「グラゼニ」&「メジャーで勝つ」

先日も紹介した、オススメの漫画「グラゼニ」。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
その最新刊2巻をあらためて。
今回の見所は、年俸1800万円・凡田の10倍、1億8000万円の打者との対決になるのかな。
あとは漫画家から野球漫画の取材を受けたり、スポーツ記者との関係が描写されたり、プロ野球界の人間関係とかもわかる漫画なので、そういうエピソードが面白いですね。プロサッカー選手とは違うプロアスリートの世界なので、ボクも読んでいて興味深いです。
巻末には、ジャイキリ・エクストラに掲載されていた「凡田ジャイキリを読む」も収録されてました。確かにタッツミーって年俸いくらぐらいなんだろ?
・・・・・中継ぎ投手といえば、サッカーブック・ソムリエいしかわごう、最近はこんな本も読みました。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
「メジャーで勝つ」
 メジャーでセットアッパーとして活躍した長谷川滋利さんの本です。
ある意味で、グラゼニを地でいっていたような方かもしれません。日本から鳴り物入りでメジャーに行ったわけではないのに、一定の成績を収めていた彼が実践していたノウハウを紹介しています。
 内容も日米のシステムの違い、頭の使い方、コンディショニング、メンタルの強化など多岐にわたっています。セットアッパーという仕事柄、チームの顔と言えるほどの大活躍ではないけれど、チームに必要とされる選手として息の長い存在であることが重要ですからね。どうやって自分をアメリカにアジャストしていったのかを主眼に語っています。
 現役時代から、自己管理や自己啓発、英語の学習法などの本を出版していた方ですからね。もちろん野球の話が中心なのですが、自分をしっかりと知ること、そして自分の戦う舞台や所属する組織をよく観察して、それにあわせた対応を実践する作業の必要性を説いています。日本でもアメリカでもプレーしたからこそ語れる内容が詰まっていました。
「サッカーブック・ソムリエがベースボールの本を紹介する」の巻でした。
グラゼニ(2) (モーニングKC)/アダチ ケイジ

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グラゼニ (1)/森高 夕次

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メジャーで勝つ―日本人ピッチャーの心技体 (ベースボール・マガジン社新書)/長谷川 滋利

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[書評]川島永嗣「準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント」

どうも。
サッカーブックソムリエ・いしかわごうです。
今回ご来店してくれたあなたに紹介するのは、いまサッカー界注目の一冊です。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 川島永嗣選手の著書「準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント」
 ついに出ましたね。日本代表守護神の本。
正直、長谷部誠選手のベストセラー「心を整える」を意識した本の作りなのかなと思ったんですよ。でもそれと比べると、読んだ感想としてはかなり硬派な作りです。
内容も、目標に向かうときに川島選手が指針としている哲学、自身の失敗と成功の経験を通じて導き出したセルフマネジメント術などをマジメに明かしていますね。「好きなミスチルの曲ベスト10」とか「オススメの本」とかのコーナーはありません・笑。
マネジメント法は10章で構成されています。
第1章 強い心をつくるためのマネジメント
第2章 プロで成功するためのマネジメント
第3章 日本代表になるためのマネジメント
第4章 海外で成功するためのマネジメント
第5章 勝てる組織をつくるためのマネジメント
第6章 強い肉体をつくるためのマネジメント
第7章 ハッピーな人生を送るためのマネジメント
第8章 経済で失敗しないためのマネジメント
第9章 スキルを磨くためのマネジメント
第10章 豊かな社会にするためのマネジメント

 自伝的な内容になっているのも特徴ですね。
高校時代や最初にプロになった大宮アルディ-ジャ時代、楢崎選手の控えとして過ごした名古屋グランパス(エイト)時代、そして川崎フロンターレ時代と今のリールセ時代、そして年代別の代表、フル代表・・・・どの時代の川島永嗣が何を思っていたのか。過去の体験談やエピソードもかなり具体的で、そこもしっかり語っている印象です。
 個人的には、名古屋時代の体験談が興味深かったですね。
一年目、毎日練習で100パーセントの努力を尽くしていたが、チャンスをもらえず移籍を志願。そのときにある言葉で思いとどまり、もう一度自分を徹底的に分析し、原因究明の因数分解を繰り返したというもの。川島選手は、フロンターレ時代から、名古屋時代の経験が糧になっていると言っていましたが、試合に出れなかったことは、心の中で相当なプレッシャーや焦りになっていたのだな、と。あとは名古屋時代、秋田豊さんから強い影響を受けていたことも少し意外でした。
 フロンターレについては「アットホームなフロンターレのチームの雰囲気に触れると、最後の最後は、フロンターレに戻って恩返しをしたいという気持ちにもなる」と書いてくれているのがうれしいですね。サポーター泣いちゃいますよ、これ。
・・・とまぁ、サッカーだけに限らず、語学であったり、お金に関する考えたであったり、食生活についてであったり、とにかく彼の人生観たっぷりの内容です。一流アスリートと言われるプロサッカー選手がどういうことを考え、どういう目標を立てて行動を積み重ねているのか。長谷部選手とも違った答えが垣間見れると思いますよ。
 せっかくなので、僕自身の川島選手との思い出も少しだけ。
 川崎フロンターレの担当記者になると決まった時、楽しみのひとつになったのが川島選手の取材でした。
03年のワールドユースでビッグセーブ連発に魅了され、時間があれば当時J2だった大宮の試合に足を運ぶようになりましたし、個人的に成長を楽しみしていたGKでしたから。大宮時代には、レプリカシャツにサインをもらったこともあります。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
このときは単なるファンでしたが、取材対象として接するようになって知った川島選手は、顔なじみになれば彼の方から挨拶してくれるナイスガイで、こちらの質問にも常に真摯に答えてくれる選手でした。
例えば活躍した試合後にメディアの取材に饒舌になる選手は多いですが、その反面、負けた試合になると、話しかけにくい不機嫌な雰囲気を出す選手も少なくありません。人間だから仕方ない部分もあると僕は思っているのですが、川島選手の場合は、負けた試合の後や、失点の原因などを聞かれた時でも、敗因を分析し、感情をコントロールしながら丁寧にコメントしようとするタイプでした。本書の中でも書いてましたが、本人もそういう風に心がけているそうです。なるほどね。
 そして常に高い目標を掲げて、そこにトライする向上心も持ち続ける選手でした。
去年、フロンターレとは半年契約を結び、浪人してでも海外に挑戦する決断は難しかったと思いますが、それ以上に叶えたい目標があったということ。ベルギーではなかなか苦難続きのようですが、きっと乗り越えてくれることでしょう。
 そんなアツイ男、川島永嗣の人生観が書かれた一冊です。「オレも自分の仕事で日本代表になりたい!」と燃えている人には、たくさんのヒントが詰まっていると思いますよ。
準備する力 夢を実現する逆算のマネジメント/川島 永嗣

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日本代表激闘録 AFCアジアカップ カタール2011 [DVD]/出演者不明

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ドラクエ123の思い出。

最近、wiiで復刻された「ドラクエ123」を買おうかなーって思ってます。
ドラゴンクエスト25周年記念 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエストI・II・III…/スクウェア・エニックス

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 9月に発売された復刻版は、FC版の1、2、3と、リメイクされたSFC版1・2&3が収録されています。当時のほぼそのままで復刻されているのがポイントですね(裏技のバグも含めて残っているそうです)。だから、FC版のドラクエをまたプレーしたいんですよね。それこそFC版なんて、プレーしていたのは20年ぐらい前ですからね。
 最初にプレーしたのは、ドラクエ3でした。モロに小学生。
RPGにも全然慣れていない中だったので、当時はよくわからず、本当に大冒険って感じで進めていました。
パーティー編成も、勇者、戦士、僧侶、魔法使いの初心者丸出しであって、ロマリオまでたどり着くのも一ヶ月ぐらいかかりつつ、カンタダを瀕死になりながら倒して、ダーマではなぜか途中で転職したくなって、ベギラマぐらいまでしか覚えていない魔法使いを武闘家に転職させて失敗したりしてね・笑。ストーリーに詰まったら、友達の家に持っていって、一緒に先まで進めてもらっていたな。結局、半年ぐらいかかってクリアしたのかな。思い入れあるわー。
 ドラクエ2は、3をクリアしてからドラクエが好きになって中古ファミコンショップで買ったのかな。
攻略本も持ってなかったし、発売からだいぶたっているから雑誌に攻略情報も載ってないし、昔のゲームだから、クラスメートもプレーした記憶が曖昧なので頼りにならず、もう頼れるのは己の力のみって感じでした。サマルトリア、ムーンブルクを仲間にするだけでも相当時間がかかりましたね。
 船を手に入れてからも、ノーヒントでたどり着かなくてはならないことも多い謎解き、集団でやたら手ごわい敵、たいして戦力にならないサマルトリアの王子・笑・・・・まさかFC版の2のほうが難しかったとは思わず(それどころか、いまだシリーズ最高のゲーム難易度です)・・・・結局、自力では最後までたどり着かなかったんだよな。
 挫折した後は、ゆうていみやおう・・・・の復活の呪文の「もょもと」で進めたり(いきなりレベル48で始まる)、友達に終盤の復活の呪文を教えてもらってクリアしたの覚えているわ。そうだよ、おれFC版はちゃんとクリアしてないわ・笑。
 中学生になってからリメイクされたSFC版が発売されて、そっちのほうはクリアしたし、やり込んだのだけど、やっぱり難易度がFC版に比べると、下がっているんですよね。あの鬼のような難易度を思い出したいなーと思っているわけです。値段も4000円台とお手ごろですから。
 ただ、そもそもwii持ってないんで、wiiを中古で買おうかなーと画策中。やはりロト3部作は特別なんだな。
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[紹介本]手をつなごう

 サッカーブックソムリエ・いしかわごうに、またまた献本がありました。
 今回、献本を受けたのはこちら。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
 ミスターベガルタ・千葉直樹さんの自伝「手をつなごう」
 この本の構成に携わったエルゴラの仙台担当・板垣さんからです。ありがとうございます!
「フロンターレの話題もあるので・・・」とのことで献本いただき、拝見したのですが、確かに出てきますね。しかもちょくちょく・笑。書評はまた別に書くので、ここではサラっと触れておきますが、素敵だなーと思ったのは、千葉さんと矢野フィジカルコーチとのエピソードですね。
 千葉さんがブランメル仙台に入団したプロ一年目に出会って身体作りをしてくれたフィジカルトレーナーが、矢野さん(フロンターレのフィジカルコーチ)。そして昨年最終節の相手がフロンターレ、つまり自分のプロとしての引退試合の相手は、プロの身体を作ってくれたトレーナーのいるチームだった・・・・いいじゃないですか。深イイ話じゃないですかねぇ。
 10月にはフロンターレは仙台戦がありますからね。今度、矢野さんに少し聞いてみようかと思います。
手をつなごう/千葉 直樹

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 ありがたいことに、最近は献本していただく機会が本当に増えてます。
 献本の問い合わせや書評の依頼などは、go_ishikawa55@yahoo.co.jp まで気軽にどうぞ。
 新刊じゃなくて、発売からやや時期が過ぎた本でもOKですよ。
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暫定9位浮上。

 フロンターレは甲府に1-0で勝利。
こちらは中二日でアウェイの連戦。試合前日もサッカーバレーで調整しただけ。一方、あちらはミッドウィークに試合がなく、ホームで休養もたっぷり。でも試合はコバユウのゴールで1-0の勝利。何から何まで山形戦と似たシチューションでしたね。
小林悠選手が小瀬でデビューした水戸での特別指定選手時代についてはこちら
 これでナビスコマリノス戦も含めて、山形戦からは公式戦3勝1分。
チームは8連敗を良い教訓にできているということだと思います。思えば、今季はアグレッシブなスタイルに取り組んでいて、先制しても2点目、3点目をリスクを冒してでも取りにいく姿勢を貫いていましたが、それがときに相手に付け入る隙を与えてしまうこともあった。
ただフロンターレはもともとカウンターが得意なチームですし、リードしてからその戦いに徹すれば、そこまで大崩れはしないですから。今後は、相手との力関係であったり、試合状況を見極めて、どっちの戦い方も使い分けられるようになっていけたら、勝率のアベレージが高いチームに成長できるんじゃないかな。そうった部分は解消できる兆しが見えてきた気もしますね。
 とにかく、この直接対決に勝利した意味は大きく、16位の甲府との勝ち点差「10」になりました。残りは6試合ですから、ひとまず、残留については安心かな、これでというところ。逆にもしここで負けてれば、勝ち点は「4」に縮まったわけですからね。下のチームの動向を気にして戦いをしていくのは精神衛生上よくないですし、それがなくなった意味でも大きい勝利だったと思います。暫定ですが順位も9位に浮上しましたし、できれば昨年の5位までは巻き返したいところです。
来週は天皇杯・・・もうそんな時期ですか。
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本日の麻生取材。

 早朝、杉崎アナの「めざにゅ~卒業式」を涙ながら(←おおさげ)に見届け、明日の甲府戦に向けた取材をしてきました。
連戦時の試合前日恒例メニューとなりつつある、サッカーバレーが中心でした。歓声や笑い声の絶えない、いい雰囲気でした。例によって相馬監督もコーチ陣を差し置いて参加して、アグレッシブにプレーしてましたよ・笑。
 甲府戦に向けたポイントに加えて、日本代表に選出されたケンゴ選手には、その話題も少し聞かせてもらいました。
「まずは明日の試合がとても大事なので・・・」との前提を口にしたうえで、「ケガをしないようにしないと。前の(代表の)練習は、それで最初の二日間しかできなかったからね」とちょっと苦笑いしながら、代表の意気込みも話してくれました。
 月曜日のエルゴラで代表ネタを取り扱いますし、僕はケンゴ選手の原稿を書く予定です。どうぞお楽しみに。
 取材後は、番記者さんみんなで練習場近くの櫻屋さんでお昼ゴハン。
戻ってきたら、ちょうど選手バスが出発する時間になってました。みんなで選手バスをお見送り。
 リーグ戦も残すところ7試合・・・明日から10月ですし、秋の気配を感じながら、シーズンも残り少なくなってきたことも実感する時期になってきましたね。
 気づいたら、8月から毎日ブログ更新してました。
おかげでアクセス数もいい感じで上がっているし、頑張っている甲斐もあるってなもんです。
10月からもよろしくお願いします。
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アポロ。

♪ぼくらの生まれてくる~ずっとずっと前にはも~う アポロ11号は~月に行ったっていうのにぃ~!
・・・・いきなり歌い出してしまってすみません。昨日フロンパークをウロついていたら、場内でポルノグラフィティの「アポロ」が流れていたんですよ。懐かしいですね。ボクの青春ソングでもあります。つい口ずさんでみました。そしてブログの書き出にしてみました。
アポロ/ポルノグラフィティ

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ちなみになんでこの曲が流れていたかと言うと、宇宙服と一緒に写真が撮れるイベントをやってた関係みたいです。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
「宇宙兄弟」が映画化決定されましたからね。宇宙兄弟(1) (モーニングKC)/小山 宙哉

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 川崎フロンターレ対横浜Fマリノス戦は3対2で逆転勝ちです。
4点差をひっくり返すことはできませんでしたが、試合をひっくり返すことはできました。等々力では7月27日のナビスコ広島戦以来の勝利。等々力のミックスゾーンでもひさびさに勝ち試合の取材です。選手もみな、いつもの等々力の雰囲気が戻ってきたことを口にしていました。特にロスタイムの山瀬選手のミドルシュートはすばらしかった。木村監督は「あれはまぐれでしょ」みたいなことを言っていましたが、山瀬選手は先月のガンバ戦でも同じような位置から決めたばかりですからねぇ。
・・・とまぁ、いろいろ書きたいこともある試合だったのですが、うー、ダメだ。エルゴラの原稿執筆を終えて疲れ果てているので、ブログはこのへんで・・・。
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