天皇杯4回戦、意外な注目点を挙げてみる。


 今日は天皇杯4回戦ですね。
フロンターレは等々力で湘南ベルマーレと。湘南とは、昨年にJ1の舞台で対戦してますが2戦2勝。等々力での試合は、鮮やかな逆転勝ちでした。独走ドリブルで決めた、コミの移籍後初ゴールが印象的でしたね。
 ちなみにこの試合を、湘南ベンチから見ていたというのがGKのマツこと松本選手。
彼にとっては、今季のフロンターレでの期限付き移籍が満了となり、来季の湘南復帰が決まっている状況で迎える一戦となりました。少々複雑な試合かもしれません。今週の練習後、そのへんを聞いてみると、「(湘南のこと)全部話しますよー?(笑)」と、いつものようにおどけながら、「面白くなって欲しいですね」と展望も含めて詳しく話してくれました。
 そして、勝敗に関わらず、この試合限りで退団するイッカGKコーチのラストゲームでもあります。試合前のGKのアップでは、きっとたくさんの声援を送られることでしょう。
 今日の天皇杯カードは、注目試合が多いですね。
横浜Fマリノス対松本山雅は言うに及ばず。富山まで行かないと試合を見れないというのが、ちょっともったいないところですが。
 個人的には、鹿島対京都も注目しています。
実は京都の大木監督は、甲府時代のラストゲームが07年にリーグ制覇を果たしたオリヴェイラ監督との天皇杯鹿島戦でした。試合は延長戦の末、鹿島が2-1で辛勝。試合後、大木監督となにやら話し込んでいたオリヴェイラ監督は、「降格は(甲府が)やってきた内容から見て、それに見合った最終的な結果ではない」と声をかけたと明かしていました。
 会見でも「シーズン通じたサッカーの内容のところではJ2(降格)というのは厳しすぎる。J1に残ってもおかしくない内容だったと思う。サッカーは結果を求められるスポーツなので、そういう意味では結果が伴わなかったためにJ2に落ちてしまうことになったけど、J1にもう1年いた方が面白い存在だったと思う」と甲府のサッカーをすごく褒めていたんですよね。
 ちなみにこの試合で退任となった大木監督には、会見で「これから日本のサッカー界でどんな仕事を残してしていきたいか?」という質問が出ました。
大木さんは苦笑しながら、「日本サッカーで?・・・難しい質問ですね。そんなに大それたことは言えないですよ。仕事もないので、一年間温泉に浸かってゆっくり考えたい」と話していたのですが、その数週間後、岡田監督にスカウトされて、まさかの日本代表のコーチ就任・・・・人生ってわからないもんです・笑。
 あれから4年。
大木監督が、すでに退任が決まっているオリヴェイラ監督と天皇杯で対戦するというのもなんだか不思議なめぐり合わせな気がしますね。
楽しみです。
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