしさあふれる寄席文字というこだわりです。ちなみに試合前の選手紹介VTRもこのバージョンになるみたいです。

 マッチデーでは、選手インタビューの他、登里選手と新井選手の国士舘対談(後編)も掲載されています。ノボリの「俺、もし国士舘サッカー部には入っていたらどうなってたんやろ?」に、「先輩にめっちゃゴマすってそう」と答える新井選手。そこから国士舘大学サッカー部での先輩後輩関係の話から、フロンターレで上下関係を身につけて欲しい某選手の話題まで幅広く話しております。
 ちなみにマッチデーの購入者は、選手写真が一枚もらえます。

ラインナップは、中村憲剛選手、大久保嘉人選手、谷口彰悟選手、パウリーニョ選手。勝点のポスターでお馴染みの写真です。


パッと見、どこの落語家さんのプロマイドかと思いますが、全員サッカー選手です。なくなり次第終了なので、お目当ての選手があるならば、早めに購入したほうがよさげです。
 ちなみに、新人の谷口彰悟選手。
天野部長もポスト・伊藤宏樹として期待している逸材ですが、イケメンで性格が良すぎるあまり、「本当は心に闇があるんじゃないのか?」と天野さんに疑われているのだとか・・・いや、どんな心配の仕方っすか・笑。
 そのことを谷口選手に聞いたら、「(天野部長に)そればっかり言われるんですよー。実はすごい闇を持ってるだろ?って。ないですよー」と、一点の曇りもないさわやか笑顔で否定してくれました。これからますます人気出そうですね。
以上、甲府戦MDPのダイレクトマーケティングでした・笑。
えっ、試合のほうのポイントですか?
おそらくボールは保持できる展開になると思うので、あとは、[3-4-2-1]で組織的な守りをしてくるであろう甲府の守備陣を、どうやってこじ開けるかですね。相手のブロックの間で受けて、じれずに攻め続けること。そこが焦点になると思います・・・・笑点だけに。
—-
そのうち、将棋とフロンターレのコラボもぜひやって欲しいですね。
将棋でサッカーが面白くなる本―3日で理解できる将棋戦法入門/朝日新聞出版

¥1,512
Amazon.co.jp
笑点のテーマ(カバー)[ショートバージョン]/NIYARI計画

¥価格不明
Amazon.co.jp
笑点 オリジナルカバー/FLAVORS

¥価格不明
Amazon.co.jp
笑点音頭/KING RECORDS

¥846
Amazon.co.jp... 記事を読む

武岡選手のフロンターレ移籍が決まった時、新井選手は・・・。

 本日は麻生取材。
武岡優斗選手と新井章太選手の対談を行いました。

 えぇ、そうです。知る人ぞ知る、国士舘大学サッカー部の先輩後輩コンビです。武岡選手が3年生で、新井選手が1年生という間柄。気づいたら、半分以上はただの暴露大会になっていましたが・笑、新井選手のおかげで、武岡選手のキャラクターもよくわかる対談になりました。いやー、面白かった。
 笑ったのが、武岡選手のフロンターレ加入が決まったときのエピソードですね。
大学時代の先輩後輩という仲でもあり、新井選手は東京ヴェルディ時代とフロンターレ時代、横浜FCに移籍した武岡選手に、ちょいちょいゴハンにも連れていってもらっていたらしいんですよ。
 そんな仲なので、武岡選手がフロンターレに移籍するときは、当然、新井選手にも連絡をすると思うじゃないですか。でも武岡選手は、「ネットで移籍を知ったら面白いかも」と思って、あえて新井選手だけに連絡をしなかったというね・笑。
 そんなことはまるで知らない新井選手。
シーズンオフだったので、サッカー教室の手伝いで大久保選手の実家にいたらしいんです。何も知らずにくつろいでいたら、ネットのニュースを見た大久保選手から、「武岡ってやつが来るみたいだよ」と言われて、「・・・えっ、俺の先輩なんですけど!」とビックリしたという。
 速攻で武岡選手に電話をかけたのは言うまでもなく、「住むところとか聞いてよー。相談してよー」とか先輩の放置プレーに悔しがってました・笑。
 仲の良い選手の移籍をどういう状況で、どのタイミングで知るのかって、いろんなパターンがあってなかなか面白いかも。
この二人の対談は来週のマッチデーに掲載されるので、どうぞお楽しみに。
フットボールサミット第19回 川崎フロンターレ 夢の等々力劇場 強く、楽しく、愛されるクラブで…/カンゼン

¥1,404
Amazon.co.jp... 記事を読む

等々力取材〜たまにはこんな空中戦。


試合前、「ピーカブー」コールにお辞儀で応える蕪師匠が可愛過ぎです。
 等々力劇場でした。
3年前でロスタイムのケンゴラッソで劇的な勝利をしたのもガンバ戦でしたなぁ、とかちょっと思い出しました。
 まずは得点シーンについて。
ジェシと大久保選手のヘディング弾。珍しく地上戦ではなく空中戦での2ゴールでした。
 とても良い傾向だと思います。
というのも、フロンターレが足元での細かいパスワークで中央を崩し切ろうとしてくる以上、どこの相手も縦パスを警戒してしっかりと中を固めてくるようになってきています。でも今のチームはそこで手詰まりにはなりません。中を使わずにサイドから揺さぶることもできますし(決勝弾のレナトのアシストまでのつなぎがそうです)、この試合の終盤では人数をかけて守る相手をミドルシュートで牽制するシーンも見られました。
 そしてこの試合では足元の地上戦ではなく空中戦でこじ開けあけての勝利。ACL含めてジェシが2試合連続得点してますが、チームとしてセットプレーで点が取れるようになると、今度は地上戦での仕掛けに相手が軽率なファウルをできなくなります。守る側の相手は嫌ですよね。攻撃のバリエーションが増えてきているのは良いことです。
 
 試合内容に関して言えば、こちら過密日程による連戦だったこと、そして相手がガンバ大阪なので、正直、もっとボールを握られる時間帯が長くなるんじゃないかと思ってしました。しかし予想していた以上に、ボールを握る展開に持ち込めました。
 ここらへんは、長谷川健太監督になってチームとして守備組織に軸足を置くようになった影響なのか、それともフロンターレ自身がチームとしてボールを失わないサッカーをレベルアップさせたのかはわかりません。ただ風間監督がよく言うように、「ボールを握ってしまえば、相手は関係ない」わけで、たとえ相手に日本代表の遠藤選手であっても、ボールを持たせなければ怖さはありません。
 興味深かったのは、長谷川監督が施して来たフロンターレ対策ですね。長谷川監督の狙いは、中盤で起点になる憲剛選手と大島選手のダブルボランチを厳しく監視すること。具体的にいうと、ビルドアップの時にFW登録の遠藤選手とリンスは、中澤選手とジェシのケアはせずに、ダブルボランチのプレスバックにいっていました。最終ラインも高くしてコンパクトな陣形でしたし、ダブルボランチの今野選手と内田選手もかなり積極的に前に出てボール奪取を狙いました。憲剛選手と大島選手を4人で前後から挟み込むような形です。
こちらのボランチが前を向いても、今野選手はボール奪取に詰めて来る間合いが巧いですし、プレスバックスしてくるリンスに、珍しく大島選手が身体をぶつけられてボールロストする場面があったりと、なかなか自由を与えてもらえません。ここらへんの中盤の駆け引きは見応えがありました。
 ちなみにフロンターレのダブルボランチは、いつもの配置ならば、憲剛選手は左、大島選手が右なのですが、この試合ではキックオフからしばらくは逆でした。そのへんの理由を、試合後の大島選手に聞いてみましたが、「いや、特に理由はないです」との返事でした・笑。ただ「あんまりうまくいかなかったのと、ボランチが自分たちのところに来ていたので、そこをどういなすかを考えていたら、自然とそうなりました。話し合ったわけではないです」と続けてくれたので、相手の出方によって変えたとも言えます。
 ちなみに「この状況をどう打開していったのか」ですが、ダブルボランチの今野選手と内田選手が大島選手と憲剛選手に対して、積極的に前に出てボール奪取を狙っていたということは、裏を返せば、ボランチの背後にスペースが出来るということでもあります。そこで小林選手が、そのエリアに顔を出してボールを受けるポストワークを前半からかなり意識してましたね。本人にもそのへんの狙いを聞いてみました。
「今野さんと相手のボランチ(内田選手)が、憲剛さんと僚太のところにバチバチといっていたので、一つ飛ばせば、僕のところが空くし、そこは狙って行こうとハーフタイムにも話していました。ディフェンスにも、中盤を一つ飛ばして自分に当ててくれても良いと話していた。自分のところでボールを収めて、僚太と憲剛さんの上がりを待つ、という形でやれていたと思います」
 試合中からこういう対応力がついてきたのは良いと思います。小林選手が受けたクサビのボールに対しては相手の最終ラインも厳しく食いついてきていましたが、あとはそこから得点に結びつけたら、なおよしでした。
「相手はガツンと来ていたので、そこをうまく抜けていればチャンスになるけど、味方のパスとあわないことがありました。そこで裏を取れていれば、相手もクサビに対して、あまりガツンと来れなくなりますから、パス出しの選手にも少し感じて欲しかったですね。ただ中盤も裕介もそうですけど、今日は少し疲れてました」
 4月11日の柏戦からこれで5連戦目。中国の移動も含めた連戦がこれだけ続くと、主力選手もさすがに疲労は隠せません。勝ち続けながら、なんとか乗り切っているギリギリの状態です。でもこの勝ちながら乗り切っているというのがすごくポイントです。これがこのサッカーをする上で、一番必要な自信にもなっていますから。

「あれだけ攻めていたので、少しじれったい試合でしたけど、最後まで攻め続けて勝ち切ることができた。あれだけ攻めても勝てなかったら『なんでだろう?』となるかもしれない。点が入ったのは大きいですね。勝つということが自分たちのサッカーが間違ってないと思うことにつながると思います」(小林選手)
「自分たちのサッカーを信じてやれているから、あの時間帯に点を取れている」(大島選手)
次は中二日でアウェイの仙台戦です。選手はもちろんですが、サポーターもタフな連戦です。みなさんも体調管理をしっかりと。
フットボールサミット第19回 川崎フロンターレ 夢の等々力劇場 強く、楽しく、愛されるクラブで…/カンゼン

¥1,404
Amazon.co.jp
風間監督のインタビューでは、フロンターレでのチーム作りの狙いをたっぷり語っていますよ。ぜひ読んでみてください。
【Amazon.co.jp限定】情熱を貫く-亡き父との、不屈のサッカー人生 ポストカード付き/朝日新聞出版

¥1,512
Amazon.co.jp
考える習慣/ベースボール・マガジン社

¥1,512
Amazon.co.jp... 記事を読む