祝!アジアカップ優勝!!
いやー、タフな試合でした。
決勝戦という舞台を考えれば、簡単な試合にならないことなど百も承知してましたが、これに加えてオーストラリア戦特有の、あの「なかなかピッチ上でガッチリ組ませてもらえない感じ」って言えばいいんですかね・・・・具体的には「体格差を生かした相手のエアバトル」になるんでしょうけど、ピッチ上ではそういうサッカーに耐え続けるストレスもありましたから。ACLでオーストラリアのクラブと対戦するときは違うんだけど、代表戦だともれなくこういう戦いになるんで面白いですよね。ホント、ジリジリとした時間がずっと続く、見ているだけでも消耗するファイナルだったと思います。
エアバトラー・岩政選手の投入とシステム変更、そしてスーパーボレーを決めた李選手の投入と、ザック采配がことごとくはまったのは言うまでもないですが、この試合に関しては、やはり川島選手でしょう。南アフリカワールドカップのとき以上の、鬼神のようなセービング。GL、そして準々決勝までは決していいパフォーマンスではなかったですから。彼自身にとっても本当に良かった。
試合後のインタビューで、「自分は今まで優勝したことがなかった。はじめて優勝して非常に気持ちいい」と川島選手は喜びの声を口にしていました。
このとき思い出したのが、09年のナビスコカップ決勝戦前に川島選手におこなったインタビューでの言葉です。そこで僕は最後の質問として、「タイトル獲得」を強く口にしていた川島選手に「タイトルに向かわせるこのエネルギーの源は何だと思いますか」と聞いてみたんです。インタビューの最後に投げかけようとしていた、自分なりの勝負球でした。
すると彼はじっと考えてから、丁寧に言葉を紡いでくれました。
まず「フロンターレというチームにとって、チャレンジし続けても、なかなか手が届かないという存在がタイトルだということ。だから欲しい」と。
そしてこう言いました。「僕自身、タイトルを取ったことがないことがあります。一番になったときの気持ち、その道のりを含めて経験をしたことがないので、経験してみたい。それを目指して挑戦することにすごくやりがいを感じるんです」。
彼のブログのタイトルは、座右の銘である「Life is Beautiful」。
人生を美しくするために、「後悔しないことが大事」だと彼は言っています。「人生は決断の連続だけど、一つ一つの決断を公開しないことで自分を肯定できる」と。
そんな川島永嗣選手が初めて掴んだ優勝の味・・・自身のブログでも思いをつづっていますが、なんだか感動してしまいましたよ。
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THIS IS 日韓戦
いやはや、「THIS IS 日韓戦」っていう試合でしたね、アジアカップ。
どんな感じになるかなと思ったけど、立ち上がりは日本ペースだったなぁ。
前田、岡崎、本田、香川の4人がキープと突破を使い分けながら流動的にゴールに向かい、そのこぼれも後ろの選手がフォローして、二次攻撃を繰り返していく。入り方が悪かったカタール戦とはうって変わって、アグレッシブさが目立つ序盤。逆に中二日の韓国は体力的な問題を見越してか、かなり抑え気味。おそらく「前半はセーブして、後半に勝負」というプランだったのだろう。守備に重点を置きながら、セーフティな攻撃が主体で、さほどペースアップしてこなかった。
ところが、韓国はラフなロングボール1本で幸運なPKを獲得。エリア内でパクチソンが今野に倒されたものだが、今野はショルダーチャージを主張・・・うーん、「これでPKなの?」という厳しめのジャッジでしたが、これを成功させた韓国が先制。
しかし、これで慌てないのがこの代表の強さか。
慌てずたじろがずにパスをつないで、サイドからじっくり崩していく。本田が起点となり、チャドゥリの背後のスペースをついた長友がエリア内へ深く侵入し、中央へ折り返し。飛び込んでいた前田が流し込んで同点。
韓国の右SB・チャドゥリは、元FWだけあってオーバーラップ時の迫力はありますが、その反面、守備の対応とポジショニングに難がある選手でもある。16分にも、長友がそのスペースをついてクロスに岡崎のヘディング(Gkが弾いてポストに)、という決定機もありましたからね。試合全体を通じても、ここを長友が突けたのは大きかったと思います。
後半は、パス回しと突破力で圧力をかけ初めて来た韓国に、盛り返された印象。日本はたまらずファウルで止める場面が目立ち始めゴール前でのFKが多発。そこで跳ね返しても前線でキープできず、再び押し返される苦しい時間が続いていく。こういう展開で流れを変えられる前線の選手がベンチに見当たらないことが、ちょっとネックですよね。ザックも動こうにも動けず、終盤に香川を下げて細貝を投入したのみ。日韓戦らしいジリジリするような緊張感のまま、1-1-で延長戦へ。
試合が動いたのは、延長前半5分。サイドでの前田のキープから、中央の本田が絶妙なパス。エリア内に抜けだそうとした岡崎が韓国選手とぶつかり倒されてフエが鳴り、日本にPKが与えられる。まぁ、倒れた位置といい判定といい、ラッキーとしかいいようがないPKでした。
本田のPKはGkに防がれるも、全速力で詰めていた細貝がプッシュ。日本がついに逆転に成功。あとはゲームをクロースさせるだけ。延長後半、日本はラインを下げて守り固め。相手敵陣付近での本田と長友のボールキープや、伊野波、本田拓を投入して必死の逃げ切りをはかる・・・しかし、韓国の見せる執念のパワープレーも強烈。結局、終了直前に与えたFKをクリアし切れず・・・最後の最後に押し込まれ、まさかの同点。日本国民が地獄に叩きおとされました。
試合の決着はPK戦へと委ねられることに。
ゴールマウスに向かうのは、川島永嗣とチェ・ソンリョン。そういえば、去年のフロンターレ初公式戦はACL城南戦だったのですが、川崎FのGkは川島くんで、城南のGKはチェ・ソンリョンだったんだよな・・・などと思い出してしまった。
このPK戦で、川島くんがいきなり2本をストップ。
日本は本田圭、岡崎が成功、長友が失敗するも韓国の3人目が枠を外す。そして今野がしっかり決めて3-0で決勝進出。延長後半終了間際に追いつかれた地獄から天国へ・・・すごかった。しびれました。。こういうハートを鷲づかみされるような瞬間があるから、サッカーはたまらんですね。
試合全体を通じて振り返ってみると、個人的には、120分アップダウンを繰り返し長友にMOM(マンオブ・ザ・マッチ)をあげたかったですね。同点弾のアシスト、チャドゥリとの駆け引きも含め、攻守両面で本当にすばらしかった。
・・・ただ豪快にPKをはずしたからな(笑)。
なによりも、川島くん。
よく言ってますが、自分が川島くんの存在を強烈に意識したのは、AFCユースの準決勝ウズベキスタン戦のPK戦で見せた、美しいセービングフォームでの神がかりなストップからです。あれから約8年。1本目のPKストップした姿は、あのときの記憶を思い出してくれましたよ。本当にナイスセーブでした。彼自身、ワールドカップパラグアイ戦でのリベンジも少しは晴れたかもしれません。
決勝戦の相手はオーストラリア・・・楽しみだ。... 記事を読む
デンマーク戦・ドキュメント
昨日は例によって、試合前にユーストリームの生中継。 ... 記事を読む
デンマーク戦に向けて。
さて、決戦ですね。
深夜3:30キックオフっていうやっかいな時間帯ですが、頑張って起きて見てほしいものです。4年に一度の機会ですしね。それに眠い目をこすりながら試合を見守って、劇的なゴールを目の当たりにした瞬間の、「この場面をリアルタイムで見てたんだぜ」という、あの感覚はたまらないものがあるものです。一般の方々にも、あの突き刺さる感じを味わってもらいたいですわ。朝のニュースで結果だけを知るんじゃ味気なさすぎるぜ・・・どうかしてるぜぃ!... 記事を読む
タマシイレボリューション
イェーイ、チリ代表2連勝。
しかしホンジュラス戦、スイス戦ともに最少得点勝利のため、次のスペイン戦の結果次第では、得失点差の戦いにより、最終的に3位に落ちてしまう可能性もなきにしもならずという事態に。スペインにも決勝トーナメントに残ってもらわねば困るし、まったく、も~う・・・プンプン!と、一人さとう珠緒状態ですわ。... 記事を読む
オランダ戦当日。
はい、「運命の戦い」の第2弾・オランダ戦当日ですね。
今、テレ朝の特番が流れてるんですけど、香取応援団長って、現地に行って応援してないんですね。団長なのに。
さてオランダといえば・・・本田圭佑?
藤田俊哉?
平山相太?
戸田和幸?
いやいや、やっぱり小野伸二でしょー。
本日のオランダ戦のユーストリーム生中継用に着るユニフォームを探すために、さっきクローゼットをゴソゴソと整理していたら、ひょいとコイツが顔を出してくれました。
。
小野伸二が所属していたときのフェイエノールトのグレーのセカンドユニフォーム。カッコよくて一目ぼれで買った記憶がある。フットサルのときによく着てました。懐かしいなー。
このCMも懐かしいなー。
小野伸二のよさも出ているし、サッカー選手が出ている中では秀逸なCMだと思う。
あと5時間ちょっとでキックオフです。
いやー、やっぱりワールドカップは緊張するな。
もしここでオランダに勝って2連勝すれば、内容はともかく「ニッポン、どうかしてるぜ!」って世界が驚くこと間違いなしです。試合後に行う「オランダ戦直後!エル・ゴラッソとスカパー! ツイスタがユーストリームをやっちゃいます!」を笑顔でお伝えできますように。
写真は第2回の「カメルーン戦直前!エル・ゴラッソとスカパー! ツイスタがユーストリームをやっちゃいます!」で着用したドーハ時代の代表ユニフォーム。
ラモスさんのサインが入ってます。「いしかわ、懐かしいもの持ってるなー。サイン?よし、サービスして背番号も書いてやるヨ!」と10番も書いてくれました。引退したりすると、なかなか背番号って書いてもらえないですからね。
さて、日本中が頑張りましょう。... 記事を読む