どうも、いしかわごうです。
本格将棋漫画「5五の龍」がkindle版で出ていたので、懐かしさのあまり思わず購入してしまいました。つのだじろう先生による将棋漫画です。奨励会に入会してプロを目指すというストーリーなんですけど、「本格」と銘打ってあるだけあって、描写がリアルです。
高校生のときに文庫版で読んだ覚えがあって、また久しぶりに読みたくなったんですけど、すでに絶版になっていたのかどこにも売ってません。たまにブックオフで探しましたけど、置いてないんですよ。
kindle版でダウンロードできるので、便利な世の中になったもんです。最初3巻ぐらいまで読んだんですけど、やっぱり続きが読みたくなって結局12巻まで全部ダウンロードしてしまいましたわ。
昭和の漫画なので時代を感じる描写が多いですけど、それも面白かったりします。実名の棋士やそのエピソード出てきて、この世界での名人は中原名人、田中寅彦九段が有望な四段として扱われているし、中村修九段が奨励会1級で出てきますからね。
「中村修くん」という表記は新鮮ですねぇ。
実戦の棋譜も頻繁に出てきたり、駒落ち将棋の定跡に関しても詳しく学べますね。奨励会で伸び悩んだライバルが雪山で自殺してしまう話などハードな展開もあります。羽生名人も少年時代には読んでいたそうですよ。当時の将棋界事情も垣間見れるので、将棋好きなら読んで損はない作品です。
kindle版はオススメです。
こちらは文庫版。
ではでは。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。