分析クラシコ。

 明日の夜は阿佐ヶ谷で「分析クラシコ」と称したトークイベント。今季の2試合を見直したり、エルゴラを見直したりしていました。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 いろいろ思い出しますね。
ピッチ上の分析が中心になりますが、それ以外のちょっとした後日談もたくさん紹介しようかと思っています。例えば、第20回の多摩川クラシコならば、試合前の夕食時、ホテルで風間監督が選手たちに見せたある試合映像の狙い、杉山選手と権田選手が交わしていたある約束・・・などなど。
他の出演者や時間との兼ね合いになるので全てを紹介するのは難しいかもしれませんが、思わず「へぇーボタン」を押したくなるような蔵出しのエピソードをたくさんできれば、と思います。
・・・へぇボタンって、例えが古いよ・笑。
もちろん、多摩川クラシコのことだけではなく、相馬監督と風間監督のそれぞれのサッカー観についても担当ライター2人がしっかり語ります。
 チケットも残り少なくなってきたようです。
ローソンでも買えますんで、迷っている方は売り切れる前にお買い求めください。
分析クラシコ
~FC東京&川崎Fライターたちのダービーマッチ~
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/per.cgi?form=2&year=2012&mon=11&day=12
出演
ライター
(FC東京)
馬場康平 
後藤勝


(川崎フロンターレ)
江藤高志
 いしかわごう


二部ゲスト 
土屋雅史(「J SPORTS」Jリーグ中継担当プロデューサー)


司会
 下田恒幸(スポーツアナウンサー)
FC東京&川崎フロンターレを取材するライター陣が今季の両チームとJリーグを振り返る。

一部 アノ川ヲ制圧シタノハ?

・ポポヴィッチ、相馬直樹が目指したサッカーとは

・19回多摩川クラシコ戦術分析&解説



二部 勝利の旗を掲げるのは?

・ 20回多摩川クラシコ戦術分析&解説

・ 風間八宏サッカー論
・ 
・FC東京のACL挑戦記録

・ 2012J1リーグ総括&残り3節の行方を予想
OPEN 18:30 / START 19:30
前売¥1,500 / 当日¥1,800(共に飲食代別)


注意:前売券はローソンチケットとロフトAウェブ予約にて発売。
ローソンチケット発売は10月18日発売[L:31486]。
ウェブ予約 10月14日より発売開始。

*ウェブ予約ご希望の方は
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/reservation/

*入場順は
1、ローソンチケットのお客様
2、ロフトAウェブ予約のお客様
3、当日券のお客様
の順番になります。

(お問い合わせ) 阿佐ヶ谷ロフトA
電話: 03-5929-3445
HP: http://www.loft-prj.co.jp/lofta/
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 天皇杯4回戦以降の予定が発表されましたね。
4回戦はNACK5で大宮戦。等々力は改修工事に入るため、ホーム開催ではないことはわかり切っていたので、問題はどこの場所でのカードになるのか。正直、大阪あたりに飛ばされるんじゃないかと思ってましたから、近場で助かりました。サポーターのみなさんもそうだと思いますが、ライターも遠征費の問題がありますから・笑。
 相手については、残留争いの渦中にいる大宮が、シーズン後の結果を受けてどういうモチベーションで天皇杯を戦うのか。正直、わかりません。今季はフロンターレが2勝してますからね。
 ちなみにここを勝つと、準々決勝は熊谷。ここも関東ですから、近場ですね。数年前に一度だけ行った事があるスタジアムです・・・やたら遠かった記憶しかない。まぁ、いいや。まず大宮に勝たなければ意味がないですから。
リーグ戦はあと3試合。そのあとにある天皇杯がどれだけ続くか。楽しみです。
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JFL時代の松本山雅FCとAC長野パルセイロのクラシコに密着したドキュメント。サポーターの描写が興味深いです。
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相性って何かね。

 浦和戦は4-2で勝利。
試合の分析やらは、エルゴラをお読みくださいってことで。
 しかし、「勝負のあや」ってやつは面白いですね。
例えば、FKを巡る話。前半の立ち上がり、浦和にはゴール前の位置でFKが2度与えられてました。蹴るのは、名手・マルシオ・リシャルデスです。しかし彼はどちらも決めることができなかった。
 一方、フロンターレに与えられたFKのチャンスも2本でした。そしてそれをレナトがきっちり決めて、試合をひっくり返すことに成功。ともに2本のFKのチャンスが与えられていただけに、どっちに転んでもおかしくない展開だったとも言えるかもしれません。しかし2本のチャンスをモノにしたフロンターレは、逆転した勢いのまま、相手のビルドアップミスから、冷静に3点目を追加。前半だけで2点のリードを奪うことが出来ました。
 ちなみにこの3点目の場面、中盤のボールホルダーのマルシオにアプローチを強め、そのバックパスに対しても相手ゴール前まで詰めていった選手は、センターバックの實藤選手でした。素晴らしいプレーだったと思います。
 
  あとこの試合は、”相性”というものを考えさせられる試合でもありました。
 実は05年のJ1再昇格後、フロンターレはホーム・等々力で浦和には4敗3分とリーグ戦では一度も勝ったことがなかったんですよね。つまり、相性は最悪でした。
 
 しかし、これが今季から浦和を率いているペトロヴィッチ監督との相性にフォーカスすると、全く逆になるんですよね。彼が広島の監督だった時代、リーグ戦ではフロンターレは6勝3分と抜群の勝率を誇っていました。7-0で勝ったこともありました。今季の第4節の浦和戦も1-1のドローで負けなしに終わってます。
 んで、この試合はどうだったかというと、ペトロヴィッチ監督との相性の良さが出た結果だったように感じました。ボールポゼッションでは譲るも、前線のアタッカー陣がカウンターでスペースを切り裂いていく展開は、フロンターレが広島に勝ち続けていたときのそれと、よく似ています・・・相性ですよね、これは。
 ただフロンターレ側には変化がありましたからね。
風間監督は、選手の特徴を見てプレーの判断をしろと言っているわけで、別に風間監督がカウンターサッカーありきで前線にそういったタイプの並べていたわけではなく、スペースが出てきた状況で、レナトや山瀬選手が前にいるのだから・・・と、それを踏まえて縦に速い攻撃を選択した判断の結果だったということでしょうか。このへんのアプローチの違いや経緯を説明するのは、すごく面倒くさいので省きますけどね・笑。
 個人的には、風間監督の後半の采配が、非常に的確だったなぁ、と。そのへんは明日のエルゴラに書いておきました。
 この勝利で残り3試合で、16位のガンバ大阪、17位の新潟との勝ち点差が「9」になりました。数字上の残留こそ決まっていませんが、さすがに安全圏かと思います。それどころか、3位のレッズと勝ち点6差だったりしますからね。残り3戦全勝してどこまで順位をあげる事ができるか。楽しみにしたいと思います。... 記事を読む

トークイベント、やります。

 来週月曜日の夜(12日)、阿佐ヶ谷のロフトAで多摩川クラシコに関するトークイベントやります。
分析クラシコ
~FC東京&川崎Fライターたちのダービーマッチ~
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/per.cgi?form=2&year=2012&mon=11&day=12
「なんで多摩川クラシコ?」とかも思いますが、第19回の結果で相馬前監督が解任になり、第20回は久々の勝利と、フロンターレにとってはターニングポイントになったカードです。そこからいろいろと今季を掘り下げていきましょう、というのが発端です。
 なので、「クラシコ分析」と銘打ってはいますが、お互いの今シーズンを振り返っていくような内容になると思います。真面目な戦術論だけではなく、くだけた話もいっぱいする予定です。記事やブログ、ツイッターの載らない、トークイベントじゃないと絶対に聞けないオフレコ話もたくさんあります。
・・・・12日の夜は、阿佐ヶ谷で僕と握手!
出演者やゲスト、詳しい内容はリンク先を読んでください。前売り券は1500円(当日券は1800円)。ローソンでも買えます([L:31486])。
出演
ライター
(FC東京)
馬場康平 
後藤勝


(川崎フロンターレ)
江藤高志
 いしかわごう


二部ゲスト 
土屋雅史(「J SPORTS」Jリーグ中継担当プロデューサー)


司会
 下田恒幸(スポーツアナウンサー)
FC東京&川崎フロンターレを取材するライター陣が今季の両チームとJリーグを振り返る。

一部 アノ川ヲ制圧シタノハ?

・ポポヴィッチ、相馬直樹が目指したサッカーとは

・19回多摩川クラシコ戦術分析&解説



二部 勝利の旗を掲げるのは?

・ 20回多摩川クラシコ戦術分析&解説

・ 風間八宏サッカー論
・ 
・FC東京のACL挑戦記録

・ 2012J1リーグ総括&残り3節の行方を予想
OPEN 18:30 / START 19:30
前売¥1,500 / 当日¥1,800(共に飲食代別)


注意:前売券はローソンチケットとロフトAウェブ予約にて発売。
ローソンチケット発売は10月18日発売[L:31486]。
ウェブ予約 10月14日より発売開始。

*ウェブ予約ご希望の方は
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/reservation/

*入場順は
1、ローソンチケットのお客様
2、ロフトAウェブ予約のお客様
3、当日券のお客様
の順番になります。

(お問い合わせ) 阿佐ヶ谷ロフトA
電話: 03-5929-3445
HP: http://www.loft-prj.co.jp/lofta/
・・・・・そういえば、浪人時代に阿佐ヶ谷に住んでいたなー。阿佐ヶ谷から代ゼミ(代々木)に通ってました。... 記事を読む

神戸戦の、あの崩し。

 今日は中村憲剛選手の誕生日でした。
その様子はブロゴラに書いておいたので、お読みください。
 ここではプレーのこぼればなしを。
それは、神戸戦の楠神順平選手のゴールシーンです。そう、右サイドからのクロスが、そのままゴールに入ってしまったという、あれです。
 興味深いのは、そのひとつ前のプレーなんです。
というのも、楠神選手とケンゴ選手による、サイドの狭いエリアの突破がエグい。
 映像を見れる方は、このゴールまでの流れを見直して欲しいのですが、まず相手のビルドアップに対して、高い位置でケンゴ選手がプレッシングをかけていき、うまくボールをカットしたところからこの流れが始まっています。
 カットしたら、右サイドにいる楠神選手にすぐ預けるのですが、ボールを受けた楠神選手は瞬く間に相手2人に囲まれてしまいます。そこで粘ってキープしながら、近くにいるケンゴ選手にいったんボールを戻すのですが、相手の2選手はすぐにケンゴ選手へのアプローチを強めていきます。目の前から2人が圧力をかけてくるわけです。
 しかしここでケンゴ選手が選択したのは、ボールを後ろに下げて作り直すでもなく、広いエリアにボールを展開するでもなく、その相手選手2人の間にある、非常に狭いエリアを通すというものでした。
たぶん、数ある選択肢の中でもっとも難易度の高いプレーだと思います。正直、「あえて、そこを通すか?」ってプレーですから。
 しかしこの針の穴を通すようなパスで相手選手2人は完全に置き去りにすることができました。楠神選手はまったくのフリーで右サイドを突破しています。そこからのクロスがゴールネットに吸い込まれました。
 もちろんね、ゴール自体は完全に幸運でした。楠神選手本人も認めていましたが、自分でゴールを狙ったわけじゃなくて、クロス性のボールが偶然に入ったものです。そこは否定しません。
 ただねぇ、その前のあの崩しを見せられたら、ゴールなんかおまけですよ・笑。いやー、あの崩しだけで白飯3杯はいけますね。
 ケンゴ選手に、あの一連の流れを解説してもらったのですが、2人の間を通そうとしたプレーだったこと、そして「クスにだったら通せる」と、受け手が楠神選手だったこともあの選択をした理由だったと言ってました。そして普段の練習から取り組んでいるものが試合に出たプレーでもあるとのことでした。
「相手の逆を突く。風間監督はそういうサッカーをやろうとしているし、ああいうのができるようになれば、相手は関係なくなるよね。もちろん、まだまだチームとしても個人としてもミスが多いけど」
 試合を見ていると、「もっとシンプルにやればいいのに・・・・」とはがゆさを感じる場面もありますが、こういう話を聞くと、あえて難しい選択にチャレンジしていく姿勢も、その意図を含めて評価しないといけないな、と思わされる訳です。
「思いついたプレーのなかで,いつも一番難しいものを選択することにしている」とはロベルト・バッジォの名言です。それはなぜかというと、ああいう素晴らしいプレーにつながる可能性があるということですから。
さぁ、楠神選手のラッキーゴールにつながる、あの崩しを見て、みなさんも白米3杯食べましょう・笑。... 記事を読む

転んでもただでは起きない精神。

こんばんは。
昨日買ったジャイキリ最新刊25巻の話でもしょうかと思ったのですが、麻生練習取材後、スタッフさんから「ブログネタにどうぞ」と提供をいただきました。
$いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 目の前に置かれたのは、中村憲剛選手が着用してたスパイクです。
$いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
スパイクの右側先端部をよく見ると、鋭利に破けております。
 そう。
これは先日フランス代表戦で開始早々、相手選手に踏まれて破けたスパイクなのです。
 前半のかなり早い時間でスパイクを取り替えに走ってましたからね。
サンドニのピッチ状態が悪かったこともあり、見ているこちらは「あら・・・憲剛選手、スパイク選びに間違えた?」と思ってましたが、まさか破けていたとは・・・僕も憲剛選手のブログを読むまで気づきませんでした。
 本人いわく、「練習でも同じピッチでプレーしているんだから、(スパイク選びを)間違えるわけない。でも仕方ないよね。見てる人も、まさかスパイクが破けていたと思わないだろうから。だから、試合後にブログで違うよとアピールしておいた。この情報は拡散希望・笑」だそうです。
なおこのスパイクは、年末のフロンターレ展で展示されるそうですよ。
さすがはフロンターレ。転んでもただで起きない・・・・憲剛選手のスパイクは、破けてもただでは捨てません・笑。
 もうひとつ代表ネタ。
日本でも話題になったブラジル戦での試合前待機列でのフッキとの会話。帰国後、「どんな会話をしていたの?」と80人ぐらいに聞かれたそうですが、実際にはポルトガル語と日本語を交えながら、ちょっとした世間話をした程度だそうです。
・・・まぁ、試合前ですから、そんなもんですよね。
ただフッキと憲剛選手が親しげに話していると、列の目の前にいたオスカル(チェルシー)が、「・・・・お、お前らがなんで話してるの?」みたいな怪訝そうな表情でこっちを見続けきたらしいです。なので憲剛選手的には、フッキとの世間話よりも「オスカルが、めっちゃ見てるっ!」ということのほうが、ツボにはまったとのことでした・笑。
 ブラジルの印象については、「守るときと点を取るときのメリハリが半端ない。でも(09年の)オランダ遠征のときよりも面白かった」と収穫も多かったみたいです。
帰国後も、練習後の取材の多さは相変わらずですが、今週になってからだいぶ落ち着いてきたようです。連続得点を狙っていただきましょう。
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ブラジル戦。

ブラジル戦の話でも。
まさかの(?)2試合連続先発となった憲剛選手については、週末のエルゴラ(ガンバ戦のプレビュー)で少し触れようと思っているので、ここでは書きません。
・・・なんつーか、ブラジルが強かったですね。
日本を主語にどうこうと語りたいのですが、ブラジル「が」強かったです。
 戦前は、組織としての強さよりも、もっと個人の力を前面に出してくるのかな、なんて思っていたんですよ。親善試合でしたし。
 ところがどっこい、現在のセレソンは、組織としても個人としても両方の強さを兼ね備えていました。
 わかりやすかったのがフッキですよね。
Jリーグ時代に見せていた「王様プレー」で日本を蹴散らしてくるのかと思いきや、全然そうじゃない。守備になれば自陣まで戻り、チームのために汗をかき続ける大人の姿にビックリしました。なにせここは選手層が(たぶん)世界で一番厚いであろう代表チームですから。献身的に守備をしないと、フッキですらあっさり「だったら、いらないよ」と言われてしまうんでしょうな。おそるべし、セレソンの選手層。
 あとはブラジルのシステムや戦術うんぬんよりも、局面での個人の技術の高さに舌を巻きました。
縦に入ったときのボールの収め方であったり、トラップする際にボールを取れない場所に置く技術が抜群にうまい。シンプルなことなんですが、この技術が当たり前のように高いので、日本の選手がちゃんと身体を寄せていたり、身体をぶつけていても、ボールが取れないんですよ。ボールを失わない技術の重要性をあらためて認識させてもらいました。
 日本の立ち上がりは良かったですし、フランス戦の反省を生かそうとする姿勢も感じられました。あの最初のチャンスを決めていれば・・・というのはあります。でもそこをきっちり決めてきたところにブラジルとの差だったわけですし、そこから力の差もハッキリと出て来ました。得点後の試合運びも、実に効率のいい戦い方をしていました。うーん、強かったですわ。恐れ入りました。
おまけ。
入場前の待機列でフッキさんを見つけて、会話を交わす中村さん。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
欧州遠征前、「フッキは俺のこと、覚えているのかな?」と若干不安顔だった憲剛選手ですが、この様子を見る限り、海南の牧と豊玉の岸本みたいな「ゴメン、誰だっけ君?」という対応はされてなかったようです・笑。
さて週末は川崎フロンターレ対ガンバ大阪戦です。
中村選手、遠藤選手、今野選手と欧州遠征でスタメンで出てた3人がそろい踏みするというのはすごい巡り合わせな気がします。上位対決ではありませんが、注目を浴びるカードになるといいですね。
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フランス戦。

 フランス戦を簡単に。
 
後半の終盤は、お互いにメンバー交代も活発にしたいわゆる「親善試合モード」でしたから、香川選手の決勝弾も、CKのマーキングもちょっとあやふやになっていた中でのカウンターでした。それでも敵地で0-0のまま終盤まで粘っていたわけですし、最後まで勝ちにこだわる部分を出した結果でもあります。そこは評価していいのではないでしょうか。
 試合全体に関していると、敵地で真っ向勝負をすると、こういう展開になるのか、と。
予想以上に、押し込まれました。いや、本当に。正直、もうちょっと渡り合えるかな、とは思っていたのですが、これだけ劣勢とは・・・ボールを持った方が、あれだけ速く正確なパスをズバズバ回してくると、守備側(日本)はボールの奪いどころも定められず、防戦一方にならざるを得ません。逆に、風間監督が言っているのはこういうサッカーのことなのかな、とか思って観てしまいましたが。
 そして守備側が必死で頑張れば、簡単にゴールを割られることがないのもサッカーです。日本守備陣はよく我慢し続けてましたし、川島選手のビッグセーブにも助けられました。こういう試合展開を敵地で体験して勝ったという経験は、日本の選手にとって後々必ず活きるのではないかと思います。
 逆にフランス目線でいうと、圧倒的にゲームを支配して決定機も作り続けたのに負けたわけです。フランス国民の反応はよく知りませんが、1点も取れなかったわけで、「決定力不足だ!このサッカースタイルじゃダメだ」と全否定してヒステリックに騒ぐ人もいるのかもしれませんね。そう思うと、面白いですが。
 さて。
守備陣は自信をつけた試合だったと思いますが、攻撃陣はいい打開策が見つけられず、今後の起用を再考せざるを得ない内容でした。
 まず、相手があれだけ分厚い攻撃を仕掛けてきて、後手を踏み続けると、ワントップで起用されたハーフナー選手がもう少し敵陣で時間を作ってくれないと、チームとして苦しいですね。
 アジア相手で押し込んでいる展開では、前線でかなりの脅威を与える武器となるハーフナー選手ですが、このレベルの相手になると、ロングボールに競り勝てない、足元に収まらない、裏の抜け出しもない・・・のでは、彼を最前線に置くメリットは少なくなってしまう。
 憲剛選手はトップ下ではなく、ボランチではなくトップ下起用でした。ハイプレッシャーの相手の前に中盤で思うようにボールを持たせてもらず、持ち味も出せません。後半は、遠藤選手と憲剛選手が中盤の近い位置でボールを動かして、そのパスを香川選手が守備の間で受けて、前を向いて仕掛けるというプレーが出始めたのですが、後半15分で交代となってしまいました。
 あと気になったのは、長谷部選手の試合勘の欠如ですね。
出場機会に恵まれていないことは知ってましたが、実際に試合で観てみると、テンポだったり、ボールに対する反応が鈍く、ちょっと心配になるレベル。このままの状態が続くのならば、細貝選手をファーストチョイスにする決断もありえるかもしないな、と思わされる出来でした。
 次はブラジルですね。楽しみです。
  $いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 前半20分、エリア前で粘って強引にシュートに持ち込むも、オファンス側のファウルを吹かれ、人差し指を振りながら、笑顔で「NO!NO!NO!」と主審に訴える憲剛選手。ジェスチャーも国際モードでした・笑。
 前半の早い時間でスパイクを替える場面があったので、ピッチとのポイントが合わなかったのかなと思ったのですが、スパイクが破れていたんですね。
ブログではファーストプレーで破けたと言っていたので、映像を見直してみたらキックオフ直後の15秒ぐらいのときにキャプーと接触した場面のことかもしれません。23秒ぐらいにはペナ付近で足元を気にするしぐさをしてましたから。
最後、唐突に憲剛セレクションでした・笑。
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天皇杯徳島戦。

 今日のエルゴラです。
 水曜日の天皇杯徳島戦のマッチレポートがカラー写真付き1ページで掲載されております。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 試合自体は、駆け引きが面白い試合でした。
まず川崎Fの風間監督は新布陣となる[3-3-3-1]を採用。これに対して徳島の小林監督も通常の[4-4-2]とは異なる[3-4-3]をぶつける格好となり、90分間の間にピッチ上ではいろんな攻防がありました。
 そこを掘り下げて書きたい気持ちもあったのですが、じゃあ、延長戦までもつれて120分が過ぎたロスタイムで勝敗を分かれたものは結局何だったかというと、そういうものじゃなかったんですよね、きっと。たぶんお互いの気合いだったんだろうな、と・笑。もちろん徳島もしかりで、キム選手は足をつって前線で立っているのが精一杯でしたが、彼も最後は気合いだけで戦っていました。
 ただコラムも1本書かせてもらったので、そこで3バックの考察もしております。
 風間監督は9月ぐらいから、チームのベースを理解して、個人としてスペシャルな部分を出してきた選手として田中裕介選手、井川選手を挙げています。實藤選手はその時期ケガをしていましたが、復帰後のパフォーマンスと信頼から彼もそのメンバーに含めていいと思います。柏戦の前のエルゴラにも書きましたが、風間監督は「サッカーを後ろから作ってきた」わけで、風間監督のサッカーを理解し、体現しつつあるのはこの最終ラインなわけです。
 だから、このタイミングであえて3バックを試したのも、理解度の高い彼らに対して、さらにもうワンランクレベルアップしてもらうための宿題を与えたのではないかと思っています。
 じゃあ、前線の選手はどうかというと、彼らは後ろの選手ほど成熟はしていないと思ってます。実際、3バックになっても、前線の選手はプレーをする上での影響はさほど受けてないんですよね。後ろに比べると、まだまだ高めていかないといけない部分が多い。宏矢選手がレギュラーを外されていますし、前線はまだ配置や組み合わせを含めて、競争させていくのではないでしょうか。
 そのなかでもレナトがスペシャルな部分を出し始めてきたのは好材料だと思います。右サイドから中に切れ込むドリブル一辺倒だった時期と比べると、パスとドリブルの使い分けする判断と球離れが格段に良くなり、試合を決める選手になりつつあります。背番号10にふさわしくなってきたのではないでしょうか。
 こんな感じでいろいろ考えてみると、今回の3バック導入の狙いもわかってくるのかな・・・っていうのが印象です。
さて今日の代表戦・・・憲剛選手が先発出場かもしれないですね。楽しみです。... 記事を読む