先週末は等々力取材。
まず「水曜どうでしょう」とのコラボイベントが大盛況でした。フロンパーク、かなりの人出でした。
(藤村Dと嬉野Dのトークショー。思いの外、サッカー談義をたくさんしてくれていました。水曜どうでしょうの裏話?そんな話をするつもりはさらさらありません、と藤村Dは笑っていた)
(ものすごい人だかりでした。遠目から写真を撮るので精一杯。ミスターと中村憲剛さんは10数年来のメル友だそうです)
(始球式前のビデオメッセージに大泉洋さんが登場。会場はどよめきと笑いに包まれました。
「なんと今日は川崎フロンターレ対北海道コンサドーレ札幌ということで、てっきりわたしはコンサドーレ札幌のホームなのかと思いきや、等々力なんですね・・・何でそこで、わたしがコメントを求められるのか、いまいちまだわかっていないんですけども、頑張れコンサドーレっていうのも何か違うんでしょうか・・・コンサドーレを応援したくもなるんですけれども、等々力なんですもんね・・・・どっちも頑張ってください!!」
・・・・約3分話してましたが、ビデオコメントであれだけ爆笑を作れる人はなかなかいません)
北海道コンサドーレ札幌戦は5-2で勝利。
この日の等々力はチケットが完売。「水曜どうでしょう」とのコラボイベント効果も大きかったと思いますが、雨にもかかわらず、観客入場者数18,960人。今季最多ですね。満員の等々力は雰囲気がありました。
今季リーグ戦では初となる3ゴール以上。それも10分で3得点という等々力劇場。そしてリーグ戦では4試合ぶりとなる勝ち点3となりました。
少しモヤモヤしていたものを吹き飛ばす勝ち方でした。
試合前、中村憲剛さんが始球式(GK)をつとめ、今季ノーゴールだった小林悠がゴールを決め、そして復帰した大島僚太が躍動する。
さらに駄目押しの5点目を決めたマルシーニョが抜けた出した姿と等々力の「いけー!」という雰囲気は、往年のジュニーニョのカウンターを思い出す圧巻さがありました。
何でしょうか、この高まる感じは。多分、映像を見ているだけでは伝わらないやつ。
試合後の鬼木監督は「自分たちのサッカーってなんだろう、というのをやれたゲームなのかなと思っています」と振り返っていましたが、かつてのフロンターレが大事にしていたものや、「どう勝つか」を思い出すような勝ち方だったと思います。
なのでレビューでは、小林悠や大島僚太についてたくさん書きました。
なお、この試合は、二人のベテランと二人の天才が試合を決定づけたと思っています。
ベテランの一人は小林悠で、天才の一人は大島僚太。そして残るベテランであり、かつ天才でもあるのが、この日2得点をあげた家長昭博です。
札幌のマンマーク戦法に苦戦した試合であり、特に前半はビルドアップの重心が重くなっていたように見えたので、そこを尋ねてみると
彼は「そんなことはなかったですね」と首を横に振りました。むしろ狙い通りだったと話してくれました。全てはこの天才の掌で
コントロールされていた試合なのかもしれません。
そしてこの日は2得点。ゴールを決めても常にクールな家長がああいう喜びを見せる場面は珍しいです。そこにどんな思いがあったのか。それが垣間見れる取材でもありました。
ラインナップはこちらです。
■「その勢いに乗っかるのは得意なので(笑)」。小林悠の生還を後押ししたもの。
■「1週間前の練習試合で45分弱。練習でもやりました」入念な準備で進めてきた橘田健人の左SB起用の狙い
■ときに強い言葉を発する大島僚太が、90分を終えて語った秘めていた思い。
■「それで後半は相手が疲れ始めたのだと思います」(家長昭博)。全てはこの天才の掌でコントロールされていたのかもしれない。
■湘南戦の大敗後に口にしていた「いま大切なこと」を示した36歳の背中に思うこと。
ミックスゾーンが復活したこともあり、独自取材もできて、レビューは10000文字を超えております。
魂込めて書きましたので、よろしくどうぞ!!!
「1/11の夢旅人2022」 (リーグ第17節・北海道コンサドーレ札幌戦:5-2)