アナザースカイ 棋士・羽生善治~運命は勇者に微笑む。








日テレの「アナザースカイ(another sky)」という番組に羽生善治さんが出演していました。
いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」

 感想としては将棋に詳しくない人にも羽生さんのすごさがわかる面白い内容だったと思います。
スタジオでは、今田耕司とモデルの長谷川潤とトーク。
羽生さんといえば、話題になったのが20代のときの寝癖。
今田「全国中継されてるときに、ピンと寝癖立っとんねん」
長谷川「かわいぃぃぃー」
「かわいいって」と思わずのけぞる羽生さんのリアクションにちょっとウケた。
 長谷川潤が羽生さんと6枚落ちで対局。
$いしかわごうの「サッカーのしわざなのだ。」
6枚落ちって全然ハンデになってないです・笑。
たぶん有段者といい勝負になるぐらいの手合いかな。羽生さんだったら、王様だけでも長谷川潤に勝てると思います。1手数秒で指して30手で羽生さんの勝ち。勝ってなんか申し訳ない顔をしていました。

「another sky」ではフランスで行われた国際将棋フェスティバルに密着。
 趣味であるチェスの腕前も相当なレベルの羽生さん。確か数年前には日本チャンピオンにもなっていたはず。現在の現役王者マクシム・バシェ・ラグラーブと公開対局。結果は引き分けでした・・・すごっ。森内名人もチラッと映ってましたね。
・将棋とチェスの違いについて
「将棋は詰めるまで対局する。ゴールに向かっていく感じがある。チェスは取った駒は使えず、引き分けがある。終わりをどう考えるのか。その違いがある」
 誰も見たことのない1手を目指すことを「砂山から砂金を見つける作業」に例えてました。
「可能性を避けない。青写真ってじゃないですか。40歳ならこうなっていたい、50歳のころはこうありたいとか。それよりも違うようになっていたいんですよ。想像していた以外のところにいたい。自分が今まで見たことがない手を見つける、可能性を見つける。そういう風になっていたい」
こうなりたいと思うよりも、違うところまで行ってみたい。なんかすごいですね。
 そしてラストに座右の銘を聞かれて。
「座右の銘ですか?えー、そうですねぇ。『運命は勇者に微笑む』で・・・・出典とかないです」
・・・サラッと言うあたりがよかったです。
普段、将棋に馴染みのない方にも興味を持ってもらえる内容だったと思いますね。
自分は将棋好きなので(一応有段者です)、羽生さんの本はドキュメントや対談本などもわりと読んでますが、もし将棋は詳しくないけど、興味ある方にもオススメを挙げるならば、この2冊ですね。
どうして羽生さんだけが、そんなに強いんですか?―現代将棋と進化の物語/梅田望夫

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シリコンバレーから将棋を観る―羽生善治と現代/梅田 望夫

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「指さない将棋ファン、趣味は将棋鑑賞」と話す梅田望夫さんが、同じように指さない将棋ファンに向けて、「将棋の魅力と棋士の素晴らしさ」を語っている本。将棋って全然詳しくないけど、羽生さんの強さなども伝わるように書いている良書です。
 羽生さんのスタイルをビジネスに応用したいなら、このへんかな。新書なのでサクサク読めます。
決断力 (角川oneテーマ21)/羽生 善治

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大局観 自分と闘って負けない心 (角川oneテーマ21)/羽生 善治

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サッカー元日本代表監督の岡田武史氏との対談本もあります。
勝負哲学/岡田武史 羽生善治

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