昨日は等々力取材。
川崎フロンターレ対セレッソ大阪戦、残念ながら、0-1での敗戦。
試合のアレコレは、明日発売のエルゴラに書きました。
マッチレポートでは、勝負のあやとなったであろう、あるポイントについて。コラムでは、プレビューでも触れていた攻撃陣について書きました。この試合では、レナトがセレッソ大阪の五輪代表ボランチ・山口蛍選手にほぼマンマークされたわけですが、それに対してチームとしてどういう対応をしていたのか。コラムでは、そのへんを掘り下げて書いております。
負けはしましたが、個人的には、どっちに転んでもおかしくなかった試合だったと思ってます。
もう一押しあれば、等々力が爆発したのになぁ・・・・となんて思っていながらちょっと気になったのが、今季のコイントス。
開幕戦の新潟もそうでしたが、このセレッソ大阪も、キックオフ時に相手の主将がエンド変更を要求していました。雨は降っていましたが、別に強風が吹いていたわけではありません。その状況でエンド変更を要求したというのは、何らかの理由があったはず。
試合後のミックスゾーンでヨコと話せたので、それをこっそり聞いたら・笑、「監督が指示していた」とのこと。後半、フロンターレサポーターの多くが陣取るゴール裏を背にして守りたくなかった狙いがそこにあったことは、想像に難くありません。
開幕戦の新潟も含めて、後半の等々力劇場を生み出させないように相手も策を練ってきているのかもしれませんね。でもそれは相手がそれを警戒しているということでもあります。これを乗り越えていかねばなりません。
あとは・・・そうだな。
試合前にケンゴ選手の「コイントス力」に祈りを捧げましょう・笑。... 記事を読む
Author: いしかわ ごう
今日のエルゴラ。
今日のエルゴラです。
フロンターレ対セレッソ大阪戦のプレビュー、実はカラー見開きです。
プレビューでは、鳥栖戦からチームにはどういう改善が必要なのか、主に攻撃面について書きました。
コラムは2本立て。
「”らしくない堅守”が機能している理由」として、写真にもあるジェシとモリシュンのCBコンビにフォーカスしております。セレッソ側では新外国人のケンペス、ブランキーニョが写真に出ていますが、ジェシはブラジル時代に2人とマッチアップしており、そのへんもジェシには聞きました。この対戦も見どころですね。
あと本文には掲載しませんでしたが、レナトも2人のことを知っており、ともにブランキーニョとは地元が近いらしく、よく知っている選手だと話していました。
もうひとつは、初めての古巣対決となる小松選手のコラム。レナトの影に隠れていますが、明日はやってくれるでしょう。意気込みをうかがっております。
そのほか、相馬監督やケンゴ選手のコメントも掲載されているので、読み応えはあると思います。今日の仕事帰り、あるいは明日の等々力に向かう前に買って読んでください。よろしくです。... 記事を読む
ナビスコカップ鳥栖戦雑感。
ナビスコカップ鳥栖戦。
1-2での敗戦。カップ戦ですが、今季初黒星となりました。現地取材ではなく、テレビ観戦ですが、エルゴラの原稿もないので、感じたことなどをツラツラと書いてみようと思います。
システムは〔4-4-2〕。先発6人を入れ替えました。ターンオーバーと言ってよいかと思います。
小林 レナト
楠神 田坂
稲本 柴崎
森下 伊藤 ジェシ 田中裕
安藤
見どころはいろいろありますが、個人的には、小林選手とレナトの2トップ、そして最終ラインの連係に注目していました。あとはGK安藤選手のプレーを公式戦で見るのもひさびさなので、そこも楽しみでした。
ここ2試合の反省を生かしてか、前半のゲームの入り方はよかったんですよね。
序盤は、レナトの仕掛けもよく効いていたこともあり、しっかり主導権を握れていました。ボランチとCBの4人からいいボール回しをして、相手のプレスをいなしながら、後ろからもうまく攻撃のリズムを作れていました。
攻撃面では、相変わらずレナトの個人技による突破が目立ちましたが、チームとしては左サイドを起点にした大きな展開からチャンスを作っていました。
30分の楠神選手からのサイドチェンジを受けた小林選手が切り返してのシュートや、42分の左SB・森下選手のフィードから小林選手のポストプレーに走りこんだ田坂選手がシュートした場面ですね。特に森下選手のフィードは、ドリブルからのカットインが得意な小宮山選手との違いをしっかり出していたと思います。
気になったのは、2トップの小林選手とレナトの連係があまり噛み合ってなかったことかな。
守備面もまずまず。前半は、決定的なピンチも少なかったと思います。
印象に残っているのが、28分に柴崎選手が自陣でボールロストをしてショートカウンターを喰らった場面での森下選手の判断力かな。中央でボールを失って攻め込まれた瞬間、左サイドにいた森下選手が猛然と中央のボールホルダーにタックルをしかけて、見事にピンチの芽を刈り取ったんです。
自分のマークとエリアを捨ててボールにいく、勇気ある決断でした。この危機察知能力は素晴らしかったですね。あとは、何度か背後を狙われたボールや抜け出しそうな相手をジェシがしっかり対応してました。
問題は、後半です。
47分の田坂選手のミドルは惜しかったですね。楠神選手のカウンターから攻め込み、狙い済ましたシュートを放ちましたが、惜しくもポストに弾かれました。これが入っていれば、その後の試合展開は全然違っていたと思います。
後半に感じたのが、レナトが相手に封じ込められたことですね。鳥栖の守備陣のレナト対策はこうでした。最初はボールをトラップする瞬間に後ろから寄せて、レナトに前を向かせないように密着して守る。すると相手を背負いながらボールをキープしようとするので、その間にボランチが素早くプレスバックする。つまり、2人ないし3人が前後から挟み込むような形でレナトを押さえ込んできました。
それだけ人数をかけてくるならば、彼らが寄せてくるのを逆手に取って、フリックして相手をはずしてワンツーで打開などの工夫を見せればいいのですが、まだ周囲との連係が十分ではないためか、そういう選択はできていなかった印象です。
もちろん味方がレナトのサポートに入って、彼のパスコースを増やす動きをすればいいのですが、ここで効いてきたのが連戦になっている選手がいたこと。中二日ということで、後半は運動量が落ち始め、パスを預けたあとのサポートになかなか駆けつけられません。こうなると厳しいですよね。レナトの「キープ力がある」という特徴も、ただ単に「球離れが悪い」だけになってしまいますから。
そして52分に失点。
左サイドを完全に崩されて、ジェシも左に引っ張り出され、最後は中央で合わされてネットを揺らされました。さらにその10分後には、中央でのこぼれを拾われ、縦パス一本で崩され2失点目。どちらも見事に崩された形です。
ここからどう反撃していくのかに注目していましたが、得点して息を吹き返した鳥栖が、持ち味のアグレッシブなプレスを強烈にかけてきて、それを受けてしまい、なかなかうまくいきません。プレスをいなせず後方からのロングボールが多くなり、しかも今日のフロンターレの前線に高さはないため、それをことごとく相手に跳ね返されました。
ならば地上戦かと、人数をかけたショートパスをつないで崩そうとしてチーム全体が前がかりになると、その代償として前に出ていったサイドバックの裏のスペースを縦一本のロングボールで狙われ始め、ジェシがサイドのカバーに奔走する姿も目立ちました。これは去年に何度も見続けた苦しい形でもあります。
相馬監督も山瀬選手、矢島選手、小松選手と投入し、最後はかなりスクランブル体制で猛攻をかけましたが、結局、矢島選手のゴールで1点を返すのが精一杯。安藤選手の公式戦不敗記録も11試合でストップしてしまいましたね。安藤選手、後半に2回ぐらいロングスローでカウンターを狙っていましたな。
ターンオーバーによるこのテストは、苦い結果になってしまいました。
ですが結果は結果として受け止めて、今後の内容改善に努めていくしかありません。守備陣の連係はリーグ戦のメンバーに戻せば問題ないと思いますが、攻撃面は何らかの改善策を求めたいところです。特にレナトは、今後も厳しいマークにあうはずですし。
・・・・とまぁ、テレビ観戦だとモヤモヤしてしまい、つい長々と書いてしまいましたがこのへんで。
僕も気持ちを切り替えて、セレッソ戦に向けた取材をしていこうと思います。
ではでは。... 記事を読む
今日のエルゴラ。
今日のエルゴラです。
他の好ゲームを押さえて、堂々の見開きカラーをいただきました。タイトルは「川崎F、未来を示す完封」。
アウェイゲームですが、フロンターレをメインで書かせてもらいました。編集部との打ち合わせで「なんだったら、表紙でもかまいませんよ」とやんわりプッシュしておきましたが、「すみません、表紙は浦和です」とやんわりと却下されました・笑。残念。
マッチレポートを担当させてもらったことに加えて、新背番号10・レナトのコラム、そして完封を支えている「アンカー・稲本」について詳しく書いております。読み応えあると思いますので、ぜひどうぞ。
さて家に帰ってからスカパー!の録画を見直したとき、ふと手を止めてじっくり聞き入ってしまったものがあります。
それは今年から音声を拾っているコイントスの会話。この試合は西村雄一主審がさばいたのですが、試合前の中村・小笠原の両主将にはこんな感じで話しかけていました。
「(お互いに)リスペクトの心で。ときにはレフェリー(の自分)が助けてもらうこともあるかもしれませんが、よろしくお願いします。それでは憲剛さん、(コインの裏表は)どちらがいいですか?」
試合前にどういうコミュニケーションを取るかは、審判によってスタイルがありますからね。西村さんはこんな感じなのかー、さすがにスマートだなぁ、と興味深く見てしまいました。シーズン通じて見ていると、それぞれの主審のキャラクターもわかってきそうで面白そうですね。
明日は、ナビスコカップのアウェイ・鳥栖戦。
僕は現地取材は欠席です。見どころも多そうだし、ベアスタ、ひさびさに行きたかったですけどね。スカパー!で試合を観戦しながらあーだこーだ言おうと思ってます。
スカパー!観戦される方は、エルゴラ選手名鑑もお供にどうぞ。
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カシスタ取材。
昨日は、カシマスタジアムで取材。
雨が降り、風が吹いて寒かったー。鹿島にとっては、ホーム200勝のかかった開幕戦でしたが、試合はフロンターレが1-0で勝利。レナトのFKで決めたゴールで先制し、後半はガチッとカギをかけて、開幕戦に続き完封しました。
注目のジュニーニョに対しては、フロンターレサポーターから試合前に何度も拍手がおきましたね。
これはフロンターレの流儀ですな。ただ当然、試合中は別。ケンゴ選手と中盤で激しくぶつかり合うシーンもあり、空中で競りあった際にケンゴ選手の顔にヒジ打ちも・・・さすがにブーイングも飛んでましたが、ここのやりあいはなかなか興味深かったですね。プレーでは、前半と後半に1度ずつ決定機を作られましたが、そこは西部選手が見事なセーブで恩返し弾を阻止。ナイスです。
試合後、選手から話を聞いていて頭の中に浮かんできたのは「手堅い」、「渋い」、「我慢強さ」など、フロンターレらしからぬキーワードばかり・笑。そうだな、この守りがあと10試合ぐらい続けば、フロンターレ版のカテナチオ、略して「フロナチオ」だな・・いや、ゴロが悪すぎるのでたぶん却下だ。
個人的には、今週の練習で取り組んでいた「押し込まれた時間帯で、引きすぎずに前から守る」という新潟戦で出た課題を、チームとしても改善できていたのはよかったと思ってます。その守備内容については、明日発売のエルゴラにも書いております。
帰宅後は、寒かったのでオフロに。
フロンターレの勝利を記念して、先日購入したテルマエ・ロマエの入浴剤を使ってみました・笑。
「ルシウスが作ったお風呂の湯を再現!!」という触れ込みでしたが、普通の入浴剤ですけどね。別にタイムスリップとかもしなかったです。
機会があれば、みなさんもぜひ勝利の湯をお楽しみください。
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宇宙兄弟。
最近の楽しみ。
仕事を頑張った帰りは、本屋さんで「宇宙兄弟」の単行本を買ってるんですよ。自分へのご褒美にね。
自分へのご褒美って・・・お前は風呂あがりのOLかっ!!っていう話なんですけどね。いや、お風呂とか関係ないですけど。
ちなみに集め方はというと、一気に大人買いするのではなく、かといって1冊ずつちびちび買うのでもなく、2冊ずつペースで買ってます。ようやく8巻まで来ました。
この「宇宙兄弟」って、みんなはあまり知らないと思いますけど、すごく面白い漫画なんですよ。
・・・・いや、みんな知ってるから!めちゃくちゃ有名か!むしろ「いまさら宇宙兄弟かよ、このにわかがっ!」って感じかもしれませんけど、モーニングで最初のほうをあんまり読んでなかったので、けっこう新鮮だったりします。
そういえば、去年稲本潤一選手もオススメしてましたね。
漫画内でサラリと出てくる名言が好きだそうです。
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今日のエルゴラ。
明日の鹿島戦プレビューをカラー見開きで掲載しています。
写真には、ジュニーニョとジェシがどどんと掲載されてますが、別にジェシのことには触れてません・笑。フロンターレ側のコラムでは、「ジュニーニョとの決別。未来への意思を示す一戦」と題して、この鹿島戦の位置づけについて書いています。ケンゴ選手に「ジュニーニョとのホットラインは、まだ改善の余地があったのか?」という疑問から、あれこれ語ってもらってます。
ちなみにチームで観た鹿島のスカウティング映像では、どうやらジュニーニョのプレーはそんなにフォーカスしなかったみたいです。みんながよくわかっている選手だから過度に強調する必要はない判断したのか、それとも意図があってあえて見せなかったのか。そのへんの判断が試合でどうでるのかは、ちょっと注目ですね。ただ選手もやっぱり気になるみたいで、直接マッチアップはしない某選手から「仙台戦は観ました?ジュニーニョってどうでした?」と逆に聞かれてしまいましたけどね・笑。
本紙のプレビューでは、ピッチ上での攻守の修正面についてゴリゴリとサッカーの話を書きました。あと新背番号10のレナトに関するコラムもありますし、20台でカシマスタジアム駆けつける応援バスツアーネタも載ってます・・・と盛りだくさんです。夢がモリモり状態です。カシマスタジアムまでの移動中の読むのとかに、たぶんちょうどいいと思うので、どうぞよろしく。... 記事を読む
書評を書きました。
今月のサッカー批評でサッカー本の書評を書かせていただきました。
砂坂さんの「なでしこ つなぐ絆」です。
書評には盛り込めませんでしたが、なでしこジャパンの解説者・大竹七未さんの現役時代のエピソードなどは面白かったですね。
特集のなかでは、横浜Fマリノス前監督・木村和司さんのインタビュー「木村和司はなぜブレたのか」が興味深かったです。天皇杯敗戦後、突然の解任劇でしたからね。「優しすぎたのよ、ワシ」、「洗脳されていたのかもしれん(笑)」など、いろいろとぶっちゃけていました。
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