グラゼニの最新刊が出ました。
すでに8巻。爆発的に売れているんでしょうね。相変わらず、発売ペースが早いです。2巻ぐらいまでの「知る人ぞ知る、異色のプロ野球漫画」から、いまやすっかり人気漫画に成り上がりました。
今回は凡田よりも千太郎が中心の話です。
万年2軍キャッチャーでくすぶっていた彼が、たまたま巡ってきたチャンスを掴んで、そしてその勢いのまま、何かの壁を破ったかのように「突き抜けていく期間」を描いています。
スパイダースの監督も作中で言ってますが、トップアスリートには、こういう瞬間ってありますからね。サッカーの話になってしまいますが、昨年でいえば、フロンターレの小林悠選手がそうでした。何かのコツを掴んだかのように面白いようにゴールを量産し続けました。
もっとも才能がひしめきあうプロの世界ですから、どの選手だって一瞬だけ輝くことはよくあります。アスリートに限らず、ミュージシャンでも芸人でもそうですよね。一発、大きい花火を打ち上げる人はたくさんいます。でもそこからが難しい。コンスタントに高いアベレージを継続させていくのが、いかに大変なことか。
小林悠選手の例で言えば、彼も今年はここまでリーグ5得点と去年ほどの活躍は出きず苦しみました。監督交代による戦術の変化など、いろいろ要因はあったとは思いますが、「去年はうまく行き過ぎた」とも話していました。終盤になりまたゴールに絡むようになりましたから、きっとまた壁を破っていってくれるでしょう。
・・とまぁ、そんなことを重ねながら、読んでみても面白いかもしれませんね。
そしてキッチン味平ではユキちゃんとの恋話も再燃。
おれ、この恋の行方が気になるので、ぜひコンスタントに挟んで欲しいと思ってます・笑。
俺もサッカー漫画版の「グラゼニ」の原作でも書こうかな。
タイトルは「ピッチにはマネーが落ちている」、略して「ピチマネ」!
・・・・パクリにもほどがありますね、すいません。
グラゼニ(8) (モーニング KC)/講談社
¥580
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まとめ買いもおススメです。
グラゼニ コミック 1-7巻 セット (モーニングKC)/講談社
¥4,098
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Posts in the 書評 category:
リアル、12巻出ました。
リアルの最新刊でました。
80ページの小冊子が付いてました。内容はこれまでのまとめや、井上先生のインタビュー、第1話が収録したものでした。リアルファンの著名人も登場していて、なでしこジャパンの大野忍選手も登場してましたよ。
さて今回は12巻。
安積の変化を含めて、登場人物それぞれが、それぞれの人生を歩き出し始めた感じが出てきました。12巻なので当たり前ですけど。物語が動き出しているのはもちろんですが、ここにきていろんな点と点が結び始めてきているような印象を受けましたね。
丁寧に描いているし、いいセリフがちりばめられたり、相変わらず読んでいて響くものが多い漫画ですわ。
今回も初回限定ペーパーが挟まっておりました。
前回の野宮に続き、清春バージョンです。10秒で描いたイラストらしいですが、井上先生のこのタッチの絵柄、個人的にはかなり好きです。手帳に挟めて大事にします。
それにしても、リアルの最新刊を本屋で見かけると、「あぁー、今年も終わりだなー」と実感します。もはや風物詩のような存在ですわ。一年に1巻ペースで12巻・・・ちょうど12年。干支が一回りしたわけですね。
ちなみに去年出た11巻は、2011年11月11日発売でした。シャレオツでしたね。
REAL 12 (ヤングジャンプコミックス)/井上 雄彦
¥630
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リアル コミック 1-11巻 セット (Young jump comics)/井上 雄彦
¥6,857
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サッカー審判員フェルティヒ氏の嘆き
最近読んだ本。
「サッカー審判員フェルティヒ氏の嘆き」
ドイツ・ブンデスリーガの審判(かつ保険の外交員である)の独白形式で綴られた小説です。サッカーを審判視点で嘆いている(愚痴っている)内容なのですが、ユーモラスで面白いです。「騙す者、委ねる者、そして線を引く者」という表現が独特ですよね。日本のサッカーに関する話題も最後に出ていました。
詳しくは、昨日発売のエルゴラの「読むサッカー」のコーナーに書評を書かせてもらったので、そこを読んでください。
日本でもサッカー小説というジャンルがもっと増えてくるといいですよね。俺が書こうかな・笑。
サッカー審判員 フェルティヒ氏の嘆き/三修社
¥1,890
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審判関係でオススメはこの2作品です。
レフェリー 知られざるサッカーの舞台裏 [DVD]/ハワード・ウェブ
¥3,990
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2008年の欧州選手権のレフェリー団の密着したドキュメント。
主審告白/家本政明
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オススメのサッカー小説。西部さんの本です。
FOOTBALL FICTIONS 偉大なるマントーバ/西部 謙司
¥1,260
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漫画家の漫画。
最近読んだ漫画。
「ペンとチョコレート」、「花咲さん」。
どっちも女性の漫画家が主人公で、編集者とのやりとりを描いた内容です。「バクマン。」やら「まんが道」ぐらいしか読んでませんが、漫画家の漫画って面白いです。
「ペンとチョコレート」は2巻完結、「花咲さん」は1巻が出たばかりです。
ゆるーくオススメしておきます。
花咲さんの就活日記 1 (IKKI COMIX)/小野田 真央
¥630
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ペンとチョコレート 1 (まんがタイムコミックス)/ねむ ようこ
¥650
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ペンとチョコレート 2 (まんがタイムコミックス)/ねむ ようこ
¥650
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ファーガソンの薫陶。
どんなに時間がなくても、毎日本は読むようにしております。
今、読んでる本はこれです。
「ファーガソンの薫陶」
日本代表・香川真司ではなく、彼が今年から所属しているマンチェスター・ユナイテッドを率いているファーガソン監督の本です。この世界的超名門サッカークラブを26年も率いている名将。グラウディオラやモウリーニョらとも別格で、もはや生きる伝説みたいな存在です。その組織マネジメントの手腕に迫っています。
幻冬舎さんから献本をいただきました。二本柳さん、ありがとうございます。
・・・・なんだろう。
まだ半分ぐらいしか読んでないのですが、率直な感想としては「マンチェスター・ユナイテッドの番記者だけはやりたくねぇーな」ですね・笑。
怖いよ・・・というか、恐ろしいよ。
過去に所属したスーパースターとの知られざるエピソードもそうですが、メディアとの関係も凄まじいですな。刺激的な話が満載です。
ちゃんとした書評(といってもライトな書評ですが)は、全部読んだ後に書こうと思います。
しっかし・・このファーガソンから直々に口説かれた香川真司・・・たいしたもんだわ。
ファーガソンの薫陶 勝利をもぎ取るための名将の心がまえ/幻冬舎
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マンチェスター・ユナイテッド クロニクル [DVD]/マンチェスター・ユナイテッド
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まんが道。
平成のまんが道と言われた「バクマン。」が完結して久しいですが、「そういえば、まんが道を読みたいなー」とふと思いたったある日。
両親に連絡して、実家に置いてあった「まんが道」を全巻送ってもらいました。
全巻と言っても6冊なのですが、コミックス20巻ぐらいをギュッと愛蔵版なので、超分厚いです。
つーか、辞書です、辞書。
確か中学生ぐらいのときに頑張って買ったんだと思います。
藤子不二雄先生の青春時代の話なので、漫画を取り巻く時代背景や金銭価値も今とは、まったく違うけど、妙に好きな漫画でした。
個人的には、トキワ荘に引っ越ししてから、足塚茂道がどんどん活躍していくあたりが好きですね。締め切りに追われて、怒濤の忙しさの中で、プロの漫画家として自覚を高めていくあたりは、かっこいいです。
「チューダー」とか「コロッケはさみパン」、あと松葉のラーメンなど、この漫画に出て来る食べ物は「ウマーイ!」なんですよね。
今年、「まんが道大全」なるものが発売される模様。ちょっと興味あります。
藤子不二雄A まんが道大全 (コミックス単行本)/藤子不二雄A
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78歳いまだまんが道を/藤子 不二雄A
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愛蔵版 まんが道 全4巻完結セット [マーケットプレイス コミックセット]/藤子 不二雄A
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まんが道 1~最新巻 (文庫版)(中公文庫-コミック版) [マーケットプレイスコミックセット]/藤子 不二雄
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現在連載中のまんが道の続編。
愛…しりそめし頃に…―満賀道雄の青春 (1) (Big comics special)/藤子 不二雄A
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愛…しりそめし頃に…―満賀道雄の青春 (2) (Big comics special)/藤子 不二雄A
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愛…しりそめし頃に…―満賀道雄の青春 (3) (Big comics special)/藤子 不二雄A
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愛…しりそめし頃に… 8―満賀道雄の青春 (ビッグコミックススペシャル)/藤子 不二雄A
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愛…しりそめし頃に… 9―満賀道雄の青春 (ビッグコミックススペシャル)/藤子 不二雄A
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愛…しりそめし頃に… 10 (ビッグコミックススペシャル)/藤子不二雄A
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愛…しりそめし頃に… 11 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)/藤子 不二雄A
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書評:名将への挑戦状 ~世界のサッカー監督論
「モウリーニョは勝利者なのだろう。ペップ・バルサを打ち破ったことは賞賛に値する。モウリーニョは信念を貫き勝利したわけで、その精神力も名将と呼ぶにふさわしい。
しかしそれでも私は言い切る。
モウリーニョはフットボールには敗れている。 」
本書の帯には、こんな刺激的なフレーズが掲載されております。
どうも。
サッカーブック・ソムリエ・いしかわごうです。
今回紹介するのは「名将への挑戦状 ~世界のサッカー監督論」。以前も紹介した「名将への挑戦状」の第2弾です。
今回登場するのはこの10人の名将たち。
ジョゼ・モウリーニョ
マヌエル・ペジェグリーニ
チュザーレ・ブランデッリ
ヨーゼフ・ユップ・ハインケス
ローラン・ブラン
ディエゴ・シメオネ
ヨアヒム・レーブ
アンドレ・ビラス・ボアス
マルセロ・ビエルサ
ジェゼップ・グアルディオラ
そうそうたるこの顔ぶれを評すのは、創造的でスペクタクルなフットボールの信奉者・スアレス氏。翻訳者の小宮氏も触れていますが、スアレス氏の視点、論評は独断と偏見に満ちています。でも、だからこそ面白い。
名将が目指すフットボールの機能性、合理性をきっちりと分析し、鋭く論評した上で、彼らが振り分けられる勝利と敗北。そして、その先にある各々の人間性にしっかりと迫ろうとしているので、彼の人生を深く考えさせられるし、読み応えある内容にもなってます。
10人それぞれの感想をここに書くのはさすがにしんどいですし、この本を読んで損はないですよ、としか言いようがありません。鋭く、刺激的な面白さは保証します。
中でも印象深かったのは、やはりビエルサでしょうか。
本書の中でスアレス氏は一年目のビルバオでの戦いぶりを評し「ビエルサは理想に走り過ぎている」と指摘しています。
「 相手が誰であろうと、どんな舞台であろうと時間帯すら関係なく、理想を貫こうとしてしまう。アトレティコのシメオネ監督がビルバオの戦い方を研究し、長いボールを蹴らせる罠をかけてきたが、ビエルサはアトレティコの弱点を突くような作戦を選手たちに何も与えていなかった。
ビエルサは相手や状況に応じて動くよりも、常に自陣がいかなるプレーをするかをひたすら追求している。それは悪いことではないが、勝負を制するためには相手の弱点を衝かなくてはならない局面も往々にしてある。少なくともリーダーたるもの、その準備はしておかなくてはならない。相手がモウリーニョ、シメオネのように相手の隙をつくのに長けたリーダーならば、なおさらだ。 」
しかしそれ以上に、ビエルサの底知れぬ野望に大きな敬意を抱いているところが印象的でした。「 とはいえ、私は進化のプロセスに起きた不具合を指摘しているに過ぎないのかもしれない。」と。
そして、こう結んでいます。
「90分間、ボールを支配して攻め続ける」
見果てぬ夢に過ぎないが、そこに近づこうとすることで、ビルバオは神話を作ることになるだろう、と。
「そんなのは非常識。理想論だよ」と一笑に付すのは簡単ですが、常識を覆す発見や新しい価値観というのは、常識の否定から生まれるものです。ビエルサのこの「狂気」ともいえるチャレンジ精神、そしてその生き様からは、何かそういう可能性を感じるんですよね。やはりこの変人に僕は惹かれますわ。
興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
欧州サッカー 名将への挑戦状/ヘスス・スアレス
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第1弾の書評はこちら:「名将への挑戦状 ~世界のサッカー監督論」
http://ameblo.jp/go-football/entry-10984291226.html
名将への挑戦状 ~世界のサッカー監督論~/ヘスス・スアレス
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グラゼニの7巻が出た。
最近、酒と女とギターの話題しかブログで書いてなかったので、漫画の話でも。
グラゼニの最新刊がでました。
早くも7巻です。
今回は先発ローテーション入りを果たした凡田の話。新シーズンが開幕しました。あんまりゼニの話は出てこないかな。
最近のグラゼニは単行本の発売ペースが早いですが、これは週刊連載で毎回24ページ(26ページ)を維持している影響だそうです。マイ漫画収納本棚のグラゼニを置くエリア、つい半年前までは余裕たっぷりだったのに、このペースだと引っ越ししないといけませんね。
新感覚の野球漫画なので、ぜひ読んでみてください。
僕のおススメする漫画にハズレはありませんよ。
グラゼニ(7) (モーニング KC)/アダチ ケイジ
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グラゼニ コミック 1-6巻 セット (モーニングKC)/アダチケイジ
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