オフロスキーに川崎フロンターレが登場。

 昨日、川崎フロンターレが登場した「オフロスキー」のかぞえうた。麻生取材に行く前にバッチリ見ておきました。
 麻生グラウンドに現れて踊るオフロスキー。
その後ろでは、明日開幕してもいけるぐらいの鋭いキレ味を見せるセンターの「なかむらけんご」せんしゅ、右で、少し照れながら踊る姿がキュートな「おおしまりょうた」せんしゅ、左では、いつものスマイル全開で踊る姿に好感が持てる「ジェシ」せんしゅというトリオでした。

 実に微笑ましかったですね。
昨日の午前練習後、ジェシ選手をみかけたので「ダンス、グッドだったよ」と話しかけてみました。「ダンス?」みたいな表情をしたので、近くにあったオフロスキーのポスターを指差すと伝わったみたいでちょっと照れてました。
 大島選手にはインタビューの載っているエルゴラを渡すことに精一杯で、渡すときにオフロスキーの話題を振るのをうっかり忘れてしまい反省。
憲剛選手とはタイミングが合わなくて取材できず。オフロスキーファンだというお子さんたちもすごく喜んでくれたんじゃないでしょうか。
 ツイッター上での反応を見ていると、サッカーに詳しくないオフロスキーファンは、「なんでサッカー選手が?川崎フロンターレ?あっ、フロだから?」で、たまたま見ていたサッカーファンは「フロンターレが『また』コラボしてる!!」みたいな反応でしたね。さすがはNHK。反響がすごいですね。
そもそもですが、今回出演したオフロスキーとは、3年前からオフシーズンに行っている「いっしょにおフロんた~れ」という企画の一環でのコラボです。
例えば川崎市にある銭湯・高津湯さんは、中村憲剛選手がオフロスキーの弟分・オフロンスキーに扮して、銭湯内がその仕様になっています。
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この銭湯企画のいきさつについては川崎フロンターレプロモーション部・天野部長の特別エッセイ集「クラブ名にフロがつくのはウチだけなんです」という小冊子にまとめられてます。
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僕が構成を協力させていただきました。
例えば今回のオフロスキーとのコラボ企画までのいきさつも、どこよりも詳しく語っています。ほんの一部ですが、「なぜ憲剛選手がオフロンスキーになったのか」の部分を紹介しますね。


ピンク色のオフロスキーがいるのならば、水色のオフロスキーがいたら、オリジナリティが出る。実はNHKとの最初の打ち合わせのときに、オフロスキーを水色に変えて、顔をケンゴに変えた合成写真を忍ばせていた。そして「ン」の文字を入れた「オフロンスキー」を展開していきたいと。
ただこれにはNHK担当者が難色を示した。水色をよしとすると、いろんな色のオフロスキーが出てしまう可能性がある。そういう前例を作ってしまうわけにはいかない。しかし結局、オフロスキーとオフロンスキーが番組内で共演しないという条件付きでOKがもらえた。
 次にこのキャラクターを誰がするのか。
ここはミスター・フロンターレこと中村憲剛しかいないでしょう。実はケンゴは今年でフロンターレに入って10年目。つまり、僕と2人でいろんな取り組みを始めて10年になる。そこで「面白いことやろうよ。AmanoとKengoの爆笑企画の10年目だから、AKB10をやろうよ、オフロスキーを絡めてさ」と伝えてね。すると、ケンゴがオフロスキーの大ファンで、「子供も大好きです!オフロスキーの弟になれるの?やる、やる」と喜んでくれて、話はトントン拍子に進んでいった。ケンゴには小さい子供が2人おり、奥さんも含めてみんな「みいつけた!」の大ファン。中村家あげての企画実行完全バックアップ体制が整った。
 改めて思うけど、中村憲剛の誰にでも愛されるあのキャラクターは天性のものがある。
彼がフロンターレに入団した2003年、背番号26番の頃からその要素を持っていたし、誰に対しても親しげな性格は変わっていない。新人時代の商店街回りから年配者から親しげに話しかけられていたし、サポーターからは早くも「ケンゴ」と下の名前で呼ばれていた。自然に人を引きつける力があるんだろうね。
僕の企画に協力してもらうときも、たまに「アマノ企画はこわいよー」と言いってくるけど、目的と理由をこちらが説明すればちゃんとやってくれる。それにクラブの「長老」である彼がやると、下の世代もそれを見てしっかりとやる。「サッカー選手はサッカーだけやっていればいいわけじゃない」ということをケンゴが示してくれている。どんなにいい企画でもそれを成功させるのは体現する選手あってのもの。プロサッカークラブは強化と事業の二輪車で動いてくれる事をしっかりわかってくれているケンゴは僕のよき理解者だ。
 さて。
ケンゴ扮するオフロンスキーの登場は決まったけど、着用する水色の衣装は自分たちで製作しなくてはならない。最初はNHKの衣装部に作って欲しいとお願いしたのだけど、かなりのコストがかかることがわかった。さすがにその金額は無理だ、予算がない。
ならば、どうするか。そんなとき、フロンターレに救いの手を差し伸べてくれるのは、地域のネットワーク。フロンターレのクラブイベントをいつも助けてくれる西丸小学校・元PTAの大枝さんに相談。イッツアスモウワールドの餅つきや、ファン感謝デーのときに出店した相馬直樹監督の走馬灯アロマキャンドル企画にも協力してくれた、すごく人脈のあるお母さんだ。早速、手芸が得意なお母さんたちに声をかけて、即席の「衣装部」を結成してくれた。
採寸から型取り、縫合すべてを担当してくれて、世界にひとつしかないオフロンスキーの衣装が完成。そのクオリティの高さにケンゴも「すごく動きやすいしカッコイイ!」と大絶賛。衣装制作費もたいした額はかかわっておらず、すばらしいの一言!
 手芸を手伝ってくれたお母さんたちは、サッカーのことは全然知らないし、フロンターレの試合も来たことはない。今回の企画でフロンターレと触れた事でクラブに興味を持ち、2013年のフロンターレ後援会員に入会してくれた。企画を通して関わった方々がフロンターレに興味を持ってくれることほどうれしい事はない。お金だけの関係からでは生まれないものがそこにはあるから。

これ以上紹介するとあれなので、ここでやめておきます・笑。
ちなみにこの小冊子は非売品。川崎市にあるオフロンスキー仕様の銭湯・高津湯さんのすぐ横にあるフロンターレサポートショップ・鉄板焼き「縁ぐま亭(えにぐまてい)に置いてます。そこで読めるので、料理を注文している間にでもぜひ読んでみてくださいね。「もっと沢山のお店に置けばよかったー」と天野さんが悔やむほどいい出来です・笑。
天野部長は企画の本も出しているので、興味ある方はぜひどうぞ。
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そしてオフロスキーグッズってこんなたくさん出てるんすね。びっくりした!
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オフロンスキー・中村憲剛選手の本も。
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ジェシ&リョータのインタビューモロモロ。

昨日は麻生に。
一次&二次の宮崎キャンプの合間です。しかも日曜日だったので、見学者がたくさんいました。
そして練習後、ジェシ選手にインタビューさせていただきました。
サポーターだけではなく、僕らメディアに対してもいつもフレンドリーなジェシ選手。より素の様子を知るチームメートやスタッフから普段のジェシ選手について聞いてみたのですが、みんなそろいもそろって彼の人柄を大絶賛でした。さすがですね。
 憲剛選手もその一人。
「本当に人格者でしょ。一年目からこんなにサポーターの心をつかんだ外国人はジュニーニョ以来でしょ」とただただ賞賛。
そして「同い年だからわかるけど、30歳を超えてから海外で挑戦しようとする決断・・・もう、それだけでも尊敬できるよ」とも言っていました。
 挑戦ですか。
思わず「幸せな挑戦ってやつだよね・・・」と僕がボソッとつっこむと、憲剛選手はめっちゃウケてくれました(理由は「幸せな挑戦」でググってください・笑)
 インタビューでは、近況や移籍一年目の昨年を振り返ってもらいつつ、彼のサッカー哲学、そしてどんな状況でも最後まであきらめない姿勢を持つ彼の原点は何なのか。そんな人間・ジェシにも迫ってみました。彼が紡いでくれる言葉の数々に、聞いているこちらがいろいろと勇気づけられてしまうようなインタビューでした。
 ちなみにジェシ選手のインタビュー中、「通訳の中山さんはどういう存在ですか?」と聞いたところ、それを中山さんが通訳して僕に伝えてくれるわけですが、少し照れてしまうぐらいの褒め言葉を並べてました。インタビュー後にゴンさんと雑談してたら、「ジェシからあんなに面と向かって褒められることはないから・・・」と苦笑いしていました。ゴンさん、日頃からブラジル人から感謝されているんですね。
そして今日のエルゴラには大島僚太選手のインタビューが掲載されています。
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見開きという破格の扱いです。硬派なサッカー話ですので、ぜひ!... 記事を読む

フローソン。

 昨日が新聞休刊日のため、エルゴラは今日発売です。
フロンターレの練習試合レポートでは、中央大に試した[3-3-1-3]システムについて書いています。狙いについては記事を読んでもらいたいのですが、田中裕介選手やノボリの個人戦術が上がってきたことで、風間監督はここにきてさらにもう一段階、チームを発展させようとしている気がします。リーグ戦は終わってるのに、実に貪欲です・笑。
「システムに捉われるな」と風間監督はよく言ってますが、本当にそういうチームになりつつあるのではないでしょうか。
 さて。
この時期の自分はというと、今シーズンの総括原稿やらインタビューやらに追われております。
 ボリューミーな仕事ばかりなので、けっこうタフな作業です。
今季のゴールの振り返りや、いろんな集計データやランキングなどを確認する機会が多いのですが、それを通じて、知らなかった発見などもあったりして面白いです。
・・・今週はけっこう修羅場かな。
先週、天野部長のお手伝いで高津湯さんにお邪魔したとき、フロンターレ仕様のローソン、フローソンに寄ってみました。
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フロンターレのグッズもたくさん売っていました。せっかくなのでローソンとコラボしたボールペンを買ってみました。
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 ちょっとしたグッズをコンビニで買えるのはいいですね。... 記事を読む

風間フロンターレのセットプレーを考える。

 スカパー!のJ1リーグ年間ベストゴールで広島対川崎F戦の清水選手のゴールが選出されていました。コーナーキックからのボールをダイレクトで合わせた素晴らしいゴールです。
 こういうのを「決められた側」として選ばれてしまうと、「セットプレーの守りがなー」と漏らしたくなりますが、実は風間監督になってからの公式戦約30試合、セットプレーでの失点はかなり少なかったんですよね。
 ご存知のように、風間監督になってからセットプレーは全員ゾーンで守っています。最初、練習でこの守り方を見たときは「大丈夫かよ?」とヒヤヒヤしましたが、意外や意外、シーズンが終わってみれば、この守りでほとんど失点しませんでした。
 失点した試合は、このアウェイ広島戦のCK、アウェイ仙台戦のCKと、梁選手に直接決められたFK、あとはアウェイ柏戦でジョルジ・ワグネルに決められたFKぐらいでしょうか。最終節ではセットプレーのこぼれ球から横山選手に2得点を決められましたが、そのぐらいですね。ナビスコカップも含めると、セレッソ戦でFKのこぼれ球を柿谷選手に決められたのもありましたね。
 シーズン通じて考えると、確率的にはなかなか効率のいい守り方になっていると思います。セットプレーの守備というのは、受け身にならざるを得ない以上、完璧な守り方など存在しないわけですし、もちろん弱点もあります。
 11人全員でゾーンを守るので、そこを外されたエリアをうまく狙われる(広島戦のゴールがまさにそれ)、クリアした後のセカンドボールに対するケアですね。前節の清水戦も、CKのクリアボールを狙われ、小林大悟選手のシュートをポストに救ってもらう場面が2度ありましたし、セレッソ戦の2失点もそれでした。あとは前線に残さず11人全員が自陣で守るので、しのいだ後にカウンターになりにくい、っていうところでしょうか。
 守る部分に関しては、セットプレーのは合格点だったかと思います。一方で、シーズン終盤はこちらがセットプレーで面白いようにゴールを奪い始めましたからね。
あとフェアプレー賞を獲得したように、無駄なファウルで相手にセットプレーを与える場面が少なかったのもセットプレーの失点が少なかった要因でしょうね。
セットプレーを勉強したい人は、この本がオススメです。
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田中裕介のボランチ起用からわかる今シーズン。

 今日のエルゴラ。
中位同士のフロンターレ対清水戦の紙面は小さめでした。広島の優勝決定、残留争い、大分のJ1昇格と盛りだくさんでしたからね。どうぞご理解を、ってことで。
 エルゴラで書ききれなかったことを少し。
この試合のハイライトは、やはり前半途中のシステム変更にあったと思います。3バックから4バックへ。この影響を一番受けたのは右サイドのウィングバックからボランチに入った田中裕介選手でしょう。ここをちょっと詳しく書いてみようと思います。
 記者席でも、前半の途中から「田中裕介、トップ下かボランチになってない?」とざわめき始めました。前半20分ぐらいだったでしょうか。縦横無尽に動く選手ですから、最初はそれほど気にしていなかったのですが、それにしては中央にいる時間が長過ぎる。先制点が決まってからも、スタートポジションは中盤。トップ下のような位置にいる場面もあったので、最初は憲剛選手と宏希選手の3人で流動的にやっているのかなと思いましたが、聞くとボランチだったとのことです。
 この試合中のコンバートにはちょいと驚きましたね。
そもそも3バックから4バックにするのなら、田中裕介選手を右サイドバックに下げて、中央に實藤選手と井川選手、そして左サイドバックに伊藤選手の並びにスライドする形がわりと自然ですから。登里選手も前線なり中盤のサイドで生きるわけですし。しかし風間監督は、右サイドバックに實藤選手、そして中央に井川選手と伊藤選手、そして左サイドバックに登里選手というスライドを行いました。
 後ろの組み合わせよりも、相手を潰せる、あるいは真ん中を空けない選手が中盤の底に欲しかったのでしょう。そこで田中裕介選手のボランチ起用です。
 試合中に監督からの指示を受けたとき、てっきりサイドバックに入れと言われると思っていた田中裕介選手は、ボランチの指示に「思わず二度聞いてしまいましたよ」と苦笑いしてました。
 ただ彼の風間監督体制でのボランチは初めてではありません。
風間監督初陣となった広島戦でも、実はボランチにコンバートされて、憲剛選手とのダブルボランチをスタートから組んでいました。
 
 もっとも、このときは守備では中央を空けてしまいがちでしたし、ボールを保持してもすぐに憲剛選手にパスして預けるだけでした。他にも5月のナビスコカップの浦和戦、磐田戦、セレッソ大阪戦でプレーしています(セレッソ戦は後半途中からプレーし、パスミスから失点を献上)。要はどれも半年以上前です。あとは出場停止だった多摩川クラシコ前のチームの紅白戦で、Bチームのボランチをやっていたぐらいでしょうか。ボランチのプレー経験はそのぐらいだったと思います。
 しかしこの清水戦では、それこそ広島戦と比べたら、ボールを持てばグイグイ攻め上がるし、パス回しにもテンポを与え、試合の流れにも落ち着きが生まれました。なによりボランチとしての動きも格段にスムーズになっていました。
 この対応力はちょっと特筆すべきものがあるかと思います。
試合と日々の練習を通じて、彼の個人戦術と個人技術が上がっている証拠なのでしょう。なにより、田中裕介選手本人が「自分の意識も変化したし、サッカーが楽しくなってきた。まだまだ伸びると思ってやってる」と認めてますからね。
 思えば、風間監督は就任当初から、選手のポジションを固定させないことが多かったですね。
 コンバートが多いこと、そしてそれがうまく機能していなかったことに関する是非はあったかもしれませんが、行き当たりばったりで行っているのではなく、むしろ先を見越したチーム作りという過程での不具合にしか過ぎないように僕は感じてました。
(その理由の詳細は5月に書いた書評で触れてます)
書評:風間八宏の「1対21」のサッカー原論。


 「決まったポジションだけをやらせると、それがいつの間にかパターンになってしまいますし、自分の中で固定意識ができあがっているため、そこに戻りたがるのです。しかしそこに戻さないでやらせ続けると『自分』が出てきます。」
 「そういうことを経験すると、再び最初と同じポジションに戻したときでも、今までとはまったく違う、プレーの幅の広い選手になっていることがほとんどです。」
「勝つことを第一にしたポジションチェンジではなく、すべては『この選手はどこの場所でプレーすると、もっとうまくなるかな?』という育成の目的の元に試みるのが理想的ではないでしょうか。そのためにでしたら、試合を犠牲にするぐらい、私にとっては何の問題もありません」
 「チームが勝つためにどこに選手を配置するのかというよりも、いま以上に選手の才能を引き出すためにはどうすべきかに力を注ぐほうが、本当の意味での選手のためになるのではないかと感じています。」

 5月なのでずいぶん懐かしい話ですが、シーズン終盤になってから読むと、その部分がいろいろとつながってきたのではないでしょうか。田中裕介選手のボランチ対応は、その象徴だったのかもしれませんね。
 コンバートが多いといっても、憲剛選手、風間兄弟、山越選手などプレースタイルや特性を良く把握している選手はあまりいじらないことでも一貫してました。ちなみに山越選手は、もともとボランチで、筑波大入学後、風間監督のもとで左サイドバックになったコンバート組だそうです。4年間、風間監督のもとでプレーしているのですから、そこでフロンターレで再度のコンバートをトライさせるわけがありませんよね。納得です。
・・・とまぁ、長々と書きすぎました。
残るは最終節。4連勝でシーズンを終えて天皇杯にはずみをつけたいものです。
風間監督の理論に興味ある方は、どうぞ。
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ビッグスワン、初勝利。

 週末は新潟に行ってきました。
「絶対に寒い」と聞いていたため、それなりの防寒をしていきましたが、やはり寒かったですね。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 1分12敗というビックリするぐらい相性の悪いビッグスワンでの初勝利は、実に劇的でした。ロスタイムも残り何秒かというところで、レナトの左からの折り返しに、中央で待ち構えていた小林選手が落ち着いて決めた決勝弾です。記者席ではなるべく冷静に試合を見ている訳ですが、久しぶりに「おーし、きたぁぁー」と一人ガッツポーズしてしまいました。
 この決勝弾の形・・・サイドを深くえぐって中で合わせる狙いは、練習でもいつもやっているシュート練習の形ですね。
 ただ、実はこの2人による決勝弾には試合中にいろいろと伏線(?)がありました。
 まず前半に、レナトからの左の折り返しに小林選手がニアで飛び込むも、惜しくも合わずという場面がありました。そして後半40分には、憲剛選手のスルーパスに左で抜け出したレナト選手がGKとの1対1を決め切れないという場面がありました。これには、中央に走り込んでいた小林選手が「俺に出してよ!」みたいな感じで、レナトとちょっとだけ口論になったそうです。
 なので、あの決勝弾は3度目の正直、といったところかもしれませんね。レナトが突破した瞬間、ニアサイドで相手守備陣を深く引っ張った矢島選手の動きもナイスでした。
試合後、小林選手に「最後の最後に仕事をするって、どんな気持ちですか?」と聞いたら、お約束とはいえ、「最高です!」と満面の笑みで答えてくれました。去年ほどのゴールハンターぶりを見せられなかった小林選手ですが、尻上がりに調子も上がってきました。リーグ残り2試合、そして天皇杯も期待したいですね。
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 エルゴラの原稿ではコラム1本との依頼でしたので、苦戦した原因と風間監督の興味深い采配についてまとめて書いておきました。風間監督の名言付きです。
 この勝ちで順位は9位に。ようやく一桁で、かつJ1残留が確定しました。残り2試合とも勝ってどれだけ順位を上げられるか。
それにしても、残り11位のジュビロ以下が残り2節になっても残留確定ではないという混戦具合が凄いですね。次節は等々力でのラストマッチ。しっかり準備して勝利で締めくくって欲しいですな。... 記事を読む

分析クラシコ。

 明日の夜は阿佐ヶ谷で「分析クラシコ」と称したトークイベント。今季の2試合を見直したり、エルゴラを見直したりしていました。
いしかわごうオフィシャルブログ「サッカーのしわざなのだ。」
 いろいろ思い出しますね。
ピッチ上の分析が中心になりますが、それ以外のちょっとした後日談もたくさん紹介しようかと思っています。例えば、第20回の多摩川クラシコならば、試合前の夕食時、ホテルで風間監督が選手たちに見せたある試合映像の狙い、杉山選手と権田選手が交わしていたある約束・・・などなど。
他の出演者や時間との兼ね合いになるので全てを紹介するのは難しいかもしれませんが、思わず「へぇーボタン」を押したくなるような蔵出しのエピソードをたくさんできれば、と思います。
・・・へぇボタンって、例えが古いよ・笑。
もちろん、多摩川クラシコのことだけではなく、相馬監督と風間監督のそれぞれのサッカー観についても担当ライター2人がしっかり語ります。
 チケットも残り少なくなってきたようです。
ローソンでも買えますんで、迷っている方は売り切れる前にお買い求めください。
分析クラシコ
~FC東京&川崎Fライターたちのダービーマッチ~
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/per.cgi?form=2&year=2012&mon=11&day=12
出演
ライター
(FC東京)
馬場康平 
後藤勝


(川崎フロンターレ)
江藤高志
 いしかわごう


二部ゲスト 
土屋雅史(「J SPORTS」Jリーグ中継担当プロデューサー)


司会
 下田恒幸(スポーツアナウンサー)
FC東京&川崎フロンターレを取材するライター陣が今季の両チームとJリーグを振り返る。

一部 アノ川ヲ制圧シタノハ?

・ポポヴィッチ、相馬直樹が目指したサッカーとは

・19回多摩川クラシコ戦術分析&解説



二部 勝利の旗を掲げるのは?

・ 20回多摩川クラシコ戦術分析&解説

・ 風間八宏サッカー論
・ 
・FC東京のACL挑戦記録

・ 2012J1リーグ総括&残り3節の行方を予想
OPEN 18:30 / START 19:30
前売¥1,500 / 当日¥1,800(共に飲食代別)


注意:前売券はローソンチケットとロフトAウェブ予約にて発売。
ローソンチケット発売は10月18日発売[L:31486]。
ウェブ予約 10月14日より発売開始。

*ウェブ予約ご希望の方は
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/reservation/

*入場順は
1、ローソンチケットのお客様
2、ロフトAウェブ予約のお客様
3、当日券のお客様
の順番になります。

(お問い合わせ) 阿佐ヶ谷ロフトA
電話: 03-5929-3445
HP: http://www.loft-prj.co.jp/lofta/
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 天皇杯4回戦以降の予定が発表されましたね。
4回戦はNACK5で大宮戦。等々力は改修工事に入るため、ホーム開催ではないことはわかり切っていたので、問題はどこの場所でのカードになるのか。正直、大阪あたりに飛ばされるんじゃないかと思ってましたから、近場で助かりました。サポーターのみなさんもそうだと思いますが、ライターも遠征費の問題がありますから・笑。
 相手については、残留争いの渦中にいる大宮が、シーズン後の結果を受けてどういうモチベーションで天皇杯を戦うのか。正直、わかりません。今季はフロンターレが2勝してますからね。
 ちなみにここを勝つと、準々決勝は熊谷。ここも関東ですから、近場ですね。数年前に一度だけ行った事があるスタジアムです・・・やたら遠かった記憶しかない。まぁ、いいや。まず大宮に勝たなければ意味がないですから。
リーグ戦はあと3試合。そのあとにある天皇杯がどれだけ続くか。楽しみです。
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JFL時代の松本山雅FCとAC長野パルセイロのクラシコに密着したドキュメント。サポーターの描写が興味深いです。
クラシコ [DVD]/松本山雅FC、AC長野パルセイロ

¥3,990
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